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“フルーツみつまめ”
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やがて商店街の端にやってくると、ガラスのような入れ物に色とりどりの観点が入った丸い入れ物? が目に付く。と、
「“フルーツみつまめ”です」
そういって購入してもらったそれは、甘くほんのりハーブのような香りのする甘いシロップに、色とりどりで、口に含むと果実の香りのする寒天のようなものの入った、みつまめだった。
豆も今度は一緒に食べると、
「あ、豆がプチっとはじけて……黒蜜のような香りがする。モラセスシロップのようにも感じるかな? 僕の知っているみつまめに近い味になる」
「そうなのですか、これに似たようなものが貴方の世界のもあるのですか」
「うん。でもこれも美味しいよ」
そうマリーに僕は返して、食べ終わったのだった。
こうしてマリーに連れられて商店街の終わりまでやってくるとマリーが、
「これでいったん食レポートは終わりです」
「そうなんだ?」
「はい、春休みの宿題がこれで完成です。ありがとうございます」
「それはよかった」
「また、お願いしてもよろしいでしょうか?」
「うん、いいよ」
そういった会話をして、マリーの家に戻り、そこで目をつむってくださいと言われた僕は目を閉じると……次に目を開いた時にはいつもの僕の部屋に戻ってきていた。
そして僕は思い出す。
「夏休みの宿題の自由研究が……そうだ、異世界で食べたあの食べ物を絵にしてみよう。うん、“異世界食レポート”として!」
そう決めて僕は、夢の中で見た食べ物を、絵日記にすることにしたのだった。
~おしまい~
「“フルーツみつまめ”です」
そういって購入してもらったそれは、甘くほんのりハーブのような香りのする甘いシロップに、色とりどりで、口に含むと果実の香りのする寒天のようなものの入った、みつまめだった。
豆も今度は一緒に食べると、
「あ、豆がプチっとはじけて……黒蜜のような香りがする。モラセスシロップのようにも感じるかな? 僕の知っているみつまめに近い味になる」
「そうなのですか、これに似たようなものが貴方の世界のもあるのですか」
「うん。でもこれも美味しいよ」
そうマリーに僕は返して、食べ終わったのだった。
こうしてマリーに連れられて商店街の終わりまでやってくるとマリーが、
「これでいったん食レポートは終わりです」
「そうなんだ?」
「はい、春休みの宿題がこれで完成です。ありがとうございます」
「それはよかった」
「また、お願いしてもよろしいでしょうか?」
「うん、いいよ」
そういった会話をして、マリーの家に戻り、そこで目をつむってくださいと言われた僕は目を閉じると……次に目を開いた時にはいつもの僕の部屋に戻ってきていた。
そして僕は思い出す。
「夏休みの宿題の自由研究が……そうだ、異世界で食べたあの食べ物を絵にしてみよう。うん、“異世界食レポート”として!」
そう決めて僕は、夢の中で見た食べ物を、絵日記にすることにしたのだった。
~おしまい~
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