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第2章
昇格試験3
しおりを挟むうーん..何であんなにやる気になっているんだ?そこまで良い御褒美じゃないと思うんだけどな..
リルリアはやる気に満ちているのか、リルリアの周りの砂が舞っていた..まるで人気アニメの主人公みたいだな~
もしもの時の為に訓練場に3重に結界張っておこう。
「ナギア君!行くよ!」
リルリアは冒険者達が脱落してそこら辺に落ちている1つの剣を風魔法で飛ばしてきた...速いけど避けられるな。
「まだだよ!」
飛んできた剣は急に氷だし巨大な氷の壁を生成し迫ってきた……え?氷壁が結構な速さで迫ってきてるんだけど..
避ける事は出来そうになかったのでナギアは氷の壁を魔力を込めた拳で砕き壁の向こう側にいたリルリアを探す..しかし、リルリアの姿と気配は見つからなかった..
「えい!」
いつの間にかナギアの後ろに回り込んでいたリルリアは可愛らしい声とともに蹴りを出してきたので、ナギアは蹴りを受け止めリルリアの足を掴み強めに投げ飛ばした。
飛ばされたリルリアは空中で体勢を立て直し着地する。
「気配消すの凄く良くなったね!」
「ありがとう..でも、何で気づいたの?」
「風の流れだよ~、気配や音は消せても風の流れを乱さずに攻められる人はあまりいないからね。まだ、あるけど今は教えないよ」
「むぅ..次は剣で挑むよ!」
「さっき人の剣投げたよね......わかった!」
リルリアは鉄の剣を鞘から抜きナギアに斬りかかかる....ナギアは鉄の剣でリルリアの剣を受け止めると2人を中心に衝撃波が発生するのだった..
ギルドマスター ウボトゥア side
わしはイソーギス国冒険者ギルドのギルマスをしておるウボトゥアじゃ。
今日は噂のナギア君がAランク冒険者の昇格試験の試験官をしてくれるという事で、わしはナギア君と戦ってSランクに上がっても大丈夫だと思う冒険者を見極めるべく、観客席の方ではなく訓練場にいるのじゃが..予想以上に常識を覆されてわしはボケるところじゃった....
自由自在に飛び回る無数の火の玉、ヒュドラに似た龍の生成、木を操る見たことの無い魔法..
あの変な口調の剣士は凄い剣捌きじゃったが、あれを1歩も動かずに避けるナギア君はおかしいのじゃ..更には、死角から気配を消している冒険者にも気づいて4人纏めて倒してしまう..もう1度見れば何をしたのか解りそうじゃ。
ヒュドラの首を切り落した者もナギア君にたどり着いていたが再生した首にやられてしまったのぉ....あれは、わしでも無理じゃよ..ヒュドラの全体を見ていたが回復速度が一瞬とはどういう事なのじゃ!
......ナギア君は本当にSSSランク以上じゃな。
最後に訓練場に残っているのは、わしを含めないでリルリアちゃんとナギア君だけになった..
リルリアちゃんはナギア君と一緒に修行をしているという事もあってか、わしも気付かない程に気配を消すのが上手い..
ナギア君とリルリアちゃんは少し会話をしていたがナギア君の言葉でやる気が出たようじゃった..わしが魔力を身体に纏ってないとこの場にいるのが辛い程、リルリアちゃんは魔力を放っていたがそれはすぐに治まった..なんと!わしの目の前に結界が張られたのじゃ..ナギア君がやったのじゃろう。
わしは結界に守られながら2人の試合を見てるのじゃが、リルリアちゃんも強さはナギア君程ではないが強かった..
剣を風魔法で器用に真っ直ぐ飛ばすことでも、相当修行を積まなければならぬのに..あの速さじゃ!何とか目で追えたが、Aランク以下の冒険者が数人分かるか分からないかじゃ....更にその剣が氷の壁となるなんて....
拳で砕くナギア君も化物じゃが、その間にナギア君の後ろに回り込む速さも驚いた..
普通小さな子供の喧嘩など微笑ましい光景をする人も多いじゃろう..だが、わしの目の前の光景は過去の英雄の戦闘でも見ているかのような迫力じゃ......他のギルマスにこの話をしたいが『ボケたんですね』と言われてしまいそうじゃ..
2人は次に剣を取り出し打ち合いを始めた。
変な口調の剣士も凄い剣捌きじゃったが、2人の打ち合いは桁違いじゃった。
剣同士がぶつかる度に衝撃波が発生し訓練場の砂が舞いあがる。
2人の顔を見ると子供が遊んでいる時の楽しそうな顔で打ち合っていたのじゃ..
戦いは激しさを増していき魔法も使うようになっていった。
ナギア君は火魔法以外にもほぼ全属性の魔法が使えるらしく様々な色の玉をリルリアちゃんに放った。
リルリアちゃんは風・水・氷の順番で大きな盾を作り、そのままナギア君に飛ばした。
ナギア君は避けないで、飛んでくる大きな盾に手をかざすと大きな盾は消えた....わしはもう驚くのも疲れたのじゃ..
「うん!こんなに強くなってるんだね!やっぱり弟子が強くなるとめっちゃ嬉しいよ~」
「はぁ....けほっ..やっぱりナギア君は強いね..私の負けで良いよ....」
「まだ強い人はいっぱいいると思うよ?..リアは驚かせてくれたから1回だけ言うこと聞いてあげるよ」
「..やった!..これで......えへへ」
リルリアは力を出し切り倒れてしまうが地面に倒れ伏す前にナギアに抱えられ回復魔法をかけられた。
ナギア君とリルリアちゃんの試合は終わったそうじゃの。しかし、ナギア君は回復魔法まで使えるとは..
「ギルマス~先に言っときます。僕は余り目立ちたくないので観客席にいた人達には少しだけ幻術を掛けました。幻術の内容は今の試合の記憶を曖昧にしただけなので普段の生活に支障ないので大丈夫ですよ」
「分かったのじゃ..全くナギア君とリルリアちゃんは強すぎじゃのぉ。そういえば、学校の入学試験を受けるのじゃろ?」
「はい。あっそういえば校長先生はギルマスでしたっけ?」
「なんじゃ、知っていたのか。驚かせようと思ったのに..あの学校じゃが最近貴族のボンボンが調子に乗っておっておるから気を付けるのじゃよ?校長ではあるがギルドが忙しくて余り関われないのじゃよ..すまぬのぉ」
「ギルマスの仕事って大変なんですね。わかりました..貴族には気をつけるようにしますね。それではリアを休ませたいので僕達は先に帰りますね」
「うむ、わかった。明日にはランクも上がっておるからギルドカードの更新に来るのじゃよ」
「はーい」
ナギアはリルリアを抱えてその場から消えた。
「....わしはもう驚かぬぞ!」
Sランク昇格試験は終わりナギア達は帰ったが残されたギルマスは、今回の合格者は明日発表するとギャラリーの冒険者達に伝え合格者や不合格者の書類作成をするのだった....
======================
どうも!こんにちは
試合が終わった後はナギアの幻術魔法により冒険者達は試合の内容が曖昧になっています。
なので、ギルマスは質問攻めにあう事はありません。
ナギアとリルリアの戦闘シーンを上手く表現出来れば良いのですが難しいですね..
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