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第2章
新しい担任の先生
しおりを挟む筆記試験の結果発表が終わり早くも1週間が経った。
学園長が先生達を監視し、問題行動を起こしている先生を呼び出し面談を行ったそうで、何人かをクビにしたそうだ。
ギルドで新しく先生を募集をした所、クビにした人数より少し多めに来たそうだ。
Fクラス以外の先生はちゃんと生徒への授業を行っていたため、問題のあった先生に関しては今後の態度しだいで辞めさせるという事で決まったそうだ。
もちろん、Fクラスの担任..名前は何だったか忘れたがクビになったそうだ。学園長が言っていたのだが面接時に逆ギレして殴りかかってきたらしく、返り討ちにしてイソーギス国の衛兵に突き出したそうだ。
Fクラスの先生は新しく入った先生達の研修が終わり次第入るらしいので早くてももう1週間らしく、しばらくはいつも通りナギアが教えてくれと5年分の教科書+選択科目で配られるであろう教科書を渡されて頼まれた....学校はそれで大丈夫なのか?
よし!みんなにこの配られた教科書を1週間で叩き込んであげなきゃね!
情報処理のスキルを上手く使えば思考超加速を使っても相手の脳に負担を与えること無く教えられるし、やる気なんて幻術魔法で爆発だー!
体力的精神的に疲れても回復魔法を上手く使い分ければ余裕だね!
問題を理解してもらえなければ感覚共有と想像共有ですぐ分かるようになる。
....あれ?僕って教師向いてるんじゃないかな?
リルリアに考えている事がバレているのか、ジト目で睨まれながら教室に向かうと知らない女性が教卓の所で紙をペラペラと分けていた。
「おはようございます!」
「!?..お、おはようございます!」
ナギアが先に挨拶すると女性は気づいていなかったのか慌てて挨拶を返した。
「研修が終わり次第このクラスの担任をするミィーチャリアです。今日はFクラスの皆さんに選択科目の日程が書かれたプリントを配布しに来たんですよ」
「そうなんですね!ありがとうございます!..あっ自己紹介がまだでしたね。僕の名前はナギアと言います」
「私の名前はリルリアと言います。よろしくお願いします。」
「..聞いていたのと違いますね....御丁寧にありがとうございます。研修生として他の先生から色々学んだりしていたのですが、Fクラスの事を問題児だらけと噂を聞いていたので....すみません」
問題を起こしていない先生でもFクラスを悪く思っている人は沢山いるんだろうな~
「大丈夫ですよ、Fクラスは最初からよく思われてないのでね....まぁ、1番下と言われるクラスを作ればその上のクラスに優越感を持たせ、生徒のやる気が上げて学業を効率化でもしてるんでしょうね」
「....気に障ってしまったのならごめんなさい」
「あっ..すみません!まぁこれからの試験で頑張れば、少しは改善されていくでしょう!」
なんか、つい口走ってしまった~
僕は何を言っているのだ..
自分が言った意味を自分が1番理解できない時って誰でも経験ありますよね!..あるよね?
「おはよう!」
「おはようございます」
「..おはようです」
良いタイミングでいつもの3人がやって来てそれぞれミィーチャリア先生と挨拶を交わした。
「ふふふ、あなた達の担任になるのが楽しみになってきたわ!あとの2人が来ない子達ね....じゃあ私は戻るわ、1週間後よろしくね」
ミィーチャリア先生は僕達にプリントを渡して帰っていった。
「学園長に言われたんだけど、担任の先生が来るまでの1週間は僕が代わりを務める事になったからよろしくね!」
「私は問題無いよー」
「僕も無いです。むしろお願いします!」
「..うん、大丈夫」
「うん!では、今から5年分の教科書配るね~」
「「「え?」」」
「大丈夫だよ!気がついたら覚えていると思うから..」
「余計に怖いよ!」
「とりあえず、教師代わりだから午前は授業で午後は魔法や武術系をしようか~
あと選択科目はまだ先だから、予習用の教科書もあるからこれもやるからね~」
「..悪魔ですね....」
「魔王よりも恐ろしいですね..」
「みんな諦めて..ナギア君はやる気になると誰にも止められないから」
何でだろう、みんなからの扱いがおかしくなっている気がするんだけど......気のせいだね!
「さぁ!席に座って始めるよ!」
ナギアによる地獄の勉強会が行われるのだった..
ミィーチャリア side
私の名前はミィーチャリアと言います。
Aランクソロ冒険者として今まで頑張ってきましたが、お金も貯まってそろそろ趣味でも見つけてのんびり生活したいと思っていた頃にギルドで先生の募集紙を見つけました。
「先生というのも面白そうですね..」
私は先生として頑張ってみる事にしました。
学園長がギルマスだったので落ち着いて面接を受けることができ、無事に合格しました。
「君にはFクラスの担任をやって貰いたいのじゃ。Fクラスの前の担任は授業を1回も行わなかったからクビになった。だから、今はいないのじゃ..」
「生徒の授業の方は大丈夫何ですか?」
「うむ、ナギア君という生徒がその時教室にいた生徒に勉強を教えたから大丈夫じゃよ。あのクラスは色々と特殊じゃからな..」
「そ、そうなんですか..特殊ってどの様に特殊なんですか?」
「まずSSSランク冒険者が2人いるのじゃ」
「は!?」
SSSランク冒険者なんて、この世界に何人いるかの存在じゃないですか!
それがいきなり2人も..しかも子供が!?
「まだあるのじゃが..このクラスの生徒書類を見ておくと良いぞ。書かれていることが本当ならFクラスにいることは有り得ない者ばかりじゃ..」
「そうなんですか..」
私はその場で書類を見ることは出来なかった..宿に帰ったらじっくり見るとしよう。
「研修生の間は授業を行わない代わりに配布物とかを生徒に渡して上げて欲しいのじゃ。そうすれば、初めて授業を行う時緊張が少し解れるじゃろう」
「ありがとうございます」
私は予定表などの配布物を貰って宿に帰った。
次の日からは研修生として私よりも長くやっている先輩達に教えてもらいながら仕事を覚えていく。
「ミィー先生は何処の教室を担当されるのですか?」
「はい。Fクラス担任を任される事になりました。」
「あー、あのクラスか..問題の生徒が多いクラスだから気をつけてね」
「そうなんですか?」
生徒書類を確認したけど経歴が凄いとしか分からなかった..
学園長は問題の生徒が多いとは言ってなかったはずだが?
「成績の偽装や教師や生徒に対する暴行、学校の備品破壊など良くない噂が沢山あるクラスなんだよ」
「そ、そうなんですか..」
うーん、
ちょっと怖くなってきましたね..
明日プリントを配る時にFクラスの様子を確認しないとわかりませんね..
次の日..
私は朝早くに教室に入った..
Fクラスの教室は他のクラスより綺麗に掃除されていて快適だった。
教卓の椅子に座り今日配布するプリントを分けていると..
「おはようございます!」
え!?この2人っていつから教室にいたの!?
私は慌てて挨拶を返した。
どうやらこの2人がSSSランク冒険者のナギア君とリルリアさんのようだ....私はソロでAランクまで上がったから分かるが、この2人は強さの底が見えない....強者は確かに溢れ出る雰囲気を隠せないし隠しきれるものではない。
しかし、この2人はその雰囲気を感じさせない..本当の子供に見えてしまう程だ。
私も事前に書類を見てなかったら分からなかったと思う。
2人と話して分かったことは、教師達の噂はただの噂に過ぎなかった。
正直、ナギア君という男の子は本当に5歳なのか疑いたくなる子だった。
..この子が今まで勉強を教えていたのね....
その後、他の子達も来て会話を楽しんだ。
このクラスで教師をするという事が楽しみになってきたが、ずっと来てない生徒が気になってしまった...いつかちゃんとお話が出来ればいいのだけれど..
私は配布物を配って教室を出た。
早く仕事を覚えて生徒達と学園生活を満喫したいわね。
ミィーチャリア先生は知らなかった。
教室で鬼のような授業が行われていることを....
======================
どうも!こんにちは
コメントなどありがとうございます!
ネタバレになると思ったやつをネタバレ設定して承認しようとするのですが
毎回間違えてしまいますね..
後から変更も出来ないので
ネタバレ嫌いな人には申し訳ないです..
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