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第2章

学園祭の事前会議

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リルリアがナギアの秘密を知ってから3ヶ月程経ち学校では一大イベントが始まろうとしていた。


とある日の学園の会議室では、先生方が集まり学園祭に関する内容について話し合っていた。

「学園の外を解放して屋台を出したりしましょう。商人にも声をかければ、人も集まるでしょう」

「メインイベントはやっぱり闘技大会じゃな!じゃが問題が一つあるのじゃ」

「そうじゃい、その問題を解決しなければいけないのじゃい!」

「あー、あの生徒2人ですね..」

「え?..あの1人異常な子しか知らないのですが?」

「待ってくれ....1人異常な子は俺も知ってるぞ!俺の受け持ってる剣術科目の授業で、教えた事全部吸収してくんだよな~」

「待つのじゃ..確か、従魔契約と剣術、魔術の科目はな同じ時間帯に授業を行っているはずじゃが......」

「「「..え?」」」

「待って下さい。私達が話している生徒が違う生徒という可能性もあるので、名を出して話しましょう」

「そうじゃな..お主らが言っている生徒が違うかも知れぬしな。名前を言ってみなさい」

「「「ナギア(君)........は?」」」

学園長は額に手をあてやれやれとしていた。

「多分じゃが魔法で影を使っているのじゃろう。本物の見分け方は今のところリルリアちゃんが近くにいるかだけじゃ」

「え?ってことは俺は分身にやられたの?」

「あ、ありえません!影の魔法は黒い影しか作れないうえに操るのには集中力がとても必要なんですよ!魔力も馬鹿になりません!」

「この中で1番魔法に詳しいあなたの意見はもっともなのじゃが、ナギア君のことについては考えるのを止めなさい...常識が通用しない。わしは何度も常識を壊されたからのぉ..」

「あのー、この学園の闘技大会というものが、どういうものなのか分からない人も多いと思うので詳細を教えてくれませんか?」

「そうじゃったな、今年は新たに先生になったものが多いからのぉ。
闘技大会は生徒が今まで頑張って鍛錬してきたことを試すトーナメント方式の試合じゃよ。最初は人数が多いから30人いっぺんに行いトーナメントに進めるものを絞るのじゃ」

「へぇー、バトルロイヤルか」

「この生徒だけで行う試合の他に一般の人でも参加出来る部門もあっての、こっちは参加人数が多かったら生徒と同じような感じでやるのじゃ」

「なるほど、でも何でナギア君は問題なわけ?あともう1人か..」

「..強過ぎるからじゃよ。ナギア君ももう1人のリルリアちゃんがの....」

「..どのくらい強いか聞いても良いですか?」

「そうじゃの..わしが何百人増えても、勝てる気がしないくらいじゃな」

「学園長でギルマスのあなたでもそれ程の相手なのですか!?」

「わしからも補足するのじゃい!あの2人の従魔も2人の影響かとんでもなく強くなっておるのじゃい!」

「そういえば、従魔部門も今年からあるんですよね。2人の従魔ってどんな魔物何ですか?」

「スライムとトビウサギじゃい」

「「「「「はぁ!?」」」」」

「驚くのも無理は無いのじゃい....1ヶ月に1度従魔の育ち具合を確かめるため、わしの竜たち相手に確認する形でやっていたのじゃい。
1回目はわしの火竜が何とか勝ったのじゃが、2回目は一瞬でやられてしまったのじゃい....」

「ジャホーイ先生の火竜ってSランク程の強さじゃなかったかのぉ?」

「そうじゃい....信じられるか?
大きな竜を殴り飛ばす小さなトビウサギにブレスでもビクともしないスライムを.....
わしは鳥肌が立ったのじゃい」

「うーん、普通に出場させても良いんじゃないですか?
強過ぎるという理由でトーナメントのシード扱とかすれば文句を言う貴族や王族関係が出ると思いますし、ナギア君達のテストや授業成績のお陰で鼻が高くなりすぎた貴族などを落ち着かせる事が出来ましたしね」

「そうするかの。..そうと決まったら早速闘技場の準備をしよう。
今回はいつもより頑丈に作っていかねばの」

「「「(....ナギアとリルリアって何者!?)」」」

2人を知らない先生の殆どが疑問に思いながらも会議は続くのだった。




〇〇〇 side

「クソ!何なんだよあの島は!」

男は人間国の宿屋の一室でイラついていた。

「魔法吸収とかステータスを見ることすら出来ねぇのが多すぎだろ....だから、あそこには村とかが出来ねぇのか?..だが、帰りに見つけたダンジョンで良いもん手に入ったから良いか」

男は数ヶ月の間強い魔物の強さを奪うため、強い魔物がウヨウヨいるという島に行っていたが、相性の悪い魔物が多く帰ってきたのだ。

「っていうか、強奪しようとしたら爆発するとかなんだよ!
一発で体力8割持ってかれた時は緊急用転移石を使っちまったな..
金貯めねぇとな~、そこら辺の冒険者捕まえても全然持ってねぇからギルドで一気に金が稼げそうなのでも探すか..」

男はそのまま眠りにつくのだった....



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どうも!こんにちは

会話だらけで見ずらくなってしまいました..
すみません

今日は前回出した【助けてナギア君】と
今日出す分投稿します。
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