死んだのに異世界に転生しました!

drop

文字の大きさ
80 / 203
第2章

残像だ...

しおりを挟む



ナギアside


「..ということで数年に何個かダンジョンが生成され、ダンジョンを攻略すると普通の洞窟に変わります。例え攻略されても魔物は湧くので修行場として冒険者から使われる事が多いです。
攻略されたダンジョンは少なく、それだけ攻略が困難です。なので、見つけたりしたからといって無闇に入ったらダメですよ」

学園祭も終わり通常授業に戻った。生徒達はいつも通りの学園生活に戻り各クラスで授業を受けていた。
ナギア達Fクラスの生徒も教室ではミー先生の授業を受けていた。

教室には先生の説明する声とメモを一生懸命取る生徒のペンを走らす音だけが響いていた。
何故ここまで皆が集中して授業を受けているかというと、少しだけナギアが集中出来るように快適な教室にしたりしてるからでもある。

ダンジョン探索とかやりたいな~と思いながら話を聞いていると街の方からすごい量の魔力が集まる気配を感じ取った。リルリアも魔力に気づいたのか、魔力量に驚いてその方角を見ていた。

「ナギア君とリルリアさん?どうかしましたか?」

2人が同時に同じ方角を向いた事に何かあったのかと思ったミー先生は2人に尋ねた。

「街の方から嫌な魔力を感じたので、気になっただけです」
「魔力量がとてもでかいのでビックリしました」

魔法が存在しない前世でこんな発言をすれば「頭がおかしい子」「厨二病」と言われ注意されるだろう。しかし、魔法が存在するこの世界での先生は真面目に対応する。

「うーん、確かに魔力を感じるけど正確な強さまではわからないわね..。強い魔物が街中に現れたのなら、生徒達の安全を考慮して避難しないといけませんね。
他の先生方で気づいている人もいるでしょうから私は職員室の方に行って今後をどうするか聞いてきます」

そう言うとミー先生は駆け足で教室を出て行った。


しばらくすると、ミー先生は慌てた表情で教室に
帰ってきた。

「皆さん、冒険者ギルドからの連絡で死刑囚が化物に変わり学園方面に向かってきているそうなので、ギルドの地下の訓練所に避難します!」

先生の指示に従い荷物を片付け教室から出ようとすると、大きな魔力を感じた方角から魔力や敵意といったものが集まっていくのを感じた。
探知スキルでよく確認すると白い肉団子が学園に向けて魔法を撃とうとしている事がわかった。

「ナギア君..」

「大丈夫だよ....先生!その化物がこちらに大きな魔法を放とうとしているので衝撃に備えてください」

「え!?....ちょっと待ってください!詳しく説明を....」

ドガアァァァジリジリジリピキガガガガガ!!!

先生が説明を求める前に避難する理由となった化物が魔法を放ってきた。ナギアの結界と衝突すると威力がとんでもないのか結界がガリガリと削れていった。

「むむむ、結界数枚じゃ耐えられないか?じゃあ余裕を持って50枚追加」

学園では突然の轟音にビックリして叫び声を上げる人が沢山いた。Fクラスの生徒や先生も窓から見える禍々しい何かとぶつかった結界がどんどん割れていく光景に叫び声を上げていた。

「あー、もう長いよ!!!」

ナギアは撃ち終わらない魔法にイラつき空間魔法で空間ごと魔法を切り裂き強制的に魔法を打ち消した。

「ナギア君ありがとう」

「ちょっとめんどくさかったね..
先生!ちょっと化物何とかしてきますので、行ってきてもいいですか?」

「え?...あ、はい。ナギア君とリルリアさん気を付けてくださいね」

「「はい」」


ナギアとリルリアは気配を強く感じる方向へ急いで向う....すると、いくつか弱ってる気配の中にギルマスだと思われる人がいた。

「リアは他の生きている人の手当てと避難の手伝いをお願い。僕はギルマスのところに行ってくる」

「わかった」

リアと二手に別れてナギアはギルマスのところに向かう.....お?いたいた。


「ギルマス~大丈夫ですか?」

地面に倒れゆっくり動くギルマスに声をかけると呆れたような目で見られた。

「さっき学園を守ってくれたのはナギア君か?」

「はい。結界張って耐えようとしたんですけど、長いから空間ごと切り裂いて消しました」

ナギアは回復魔法でギルマスを完全回復させながら言うとギルマスに溜息をつかれた。

「あの魔法を切り裂くわ、上位の回復魔法を普通に使うは何なのじゃ....!?危な..」

ギルマスと話している途中にナギアの腹から触手が現れた...ように見えた。
どうやら刺される瞬間に残像を遺して避けたようだ。

「残像だ....って言ってみたかったんだよね」

ナギアはどこから来てるのかわからない触手の攻撃を普通に避けているがギルマスからはナギアの沢山の残像と触手の影が一瞬見えたようにしかわからなかった。

「よく聞くのじゃ!その触手の元がブラッドじゃ。わしとSランクの冒険者はあの化物に手も足も出ない....緊急依頼としてあの化物討伐を頼む..」

「わかりました!」

ギルマスはとても悔しそうにナギアに依頼を出した。
本当ならこんな小さな子供に任せたりせず、大人である我々冒険者や国で対処をしなくてはいけない。
確かに実力は他と比べることが出来ないほど圧倒的な強さを持っているが、まだ5歳だ...遊んでいて当たり前と言ってもいい年であり私達が守ってあげる存在なのだ。

学園長は申し訳なさがいっぱいになりながらも、ナギアに依頼を出すのだった....




======================
どうも!こんにちは

次回は戦闘ですね。


このお話ってどこまで続くんだろうと考えたら、1年はいけそうな気がしてきました....oh..
(全てのお話含めてです!)
しおりを挟む
感想 586

あなたにおすすめの小説

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。 異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。 チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!? “真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい

ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆ 気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。 チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。 第一章 テンプレの異世界転生 第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!? 第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ! 第四章 魔族襲来!?王国を守れ 第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!? 第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~ 第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~ 第八章 クリフ一家と領地改革!? 第九章 魔国へ〜魔族大決戦!? 第十章 自分探しと家族サービス

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

転生したら王族だった

みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。 レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……

処理中です...