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第2章
残像だ...
しおりを挟むナギアside
「..ということで数年に何個かダンジョンが生成され、ダンジョンを攻略すると普通の洞窟に変わります。例え攻略されても魔物は湧くので修行場として冒険者から使われる事が多いです。
攻略されたダンジョンは少なく、それだけ攻略が困難です。なので、見つけたりしたからといって無闇に入ったらダメですよ」
学園祭も終わり通常授業に戻った。生徒達はいつも通りの学園生活に戻り各クラスで授業を受けていた。
ナギア達Fクラスの生徒も教室ではミー先生の授業を受けていた。
教室には先生の説明する声とメモを一生懸命取る生徒のペンを走らす音だけが響いていた。
何故ここまで皆が集中して授業を受けているかというと、少しだけナギアが集中出来るように快適な教室にしたりしてるからでもある。
ダンジョン探索とかやりたいな~と思いながら話を聞いていると街の方からすごい量の魔力が集まる気配を感じ取った。リルリアも魔力に気づいたのか、魔力量に驚いてその方角を見ていた。
「ナギア君とリルリアさん?どうかしましたか?」
2人が同時に同じ方角を向いた事に何かあったのかと思ったミー先生は2人に尋ねた。
「街の方から嫌な魔力を感じたので、気になっただけです」
「魔力量がとてもでかいのでビックリしました」
魔法が存在しない前世でこんな発言をすれば「頭がおかしい子」「厨二病」と言われ注意されるだろう。しかし、魔法が存在するこの世界での先生は真面目に対応する。
「うーん、確かに魔力を感じるけど正確な強さまではわからないわね..。強い魔物が街中に現れたのなら、生徒達の安全を考慮して避難しないといけませんね。
他の先生方で気づいている人もいるでしょうから私は職員室の方に行って今後をどうするか聞いてきます」
そう言うとミー先生は駆け足で教室を出て行った。
しばらくすると、ミー先生は慌てた表情で教室に
帰ってきた。
「皆さん、冒険者ギルドからの連絡で死刑囚が化物に変わり学園方面に向かってきているそうなので、ギルドの地下の訓練所に避難します!」
先生の指示に従い荷物を片付け教室から出ようとすると、大きな魔力を感じた方角から魔力や敵意といったものが集まっていくのを感じた。
探知スキルでよく確認すると白い肉団子が学園に向けて魔法を撃とうとしている事がわかった。
「ナギア君..」
「大丈夫だよ....先生!その化物がこちらに大きな魔法を放とうとしているので衝撃に備えてください」
「え!?....ちょっと待ってください!詳しく説明を....」
ドガアァァァジリジリジリピキガガガガガ!!!
先生が説明を求める前に避難する理由となった化物が魔法を放ってきた。ナギアの結界と衝突すると威力がとんでもないのか結界がガリガリと削れていった。
「むむむ、結界数枚じゃ耐えられないか?じゃあ余裕を持って50枚追加」
学園では突然の轟音にビックリして叫び声を上げる人が沢山いた。Fクラスの生徒や先生も窓から見える禍々しい何かとぶつかった結界がどんどん割れていく光景に叫び声を上げていた。
「あー、もう長いよ!!!」
ナギアは撃ち終わらない魔法にイラつき空間魔法で空間ごと魔法を切り裂き強制的に魔法を打ち消した。
「ナギア君ありがとう」
「ちょっとめんどくさかったね..
先生!ちょっと化物何とかしてきますので、行ってきてもいいですか?」
「え?...あ、はい。ナギア君とリルリアさん気を付けてくださいね」
「「はい」」
ナギアとリルリアは気配を強く感じる方向へ急いで向う....すると、いくつか弱ってる気配の中にギルマスだと思われる人がいた。
「リアは他の生きている人の手当てと避難の手伝いをお願い。僕はギルマスのところに行ってくる」
「わかった」
リアと二手に別れてナギアはギルマスのところに向かう.....お?いたいた。
「ギルマス~大丈夫ですか?」
地面に倒れゆっくり動くギルマスに声をかけると呆れたような目で見られた。
「さっき学園を守ってくれたのはナギア君か?」
「はい。結界張って耐えようとしたんですけど、長いから空間ごと切り裂いて消しました」
ナギアは回復魔法でギルマスを完全回復させながら言うとギルマスに溜息をつかれた。
「あの魔法を切り裂くわ、上位の回復魔法を普通に使うは何なのじゃ....!?危な..」
ギルマスと話している途中にナギアの腹から触手が現れた...ように見えた。
どうやら刺される瞬間に残像を遺して避けたようだ。
「残像だ....って言ってみたかったんだよね」
ナギアはどこから来てるのかわからない触手の攻撃を普通に避けているがギルマスからはナギアの沢山の残像と触手の影が一瞬見えたようにしかわからなかった。
「よく聞くのじゃ!その触手の元がブラッドじゃ。わしとSランクの冒険者はあの化物に手も足も出ない....緊急依頼としてあの化物討伐を頼む..」
「わかりました!」
ギルマスはとても悔しそうにナギアに依頼を出した。
本当ならこんな小さな子供に任せたりせず、大人である我々冒険者や国で対処をしなくてはいけない。
確かに実力は他と比べることが出来ないほど圧倒的な強さを持っているが、まだ5歳だ...遊んでいて当たり前と言ってもいい年であり私達が守ってあげる存在なのだ。
学園長は申し訳なさがいっぱいになりながらも、ナギアに依頼を出すのだった....
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どうも!こんにちは
次回は戦闘ですね。
このお話ってどこまで続くんだろうと考えたら、1年はいけそうな気がしてきました....oh..
(全てのお話含めてです!)
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