死んだのに異世界に転生しました!

drop

文字の大きさ
94 / 203
第3章

フルガファダイア帝国の王

しおりを挟む



「んっ...朝か.....」

「ナギア君おはよう....ん?顔色悪いけど大丈夫?」

「ちょっと嫌な予感がするんだ...何かあった時の為、影に魔晶石送っとこうかね」

ナギアは自分が嫌な予感を強く感じた時は、このように毎回何が起こってもいいように準備をしているのだ。
夜の神の加護で危険感知の効果を受けているので危険を感じやすくなっている。ナギアはこの加護にも感謝している。


2人は午前中は外に出ずに室内で遊んだり、魔力操作で実験しながら過ごした。
そして、お昼頃になり騎士達がやって来た。

「お待たせいたしました。それでは行きましょう」

また、ディアスが馬車を引いてやって来たので2人は馬車に乗り込み城に向かった。

城の門前まで着くとディアスは門番に話をしすんなりと通ったが、門番達はナギアに嫌悪の目で見送った。

「フルガファダイア帝国の城ってめっちゃ大きいね~」

「ホントだね。イソーギス国の倍くらいあるかな?」

フルガファダイア帝国の城は住み込みで働くものや騎士団の数も多いためイソーギス国やデアトリーナ国の城の倍以上大きいのだ。

「さぁ、この部屋が謁見の間だ。粗相の内容に気をつけろよ。私はここで失礼する」

無駄に大きい扉は高さ6m幅4mの大きさで、扉の前にいた兵が力を込めながら扉を開いてくれたのでナギア達は中に入った。

「ふん、黒髪。来るまでご苦労だったな」

宝石などがあしらわれた玉座に座る1人の髭モジャな男が、ナギアとリルリアが部屋の中央まで来た辺りで2人を見下すような態度で話始めた。

予想通りの王様だな~
警備はしっかりてるのか、部屋の隅は騎士だらけだね。

壁側には騎士が縦4列で40人程立っており、王の左側の壁際には貴族っぽい高価な服装をした人が並んでいた。

「貴様の噂は我の耳に届いておる。その力を我が国の為に役立たせてやろう」

「お断りさせていただきます」

王の言葉にナギアが即答で断った事に貴族連中と騎士、そして王までもが目を見開いて驚いていた。

あれ?..断れる事くらい予想はしてなかったのかな?
早めに回答したことに驚いてるのかな?

「この無礼者め!王の言葉に従えないと言うのか!」
「これだから野蛮な冒険者は嫌なんだ!それも黒髪黒目とは気色悪い」
「王の為に働けるというのに..この糞ガキが!」

oh......すごいバッシングを受けてるよ~
どうせ自分が王の味方アピールする事で王に好印象を与えようとしてるんだろうな~

「私は欲や利益の為に相手と戦う事はしたくないです。それに、私はのんびり静かに暮したいですので断らせていただきます。
この国の人は黒髪黒目に対する印象がとても悪いので居たくないというのもありますね」

「ふん、甘い考えだ。自分が欲しいものを手に入れて何が悪い?戦争だって民のためだ!生きてる年数も少ない餓鬼に何がわかる!」

「自分の欲しいものを手に入れる事はすごいと思います。しかし、他人から奪った物なら盗賊と同じですよ?
王様や貴族様、騎士様の方が長く生きて経験も私よりはあるでしょう。
ですが、私にも善し悪しは少しは分かりますよ」

「話にならんな...グラジャ!後は任せた」

「仰せのままに。
騎士達よ計画通り対象を捕らえよ」

『はっ!』

グラジャと呼ばれた老翁は指示を出し始め、騎士達は連携のとれた動きでナギア達を包囲した。

「おいお前ら!この空間は魔法が使えないし能力低下の効果も仕込んである!痛い目見たくなければ大人しくしな!」

うん、ここまでは予定通りだと思うね。
変な結界が張られているけど、少し魔法を使いづらいのと体が少しだけ違和感を感じるだけだね~
さて、騎士達が追って来れないようにしてから逃げるか~

「対象を殺さぬ程度で痛めつけろ。行け!」

1人の騎士の掛け声で30人近くの騎士が一斉に襲ってきた。

「(リア、とりあえず騎士達を無力化して逃げるよ~)」

「(うん、わかった。本気出していいの?)」

「(城が壊れない程度だったらいいよ。もう隠さなくても良いしね)」

「(はーい!)」

ナギアとリルリアは一瞬で念話のやり取りを終え迫り来る騎士達に向き合った。

「正当防衛させてもらいますねー」

ナギアは風魔法で迫り来る騎士全員を壁に叩きつけ気絶させると残りの騎士達が驚きながらも剣を抜き歩いてきた。

「噂以上ということはわかった...が、我々を止められるか?」

「止めないので逃げてもいいですか?」

「残念ながら逃がしませんよ」

いつの間にかナギアの後ろに騎士の1人が現れ斬りかかろうとするが、剣が当たる前に壁の方に吹き飛んでいった。

「私を忘れないでね」

リアが人を蹴り飛ばすところって久しぶりに見たな~
さて、残りも倒すか

ナギアは騎士達を闇魔法で捕まえ一瞬で眠らせた。

「じゃあ帰ろうか~」

「うん!」

自慢の騎士達が子供2人にやられたことに驚いたのか王や貴族達は固まっていた。
そんな人達を置いて扉を開け出ようとしたところで後ろから気配を感じた。

「まだ、帰ってはダメじゃよ」

「..え?」

「!?..ナギア君!」

老翁に何かを投げつけられたので、結界を張って防ごうとしたが結界を通り抜けてきた。
ナギア思わず手で叩き落とした瞬間、体から力や意識を失っていく感覚に襲われ倒れるのだった....




======================
どうも!こんにちは

老翁はそれなりに動けますよ
騎士団みたいには強くありませんがね。

明日は
ゆっくり出来るかもしれないので
頑張って書きたいですm(_ _)m
しおりを挟む
感想 586

あなたにおすすめの小説

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。 異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。 チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!? “真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい

ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆ 気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。 チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。 第一章 テンプレの異世界転生 第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!? 第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ! 第四章 魔族襲来!?王国を守れ 第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!? 第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~ 第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~ 第八章 クリフ一家と領地改革!? 第九章 魔国へ〜魔族大決戦!? 第十章 自分探しと家族サービス

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

転生したら王族だった

みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。 レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……

処理中です...