死んだのに異世界に転生しました!

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第4章

筋トレと影

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ナギア side

「そろそろかな...
よし、タイムアップ!」

勇者達それぞれの状況を確認しながら、白羅君達の相手をしていた。
悪魔と戦った経験が大きかったのか、前回よりも技の鋭さが増したようにも思えた...1回も当たってないけどね。

「時間切れという事で、どんな罰ゲームにしようかな~」

「無理ゲー過ぎます...」

「じゃあ、とりあえず他の勇者達のカウントが多い上位3人分の回数 筋トレしてもらおうか~」

「うっ...はい......」

えーと、1番カウントが高い3人は...あれ?遭難組の3人だね。
あんなに気合い入って頑張っていたけど、気配感知をするという事に慣れてなかったんだね...
まぁ、気合があるなら筋トレも大丈夫でしょう!


「筋トレについて、多分心配している事もあるだろうから、その所は他の勇者達も集まったときに説明するから安心してね」

試合が終わり攻撃を1発も当てることが出来なかったせいか、白羅君達は四つん這いになって落ち込んでいた。
...もう白羅君達の実力はSSSランク冒険者に仲間入り出来る程の実力を持っているから、滅多な事が無い限りやられることはないね。

「さて、他の勇者達が終わったから白羅君達も落ち込んでないで、立ち上がりなさいな」

「...はい」

白羅君達は立ち上がり最初の位置に着くと、他の勇者達がゾロゾロと小屋から出てきた。
何故か分からないが、みんなの表情から笑顔がなく、暗い表情の者ばかりで喋るものが1人もいなかった。

「お疲れ様でした!
これでみんなのステータスには[気配感知]もしくは[気配探知]とかのスキルを取得したはずだよ。
もう気づいている人もいるけど、自分の頭上にある数値がカウントされた数値ね」

暗い表情の勇者達は僕の声に反応し、上を見上げると驚いた表情に変わり、すぐに絶望した表情に変わった。
...みんな感情表現が顔に現れやすいんだな~
僕も少しは感情を表に出せれば良いのだけれど難しいよ。


「筋トレは腹筋、背筋、スクワット、腕立て伏せ、体幹トレーニングも少しやってもらおうと思うよ。
一人一人に影を付けるから頑張ってカウント×1000回頑張ってね!

...あっ、多分人によっては美しいラインが欲しいだったり、ゴリマッチョや細マッチョになりたいと言う人がいると思うけど、そういう要望があるなら付けた影に言ってくれれば、その通りにするよ。

時間操作できる空間を作るから、自分のペースで頑張って!

少しの間、ギルマスの所に行ってくるから、何かあった時は近くの影に頼ってね」

僕は影を人数分用意した後、ずっと待っていてくれたリアを連れて、ギルマス達が集まっているマルアンダ国のギルドに転移するのだった...





白羅 side

ナギアさんは一人一人違う容姿の影を生成した後、その場から消えて何処かのギルドへ行ってしまった。

影達はそれぞれ勇者1人を捕まえた後、一定間隔を開けながら筋トレを始める位置を決め始めた。

てっきり地面の上で筋トレを始めるのかな?と思っていたら、いつの間にか地面は畳みの様なものが敷かれていた。
...ナギアさんは本当に人間なのだろうか?
魔法が存在している世界だからと考えるのを諦めていた時が多かったけど、魔法を知れば知るほど、ナギアさんのやっていることがおかしいと強く感じるようになっていった。

「さぁ!白羅君!
メインに変わってこの私が筋トレのアシストをしよう!」

「あっ、お願いします」

考え事をしていると、少し熱血な感じのオーラを放つナギアさんの影の1人がやって来た。
何度も思っているけど、こうやって影の魔法が人そっくりに出来ていたり喋ったりすることは、ありえないはずなんだよね...

「白羅君の筋トレの回数は他の勇者達のカウント上位3人の合計分だったな!
えーと、54回 53回 51回だから158セットだな!
よし!早速やっていくぞ!!!」

「うわぁ......分かりました...」

筋トレそれぞれ1000回158セットという恐ろしい数値に絶望しながらも、熱いナギアさんの影に従いながら筋トレを始めた。

「そういえば白羅君よ!
君は欲しい筋肉に要望はあるか!?
あるなら、それになるよう調整する事が可能だが?」

さすが、ナギアさんの影もおかしいほどの力を持っているみたい...

「今と変わらないようにお願いします」

「まかせろ!
筋トレが終わった後、軽く体の調子を確認してくれ。
最初は力加減が難しくなっているかもしれないからな!」

「ありがとうございます。では始めます」

僕が腹筋から始めていると、何故か横ではナギアさんの影も僕に合わせるように腹筋を始めていた。

「ん?...あぁ、言ってなかったな!
俺達影はメインと感覚を共有しているから、俺達が鍛えた事や感じたこと等全てメインにいくんだ!
メインは勇者達だけに筋トレを何万回とさせるのは何か嫌だという事で、俺達にも付いた勇者の筋トレ回数分やれと言われているんだ!
全く、全てメインが俺達の筋トレの疲労を受けるというのに、面倒臭い事をするよな。
だから、俺達はメインに勝つことが出来ないんだがな!」

確かナギアさんの影にはナギアさんの様々な性格が多重思考として入っている。だから、本当に生きている様な感じがして別人に思える。

「さぁ、やるぞ!
残り腹筋15万7997回だ!」

ナギアさんの影は気合を入れたあと、腹筋の残り回数を言った。
残り回数を言われ、本当にこの回数をやるという事に絶望しながら僕は腹筋をするのだった...





======================
どうも!こんにちは

少し補足します。
カウント数が1番少ない人は30回ほど、
カウント数が1番多いのは54回ですね。
...もしこの回数×1000回分やれと言われたら、何時間かかるでしょうね?
そして、筋肉痛で動けなくなること間違いなしです!
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