死んだのに異世界に転生しました!

drop

文字の大きさ
190 / 203
第4章

長い1日

しおりを挟む

竹中 side

俺達がナギアの修行を始めて2ヶ月が経過した...
いや、正確にはわからないが、実際は一日も経過してないだろう。
修行開始前のクラスメイト達は、
「俺も白羅達みたいに強くなって今までの俺を超える!」
「私、あんなに太ってたのに、体重が20キロも減ったの!
だから、ナギアさんに鍛えてもらえば、みんなの役に立てる!」
「ここで精神面を鍛えられれば地球に帰った後に役立ちそうだし、強くなれて一石二鳥じゃん」
「こんな臆病な僕でも、みんなを守れる力を付けられるなら頑張るよ」

それぞれ修行を終えた理想の自分を夢見てキラキラとやる気に満ち溢れていた。
しかし今では、

「一日ってこんなに長いのか...
俺って何のために強くなろうとしてったけ?」
「上級魔法に体術に剣術...
ナータリャクラ国で指導してくださった兵士の一人が自慢していたことを、今では軽くできるまで来てしまった。
Sランクの魔物程度なら素手でも倒せるかな...」
「はぁ...いつまで続くのだろうか...
こんなにキツイなら「精神面の強化もお願いします」と言わなければ...
あっ、ナギアさん!お疲れ様です!
え?精神面の強化が足りなさそうだと...いえいえ!めっちゃ足りてます!
本当ですから...待って!うわあぁぁ......」
「守られてばかりの僕が、今では飛んでくるどんな魔法も無効化できる程までに成長できた。
友達もみんな様々な方向に強くなってるから、僕も頑張らないと...いつまで続くのだろう?」

という感じになっていた。
白羅が良い方向に変わった理由がなんとなく理解できた気がする...

「さぁ、竹中。
今日は勉強を教えるぞ」

筋トレしている時も隣でしていたナギアの影は、ナギアの修行を受けると決まった後もペアとして組んでいる。
ナギアなりの配慮なのか魔物や対人、対大群(対集団)戦を想定した修行や各能力に合わせた修行などの他に、勉強というものを追加していた。
何故、異世界に来てまで勉強を強いられなければいけないのかと俺達はナギアに抗議すると

「元の世界に帰った後、こっちに来た時間と同じ時間に帰るんだよ?
帰った後すぐに授業が始まるわけだけど、君たちは授業に余裕でついていけるのかね?」

と言われてしまい俺たちは何も返せなくなった。
確かに俺たちが約1年経った後に地球に帰りすぐに授業となるとついていけるかと言われれば無理だ...
考えてみれば異世界慣れしてしまっているから普通に生活出来るかも心配だ...

「大丈夫だよ。帰ってもしっかり授業についていけるようにするから安心して!
ついさっき、地球から偶然にも皆の学校の教科書全部のデータが取れたから、紙に全部模写しといたよ!
一応僕も学校で友達に勉強を教えたことがあるから任せてよ!」

顔を下げた俺達を元気づけるためか、自信に満ちた表情で言って、いつの間に持っていたのか大量の紙束を片手に持っていた。

それから俺達は修行の終わった後には、ナギアによる授業が始まるのだった。
この授業のすごいところは、本当の校舎で授業をしていることだ...勉強をすると言い空間内で一日が経過した後に外に出ると、地球で通っていた学校と同じ校舎が建っていたのだ。
本当にナギアの無茶苦茶具合にはついていけないと改めて実感したのだった。

そして、今日という長い1日を俺達は修行して過ごすのだった...





======================
どうも!こんにちは

少しずつ勇者達の帰る準備も出来てきましたね。
あと少しという感じになってきました。

字数が少なくなってきてるのは申し訳ないです。
しおりを挟む
感想 586

あなたにおすすめの小説

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。 異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。 チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!? “真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい

ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆ 気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。 チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。 第一章 テンプレの異世界転生 第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!? 第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ! 第四章 魔族襲来!?王国を守れ 第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!? 第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~ 第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~ 第八章 クリフ一家と領地改革!? 第九章 魔国へ〜魔族大決戦!? 第十章 自分探しと家族サービス

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

転生したら王族だった

みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。 レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……

処理中です...