日常、非日常。

１

やぁ、初めまして。
君はなんて言うのかな？
ん？僕かい？
それは何の変哲もないどこにでもいる二十五歳だよ。

そんな僕の日常なんて、なんの面白さもない日常だよ。
ほら、今日も僕のところに助けを求める人が来た。
僕はそんな相談を受けてもこれといった解決策を出しているわけでもなんでもない、ただ頷いているだけでなにもしてない。
なぜ僕のところに来るのかは分からないけど、今日は僕と同じくらいの女性がきた。


｢ゆきとさんですか？私は山城しほと申します。今日はゆきとさんに相談があります。｣