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潜入捜査~その7~

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 声の方を見るとそこには、紡がいた。
「ここで何をしている紡。」
男は聞いた。
「すみません。いつもここの近道を通って市場に行くので、まさか誰か人がいると思わなくて。」
男はそれを聞いて、
「まさか、裏切り者ではないだろうな。」
「そんなことないですよ。そんなピリピリしていると胃に穴があきますよ。」
男たちは、舌打ちをして去って行った。
「ねえ、そこにいるのバレバレだよ。ユア。」
私に声をかけてきた。
「まじで、助かったよ紡。」
私たちは立ち上がって紡の所に行った。
「何してたの?こんな所で。」
不思議そうな顔をして聞いてきた。
「市場の所にいたけどこっちにも何かあるかなと思ってきたら今さっきの人達が来て、どうしたらいいから分かんなくて隠れたんだ。」
そう言うと紡は
「そっか、ここら辺初めてだもんね。気になるよな。そうだ、この前言ってた安い店を紹介するよ。」
「ありがとう!そうだ、紹介するね。私のお姉ちゃんのミア。」
「初めまして、いつも妹のユアがお世話になっています。ミアといいます。よろしく。」 
「初めまして、ユアと一緒に任務をしている紡といいます。よろしく。」
二人は握手を交わした。
「紡、ここら辺の道もついでに教えてくれない?」
「いいよ。じゃあ行こうか。」
「うん。」
私たちは紡に道も教えてもらいながら買い物をした。
 「いっぱい買い物したね。今日はありがとう紡。」
「いいよ。また一緒に買い物しようね。」
「うん、またね。」
「じゃあまた。」
私たちは買い物をして解散した。
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