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川向こう
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「誰ぞある?」
「はいどうなさいました?」
「帝のところへ入内の話がそちらの姫にどうかとまいておる」
「まぁ~そんな良い話し主人に話しますのでお待ちください」
「ではまたしてもらう」
女御が家の主人を呼びに行き戻ってきた
「これはこれは、ほんとにうちの娘をともうしておられるのか?」
「それで警備を頼まれたのだが、公達が毎日のように来るのであれば
どうしたものかと」
「それはごかです。いとこのもので関係はありません」
「家の周りの公達はおっぱらってもよいか」
「はいおねがいします」
敦盛はさっそくおもてにいる公達をおっぱらい垣根を直して
家の主人に
「これでよくなった。また見に来るのでその時は」
「はいわかりました。」
敦盛は都の警備に戻った。
左大臣家に生まれた重政は左近の少将の座についている。
帝の言いつけはなんでもやる
色々決めなきゃいけないこともあるのに。。。宮仕えも大変。
家に帰った重政と敦盛
「まったよっていくのか?」
「葵さんと会うためだ許せ重政」
「しょうがない俺と千歳の邪魔はするなよ」
「わかっておる」
お茶を持って葵がやってきた。
「おつかれさまです。どうぞお茶をお持ちしました。」
お茶菓子とお茶がおかれて
千歳がやってきて
「敦盛殿、今日もいらしたの?」
「わるいか。用事があったんだよ」
「葵にでも会いに来たんでしょ?」
「そうだよ」
お茶菓子を食べながら千歳も話に加わった。
「そうなんだ。では仲の良いを心配してのこと」
「そうだね。よく知らないけど大変みたいで入内決まってよかったね」
「そうだろう。帝が千歳に入内をと仰せになったのをおれが嫁にした」
「そうだったんだ知らなかった。」
葵もばつが悪そうにうつむき
「そういうお話は確かに来ておりましたがお父上がお断りになって」
「そうなんだ。でも入内か~」
「俺の嫁では不満か?」
「そんなことないよ」
川向こうではいつものようにいとこがやってきて千秋姫と話をして帰っていった。
姫はたたずみ通りすぎる影を見ていた。
「入内なんて無理よ」
「姫様どうしたのです」
「何でもない。見送ってただけ」
変わり者の姫はなんと断るつもり
それで毎日あーやつていとこがやってくる。
家のためとはいえそれはできない千秋は
「断ろうと思うの」
「どうしてそのような」
「家のため盛るけどなんか気乗りしないの」
「どうしてです姫様」
「父上には私から話すわ」
決まった殿方もおらず、途方に暮れていると
敦盛がやってきて父上と話している様子で
「父上私はそのような話は受けません」
「何を言うこれは家のためでもあるがお前のためでもあるんだぞ」
「わらわは入内したくない」
といいバタバタと去っていき
「どうしたものかと」
「それはこまりましたね。。。」
「どうも千秋が嫌がって」
「何とかしましょう」
と言ったもののどうしたらよいのかわからず重雅のもとへ
「今日まいたのには訳がある。どうしたらよいものか?」
「どうしたというのだ敦盛」
「川向こうの姫のことだ。」
「どうしたというのだ」
「入内を断るきだ」
「どうしてあそこの家にはよいことだろう」
「なにかあるみたいだ。」
そこへお茶を持ってきた葵
「どうぞ」
お茶を飲みながら
「話はできないのか?」
「出来る状態じゃない」
「そうなのか何とか手立てはないものか」
「俺もそれを相談に来たんだよ」
「どうしたのです?重政様」
「川向こうの姫が入内をことわる気でいるみたいで
何とかならないかと知恵を貸してくれないか」
「そうですね~どうして断るのか理由が知りたいわ
私なら入内するのに」
「そうだろう。。。」
「私が姫様みたいなお家柄ならってことですよ」
「わかってるよ。そのうち嫁にもらうつもりだ」
「敦盛さまたらっ本気にしますよ」
「してもかまわん」
「こらこらここをどこだと思っておる」
「私もいるわよ。葵」
「すいません姫様」
「川向こうの姫はどうやら断るみたいだ」
「そうなんだ 変わり者の姫だって噂だからね」
「その噂の出どころは何だ」
「噂だから幼い時はそんなこともなかったけど。。。たしか
殿方が嫌いだとか?あとは琴が苦手だと」
「琴はともかく殿方が嫌いとは困った」
「それはどうしようもないな」
「ではなぜ帝は入内をと申せなのか?」
「どうしてだろう?」
「あ~もうわからん」
といい床にだいのじになり寝転がってしまった敦盛。
葵がそばにいき
「起きて下しまし」
「そうだぞ。敦盛」
「どうしたら入内してくれるのか」
「はいどうなさいました?」
「帝のところへ入内の話がそちらの姫にどうかとまいておる」
「まぁ~そんな良い話し主人に話しますのでお待ちください」
「ではまたしてもらう」
女御が家の主人を呼びに行き戻ってきた
「これはこれは、ほんとにうちの娘をともうしておられるのか?」
「それで警備を頼まれたのだが、公達が毎日のように来るのであれば
どうしたものかと」
「それはごかです。いとこのもので関係はありません」
「家の周りの公達はおっぱらってもよいか」
「はいおねがいします」
敦盛はさっそくおもてにいる公達をおっぱらい垣根を直して
家の主人に
「これでよくなった。また見に来るのでその時は」
「はいわかりました。」
敦盛は都の警備に戻った。
左大臣家に生まれた重政は左近の少将の座についている。
帝の言いつけはなんでもやる
色々決めなきゃいけないこともあるのに。。。宮仕えも大変。
家に帰った重政と敦盛
「まったよっていくのか?」
「葵さんと会うためだ許せ重政」
「しょうがない俺と千歳の邪魔はするなよ」
「わかっておる」
お茶を持って葵がやってきた。
「おつかれさまです。どうぞお茶をお持ちしました。」
お茶菓子とお茶がおかれて
千歳がやってきて
「敦盛殿、今日もいらしたの?」
「わるいか。用事があったんだよ」
「葵にでも会いに来たんでしょ?」
「そうだよ」
お茶菓子を食べながら千歳も話に加わった。
「そうなんだ。では仲の良いを心配してのこと」
「そうだね。よく知らないけど大変みたいで入内決まってよかったね」
「そうだろう。帝が千歳に入内をと仰せになったのをおれが嫁にした」
「そうだったんだ知らなかった。」
葵もばつが悪そうにうつむき
「そういうお話は確かに来ておりましたがお父上がお断りになって」
「そうなんだ。でも入内か~」
「俺の嫁では不満か?」
「そんなことないよ」
川向こうではいつものようにいとこがやってきて千秋姫と話をして帰っていった。
姫はたたずみ通りすぎる影を見ていた。
「入内なんて無理よ」
「姫様どうしたのです」
「何でもない。見送ってただけ」
変わり者の姫はなんと断るつもり
それで毎日あーやつていとこがやってくる。
家のためとはいえそれはできない千秋は
「断ろうと思うの」
「どうしてそのような」
「家のため盛るけどなんか気乗りしないの」
「どうしてです姫様」
「父上には私から話すわ」
決まった殿方もおらず、途方に暮れていると
敦盛がやってきて父上と話している様子で
「父上私はそのような話は受けません」
「何を言うこれは家のためでもあるがお前のためでもあるんだぞ」
「わらわは入内したくない」
といいバタバタと去っていき
「どうしたものかと」
「それはこまりましたね。。。」
「どうも千秋が嫌がって」
「何とかしましょう」
と言ったもののどうしたらよいのかわからず重雅のもとへ
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「どうしたというのだ敦盛」
「川向こうの姫のことだ。」
「どうしたというのだ」
「入内を断るきだ」
「どうしてあそこの家にはよいことだろう」
「なにかあるみたいだ。」
そこへお茶を持ってきた葵
「どうぞ」
お茶を飲みながら
「話はできないのか?」
「出来る状態じゃない」
「そうなのか何とか手立てはないものか」
「俺もそれを相談に来たんだよ」
「どうしたのです?重政様」
「川向こうの姫が入内をことわる気でいるみたいで
何とかならないかと知恵を貸してくれないか」
「そうですね~どうして断るのか理由が知りたいわ
私なら入内するのに」
「そうだろう。。。」
「私が姫様みたいなお家柄ならってことですよ」
「わかってるよ。そのうち嫁にもらうつもりだ」
「敦盛さまたらっ本気にしますよ」
「してもかまわん」
「こらこらここをどこだと思っておる」
「私もいるわよ。葵」
「すいません姫様」
「川向こうの姫はどうやら断るみたいだ」
「そうなんだ 変わり者の姫だって噂だからね」
「その噂の出どころは何だ」
「噂だから幼い時はそんなこともなかったけど。。。たしか
殿方が嫌いだとか?あとは琴が苦手だと」
「琴はともかく殿方が嫌いとは困った」
「それはどうしようもないな」
「ではなぜ帝は入内をと申せなのか?」
「どうしてだろう?」
「あ~もうわからん」
といい床にだいのじになり寝転がってしまった敦盛。
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「そうだぞ。敦盛」
「どうしたら入内してくれるのか」
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