月夜と星

hitomi

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仲間

友達との別れ

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あれから1週間が過ぎてそれでもことりは相変わらず派手なまんま
「また川野さん髪の毛なんとかせんね。スカート短い。ルーズソックスは禁止。」
「すいませ~ん。地毛なんで治りませ~ん。短いですか?」
「短いね。直したら授業に出ていいよ。」
チャイムが鳴り教室に急ぐ人波をかき分けて
「先生、今日は帰ります。」
そういうと校門に向かって歩き出す。
教室の窓から大地が
「あれ~、帰るの?ちょっとまて~。」
「具合わるいから、帰る~」
海につながる道でやっと大地が追いついた。
「ことりあるくのはやっ」
「そんなことないよ。」
「海に行くの?」
「うん、なんか海見たくなって」
「つきあうよ」
「いいて、1人でいたいの。学校戻りなよ。」
「そんなこと言わないでこれでも昔東京に住んでたんだ」
「藤城くんが中学の時から一緒てゆってたけど」
「小学校まではね。俺から藤城にこえかけてきてなかよくなったの」
「ほんと藤城くんは仲は良いほうだって。」
「しかもあいつ頭よくてさ。医大目指してるて!!」
「そうなんだ。自分の将来についてもまだ決めてない。」
「自慢げに言うことじゃないだろ。」
「でもほんとだから。」
海につき堤防に座りただ眺めてるだけ
2人とも何も話さず黙ったまんま
すると、スマホがなってでるとことりの東京の女友達
「久しぶりてかまだ1週間だよ。え~マルキュウいくの~うらやましんですけど。」
「いいのあったら送るね。」
「マジありがとう。」
電話が済むのを待っていた大地が缶コーヒーを買ってきてくれて
「あつ、ちょっと大地あ~ごめん何でもない。」
「彼氏でもできた?」
「ちがうよ。友達。」
電話を切った後、ことりが
「もう~、大地」
「悪い海風冷たいから、冷えると思ってたんだ。」
「ありがとう」
頭撫でられて
「おりこうさんそれを先生の前でだせばいいんだ。」
「派手な見た目で偏見なんだよ。」
「じゃ変えてみれば先生のいうとおりに」
「かえるきない。私の個性だもん」
「まぁ、それは仕方ない。」
「そうわたししか勝たん」
「ハッハッハッハッ」
二人で海みて学校に戻ることにした
学校につくと藤城くんが仁王立ちして待ち構えて
「何しをしていた?藤井」
「ことりちゃんと海を見に行ってた」
いきなりヘッドロックされてる大地を見ながらケレケラ笑ってることりに
「お前もノートほらっちゃんと写しとけよ」
ノート見るとめっちゃわかりやすくマーカーしてたり見やすくて自分とは違うなと思った
「ありがとう助かる大地はやく教室に行こうよ」
またスマホがなりでると
「ハイもしぃ~、あぁゆり子じゃんひさしぶり
どうしたの?」
「実話言いにくいんだけど、えみのやつあんたの狙ってたエイジに手を出したみたいなの。‼ちょっと教えとこと思って」
「あぁそうなんだ。分かったありがとう。うんまたね。」
藤井くんが近づいてきて
「何の話し?いい知らせ?」
「悪い知らせ」
教室に行くと藤井くんが席に座ると
「いやぁ~、海まで遠いわ。秋の海も良かったなぁ~」
元気のないことり、そんなに過ぎてわけじゃなかったけど、なんかいい感じだったからなんかショックで。。。
さっき貸してもらったノートを書き写しながら
ボーとしてると
「ねぇことりちゃん終わった?」
「えっ、まだちょっと待って、はい終わったよ」
「マジ、サンキュ!!助かるあいつのノートで分かりやすいんだよな」
「藤井終わった?まだかよ早くしろよ』
「ホント藤城くんてエリートぽくっ見えないよね
普通すぎて草 別にエラソーでもないし。。。」
「うるさい。藤井は特別なだけ。」
「まさか二人でそういう関係BL系」
二人が声を揃えて
「そんなわけない」
「ホラいきぴったり」
「マジで違うから俺はことりちゃん一筋、運命の出会いでヤツ」
「何が運命の出会いだ。早くノート返せよ。」
「ハイハイ藤代大明神様」
なんかありそうな二人のこと興味が湧いた。
でも、エイジのことは気なっちゃう。
でもやっぱり、ムカつくよね
次の休み時間にえみに連絡してみた。
そしたらちょうど、エイジといたらしく
「二人で付き合ってんの?」
「実話、ごめんね昨日からなんだ。」
「そうなんだ。よかったね」
「さっきの大地て彼氏なん?」
「違うてゆってんじゃん。友達だよ。」
急にスマホ取られて
「どうもことりの彼氏の藤城です。」
「ちょっと何すんのよ返して」
「なかなか良い友達だな。悪いお前困ってたから」
「ありがとう。」
ことりの頭を撫でながら
「泣きたきゃ泣いてもいいんだぜ」
「今だけ藤城の胸借りるね」
「あぁいいよ」
そこへ藤井くんが現れて
「ちょっとことりちゃん何してんの~?
藤城じゃなくって俺に抱きついてくれてもいいのに」
「もう平気、化粧直してくるね」
「ことりちゃん何あったの~?」
「あいつ振られたみたいだ 気を使え」
「そんなの関係ないやろが、俺がいんのに」
呆れた顔でどこかに行ってしまった。
「ごめんね、わたしのせい。」
「大丈夫?おれがいる。」
「本気でゆってる?」
「マジだけど、その派手な見た目とか好きだし、かわいいと思うよ。」
一瞬でさっき泣いてたことが嘘みたい
嫌われるよりも、どっちかていうと好きになってもらえたことのほうが嬉しい
と思うことりだった。
「ねぇ~まってよ~」
藤井くんはあとをついてきてはなれない
そんな昼休み






























    
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