さくら🌸咲く

hitomi

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夏休み

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夏休みになりバイトの時間が増えた彩美は喜んだが
お父さんはまた学力が下がるんじゃないかと心配している
「ほんとに大丈夫なのか?休み中べんきょうさぼってたら。。。」
「サボらないよ バイトから帰ってからやるし」
「しょうがないな」
「やったシフト入れようと昼間にちゃんと勉強するし」
「わかった わかった」
彩美は部屋に戻り勉強をしだした
「お姉ちゃんこの前の参考書ありがとう」
「もういいの」 
「うん 夏休みどうするの?」
「バイトと塾かな?」
「デートとかしないの?」
「する相手いないし」
「そうなんだ」 
「なに?彩夏」
「別になんでもない モテないとか?」
「ちよっ、ちょっとまちなさい」
下からお母さんが
「なにしてるの?やめなさい」
「だってお姉ちゃんが」
「彩夏が悪い!!」
「いいのね おやつあげないわよ」
「えーなに?」
「いつものプリン買ってきたから食べよう」
「あそこのプリン好き」
「わたしも」
下に降りてリビングでプリンを食べる彩夏と彩美
「やっぱ美味しいよね」
「そうだね」
TV見ながら食べ終わると台所にゴミをゴミ箱に捨てて2階に戻った
「さあ始めるぞ」
ノートを開き教科書を見ながら問題を解く

夕方になりバイトの時間になり勉強をやめて
自転車の鍵をもち玄関で靴はきかえて
「行ってきます お母さん」
「いってらしゃい」
バイト先に向かう彩美
バイト先に先に来ていたようちゃんと会う
「おはよう ようちゃん」
「あ、おはよう彩美」
「いこうか!!」
「そうだね」
話しながらすこしあるくとバイト先
今日は洗い場からスタートの彩美
「今日洗い場でしょ?これつかって」
「ありがとう ようちゃん」
彩美はハンドクリームをもらった
ハンドクリームだったようちゃんも使っているみたいで
「少しでいいの 手に取って塗るだけ」
「ありがとう後でつかうね」
ようちゃんはホールに出てオーダーをとる
私は洗い場で皿洗い
今日はみーちゃん先輩遅いな
「遅くなりました」
「こまるよ 斎藤さん今日は遅刻ね」
「すいません」
洗い物しながら彩美は黙ってた
エプロンつけてオーダーとりに客席にいったみーちゃん先輩泣いてたように見えた
どうしたのかと思っているとみーちゃん先輩が戻ってきてオーダーを伝えると
「どうしてなんだろう?」
「どうしたんですか?先輩」
「なんでもない」
「神崎となんかあったんですか?」
「別にそんなんじゃないけど。。。」
「休憩の時に話聞きますよ」
「ありがとう」
オーダーとりにもどったみちゃん先輩
しばらくして休憩に入り裏口で待ってるとみちゃん先輩が来て
「彩美ちゃんごめんね こんなこと話すの私も初めてだから」
「どうしたんですか?」
「実話、神崎に振られちゃった」
「なんでなんですか?先輩かわいいしクラスの男子神崎のこと羨ましがって」
「そうなの?わたして人気あるんだ」
「なにが原因なんですか?」
「それがね、理由をいわないの だからわたしもわかんない」
「なんでこんな先輩かわいいのに。。。」
「いいよもう ほんとどうしたんだろ」
左手の指輪を触りながら先輩が話してくれた
「ほんとにわかんないあいつのこと」
「明日になったらまたいつもみたいに寄ってきますよ」
「そうだといいけど」
休憩も終わり、店内に戻るとようちゃんが
へまして怒られてた
「すいませんでした」
「もういいよ 今日は帰って」
「すいません」
エプロンを外して家に帰るろうとするようちゃん
「何があったの?」
「ちょっとお客さんともめて」
「それだけ」
「うん 今日はもう帰るね」
「うん」
何があったかはよく分かったオーダーとりにいったら
態度の悪いお客さんがいて
「はよしろや」
「すいません他のお客さんもいますしもう少し静かにしてもらえませんか?」
「ほなまた来るわ これでええやろ」
札束を投げつけてきた
「ちょっ、なにするんですか?」
「うるさい金は払った」
「だれか警察よんで」
ポケットのスマホをとりだすと
警察に連絡していた彩美
しばらくしてお巡りさんが来て
「お兄さんこんなとこですわんないでお店の人に迷惑だから外出て話そう」
「うるさいな~」
「お兄さんお願いだから外でよう」
「わかった外に出る」
しばらくの末にやっと外に出てくれることになって
お巡りさんと一緒にでていった
ようちゃんにline通話で話を聞くとお酒に酔ったお客さんに絡まれて
注意したら、逆ギレされて店長に帰れて言われたみたいで
そのあと警察沙汰になったことを話したら
「そんなことになってたの明日どうしようかな?」
「明日ははいってるのバイト?」
「そうだよ」
「私明日塾だし。。。」
「そうなんだ」 あ、ごめん彩美またlineするんね」
「うんバイバイ」
何があったんだろ先輩?

バイクでお迎え久しぶりに会った神崎と彩美
「お疲れ藤原、今帰り?」
「そうだよ どうしてたの?」
「バイトが忙しくってこれなかった」
「そうだったんだ」
「みーこっち」
「彩美ちゃん今終わり」
「はい」
「じゃね 彩美ちゃん」
私は自転車置き場まで生き自転車で家に帰り2人の乗ったバイクを見送った
「ただいま~」
「お帰り~ごはんは?」
「お風呂の後に食べる」
自室に行きお風呂の用意をして1階に降りてくる彩美
「今日お母さんが作ったプリンあるけど彩美も食べる?」
「うん じゃお風呂入ってくるからおいといてね」
「はいはい 冷蔵庫で冷やしとくね」
「うん ありがとう」
お風呂からでるとお母さんが用意してくれた夕飯とプリンがダイニングテーブルにおいてあり
「あたためておいたから早く食べなさい」
「はぁ~い」
食べ終わるとプリンを食べながら
「お父さん夏休みも終わりだしなんかやんない?」
「何やるんだ 子どもの頃みたいにキャンプか?」
「花火がいい」
「花火か?かってあるけどなんでわかった彩美」
「そうなんマジ!!しらなかったよ」
「今度しような 今日はダメだぞ」
「うん わかった」





















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