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hitomi

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暁と真菜夏

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「おはよう真菜夏」
「おはようあ~ちゃん」
「いよいよライブの日だね。」
「そうだね。楽しみ~今日たかしが迎えに来てくれるみたいだから伊織も来るよ。」
「そうなんだ。」
「なんか嫌そうだね断る?」
カバンからスマホを取り出したかしにかけるふり
「いいよ。」
あ~ちゃんのてをつかみ
「そう、ならいいけど。」
カバンにスマホをしまう。
教室に着くとチケット代をあ~ちゃんからもらうと
「今日の軍資金できた。」
「また頼むね。」
「うん。」

学校の帰りにあ~ちゃんと澁谷のライブハウスに
「たのしみ~」
「そうだな今日は何の曲歌うのかな?」
「なんんだろう?」
なんて言いながら番号順に並んで中に入る順番を待っていると
「どうしたの?」
「何でもない。。。」
順番が来て中に入るといつもと同じドキドキと興奮が待っていた。
ライブが始まり20分間騒ぎまくったら次のグループがまた20分間歌い
に繰り返しでも20分間の間に命を懸けて一生懸命だから応援したくなる。
綺羅との出会いもそんな感じで出会った。
たまたま言ったライブで推しなんていなかった真菜夏が心をときめかせて
見終わった綺羅のいるグループ。
終わった後にチェキとれるなんて幸せ知らなかった。
真菜夏は綺羅のファンになった。
「たのしかった。チェキどんなのとったのあ~ちゃん」
「こんなのよ。」
「かわいい良く取れてるじゃん。」
あ~ちゃんは今どきのギャル、色白で長い髪がきれいな子
あ~ちゃんの推しは優しそうな子、綺羅とは対照的一見冷たそうな見た目の綺羅。
チェキも撮り終わり帰り支度をしてると
「おちてたよ。」
チェキを拾ってくれた子がいて顔を上げると推し様で
「ありがとうございます。」
「はい渡したよ。」
あ~ちゃんの手を取って手の上に乗せると
「大事なものだから。わすれないで。」
「はい」

駅までの帰り道
「びっくりしたね。声かけてくれるなんて。」
「そうだね。なにおとしたの?」
「チェキだよ。」
駅につきホームに向かうと
ホームに電車が入ってきて
「疲れた~空いてる席ないかな?」
「あったよ。いこいこ」
「はぁ~楽しかっったけどくたくただよ。」
「慣れてない靴で足痛い」
「でもたのしい」
電車に乗ると最寄り駅までくたくたの2人
駅に着くといつものようにたかしくんがmじゅかえに来てくれて
「あれ、伊織は?」
「あいつは野暮用で来れないの」
「でも、真菜夏はどうするの?」
「いつ所に送ろ。その方が長く一緒にいれるから」
「うん。行こう真菜夏。」
「ありがとう2人も。」
「明日になったら伊織がくるからバイトいくっていってたし」
「そうなんだ。たいへんだね。すみれちゃん」
「すみれちゃんになにがあったの?」
「あ~ちゃん知り合い?」
「うん。メン地下のライブで知り合った。」
「真菜夏ちゃんも」
「そうだよ。」
「知ってたんだ。すみれちゃん倒れたらしくって入院してる。」
「そうなんだお見舞いって行けるの?」
「今は無理みたいだよ」
「そんなに悪いの?」
「うん。」
「家ここだから、じゃあ。2人ともありがとう。」
たかしの乗る原チャリで2ケツして帰っていった。

家に入り母が
「真菜夏帰ったの?」
「うん。どうしたの?お母さん」
「手を洗って着替えてね。晩御飯今できたから」
「はぁ~い」
自分の部屋に行き制服とカバンを置くと部屋着に着替えて
リビングに行くと母が用意した食事がダイニングテーブルに並べられてた。
「今日はお父さん遅くなるみたいだから早く食べましょう」
「うわっ、おれのきらいな。。。」
「だめよ。そんなこといっちゃ。」
「ちゃんとたべてね。」
食事を済ませて部屋に戻ると
スマホが鳴り出るとクロミからで
「ひさしぶりだね。どうしたの?」
「うん。実話は言いたいことがあってね。ゆきとわかれた。」
「なんでわかれたの?」
「生活違いすぎて、時間も合わないし友達に戻った。」
「そうなんだ。」
「うん。いろいろあって別れちゃったからまた遊ぼうね」
「うん。そうだね。」
何で別れたんだろう?
なかよかったのに。。。
人の不幸は蜜の味。。。なんてことばがあるけど
私は違う。お互い知らない時間にそんなことがあったなんて
しらなかった。
彼氏とまではいかないが暁のことにしても
2人の会えない時間、いろんなことがあった。

























































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