絶望した、やってやる

やみあてな

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始まり

赤い契約

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リスカの時に血を抜くようにエグるようになったのは1ヶ月ほど前。

 “血の契り”というSNSのグループでこのような事件があった。

『血で魔方陣を描く事で、悪魔と契約することができる』という魔方陣の写真付きの投稿がされた。

 しかし、その後この噂を発信したアカウントからの投稿は途絶えた。

 だから血の契りのメンバーは「このグループから抜ける前に、ちょっと冗談を言ったんだろう」という結論に帰着した。

 しかし、そんな冗談言うだろうか?

 わざわざそんな子どもっぽい冗談を言って抜けるような奴だったか?あいつは。

 ……その事件の後、僕は自分の血で少しずつ、机の下に魔法陣を描き始めた。
 正直な話、ただただリスカするより、もしかしたら悪魔が出てくるかもって思いながらの方がいいかなー、とその程度だった

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 2ヶ月ほどたって、魔方陣を描き終えた。

 ちなみにだが、リスカリスカ言っているが、自分はリストではなく、腕の付け根辺りをいつも切っている。
 まぁ、どうでもいいことだ。

 机の下に描かれた魔方陣をしばらく観察していたが、特に何も起きる様子はなかった。

 やはり、ただのメンバーの冗談だったらしい。
 まぁ、ダメで元々だし、と思い、魔方陣の縁を触っていると……

 カッ!と、スポットライトのように魔方陣から光が出てきたと思うと、ズズズズ……と、植物のように地面から悪魔がはえてきた。

 あまりに驚いた僕は、尻を引きずりながら、後ずさった。

「な……!?」
 流石に驚いた。まさか、本当に出てくるとは……。

 悪魔は絵などで見るそのまんまの感じで、真っ黒な体に翼。威嚇的な目、さらにおぞましいオーラを放っている。

「願いを言え。貴様の寿命と引き換えに叶えてやろう……」

 ……こいつ、この見た目で天使みたいなこと言ってきやがった。

「……詳しく説明しろ」
「へぇ~?私の姿を見て、その冷静さ……ふーん」
 元々死にたいと思ってるんだから、今更悪魔が迎えに来たぐらいで驚くかよ。
 ってか、あんたまさかの……女っすか?
 ……………………………………
 悪魔の説明を聞きつつ、僕はその話を紙にまとめた。

┌────────────────────────────┐
 願いを果たすの一回にかかる寿命は10年


 ここでの寿命は、悪魔が来るまでに決められていた寿命である


 その願いの効果が寿命10の価値を越える時、代わりに"何か"
 が犠牲になる 

 例えば人類を滅ぼしたいと願ったとしても、その
 前に、自分の体がなくなってしまう

 悪魔は一度願いを叶えた人の寿命が尽きるまで一緒に居る


 悪魔は人に見えない


 悪魔は何体でも居るので、この世界に何人(体?)悪魔が居るかは
 わからない
└─────────────────────────────┘
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