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序
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真珠を噛む竜
序
薄暗い地下室の中、まだ幼かったエリクの近くで、母はずっと子守唄を歌っていてくれた。優しく強い母だったが、一つ問題だったのは、その母のいる場所だった。
そこは罪人の送られる牢の中で、母とエリクはあらぬ罪を着せられてそこにいた。エリクは母の無実を信じていたし、周りの誰一人とも母を疑う者はいなかった。
なのに、母はずっと牢から出ることを許されなかった。
エリクは、ある日、一人だけ牢から出されることになった。母に罪はあるが息子に罪はない。そういう理由だった。
エリクが出ていくとき、母は嬉しそうにしてくれた。自分の息子が解放されることを心から喜んでくれた。そして、母は、二通の手紙をエリクに手渡してくれた。
一通は、まだ生まれてから一度も外の世界に出たことのないエリクに送った手紙だった。エリクは故郷である山岳地帯の町まで帰るのに、だいぶ長い旅をしなければならない。だから、旅に出て最初に出会ったまともな人間にこれを見せればよいと。もう一通は、エリクが自分のことを知りたくなった時に開くようにと言われた。自分の今の在り方や、これからどうしたらいいのかわからなくなって躓いたときに見なさいと。
エリクは、その二通の手紙と、持つことを許されたわずかな荷物を持って、愛する母のいる牢を後にした。
エリクに振り向くことは許されなかった。母と最後の抱擁をすることも許されなかった。看守の兵士に小突かれて、牢を出る。すると、そこには見たこともない大きな建物が立っていた。はるか遠くまで伸びるその壁は、母の話に聞いた城壁というものだった。その城壁の中にいくつもの建物が建っていた。これが城だ。その城の周りには城砦に囲まれた一つの町広がっていて、行き交う人々の声や、鍛冶屋が金属を打つ音、旅芸人の奏でるアコーディオンの音楽などであふれかえっていた。
エリクはその町の中に乱暴に放り出された。最後に見た母は気丈に微笑んでいたが、エリクがいなくなって心細くはないだろうか。それが気になって仕方がなかった。そして、母から突然引き離されたエリク自身も非常に心細かった。
エリクは今年で十六になったばかりだ。この地方では十六というと成人扱いだ。酒も飲めれば賭場に行くことも許される。だが、そんなことはエリクにはどうでもいいことだった。ひとまずは、最初に出会ういい人を探さなければならない。しかしエリクには、この町のどの人間がいい人なのか判断することはできなかった。
途方に暮れて歩いていると、突然誰かがエリクにぶつかってきた。エリクと同じくらいの女性だ。細い三つ編みの混じった赤い髪を揺らして、ごめん、と一言言って去っていった。その印象的な緑色の瞳に見惚れていると、今度はエリクが誰かとぶつかってしまった。
「ちょっと、どこ見て歩いてんのよ」
そう言われてハッとする。ぶつかったのは小さい女の子だった。その薄い金の髪を後ろで三つ編みで器用に束ねていた。おしゃれな子で、水色のローブに可愛らしいステッキを持っていた。ステッキの先には花のチャームが付いていた。
エリクは、その女の子を転ばせてしまっていた。口をとがらせている彼女を助け起こすと、エリクは女の子に謝罪をした。
「ごめん。ボーっとしていて。ところで君はその、いい人かい?」
「はあ?」
女の子は、エリクのその問いに顔を思いっきりゆがめたかと思うと、次には大声で笑いだした。
「何すっとぼけたこと言ってんの、アンタ! 天然にもほどがあるわ! そんなんだからこのすばしっこい私にだってぶつかってくるんだわ。よく聞きなさい、あたしの名前はリゼット。花小人のリゼットよ。この辺じゃちょっとは名の知れた錬術使いよ。そこいらの人間と一緒にされたら困るのよね。いい人かって言われたらいい人に決まっているじゃない」
「錬術? それって、銀の森を生み出すという特殊な人間にしか使えないって聞いたけど」
「その特殊な人間が私なの。それで、なんで私がいい人なのか聞いたのよ。そんな当たり前のこと」
リゼットは、エリクの前でパンパンと衣服に着いた砂埃を払った。エリクはそれを吸ってしまい、少しせき込んだ。
「僕にとっては、いい人ってのは特別なんだ」
そう言って、エリクは母からもらった手紙を取り出そうとカバンに手を伸ばした。エリクの持っているそのかばんは軽い代わりに、紙幣がたくさん入っていた。その紙幣の入った財布とは別に、二通の手紙は奥のほうにしまってあった。
そのかばんの奥のほうに手を伸ばし、エリクは戦慄した。
手紙が、ない。
もしかして、紙幣と一緒に入れてしまったのか。そう考えて紙幣の入った財布を確認したが、お金以外は何も入っていなかった。
「あんた、まさか」
エリクが焦る様子を見て、リゼットがあきれ顔で言った。
「盗まれたんじゃないでしょうね」
序
薄暗い地下室の中、まだ幼かったエリクの近くで、母はずっと子守唄を歌っていてくれた。優しく強い母だったが、一つ問題だったのは、その母のいる場所だった。
そこは罪人の送られる牢の中で、母とエリクはあらぬ罪を着せられてそこにいた。エリクは母の無実を信じていたし、周りの誰一人とも母を疑う者はいなかった。
なのに、母はずっと牢から出ることを許されなかった。
エリクは、ある日、一人だけ牢から出されることになった。母に罪はあるが息子に罪はない。そういう理由だった。
エリクが出ていくとき、母は嬉しそうにしてくれた。自分の息子が解放されることを心から喜んでくれた。そして、母は、二通の手紙をエリクに手渡してくれた。
一通は、まだ生まれてから一度も外の世界に出たことのないエリクに送った手紙だった。エリクは故郷である山岳地帯の町まで帰るのに、だいぶ長い旅をしなければならない。だから、旅に出て最初に出会ったまともな人間にこれを見せればよいと。もう一通は、エリクが自分のことを知りたくなった時に開くようにと言われた。自分の今の在り方や、これからどうしたらいいのかわからなくなって躓いたときに見なさいと。
エリクは、その二通の手紙と、持つことを許されたわずかな荷物を持って、愛する母のいる牢を後にした。
エリクに振り向くことは許されなかった。母と最後の抱擁をすることも許されなかった。看守の兵士に小突かれて、牢を出る。すると、そこには見たこともない大きな建物が立っていた。はるか遠くまで伸びるその壁は、母の話に聞いた城壁というものだった。その城壁の中にいくつもの建物が建っていた。これが城だ。その城の周りには城砦に囲まれた一つの町広がっていて、行き交う人々の声や、鍛冶屋が金属を打つ音、旅芸人の奏でるアコーディオンの音楽などであふれかえっていた。
エリクはその町の中に乱暴に放り出された。最後に見た母は気丈に微笑んでいたが、エリクがいなくなって心細くはないだろうか。それが気になって仕方がなかった。そして、母から突然引き離されたエリク自身も非常に心細かった。
エリクは今年で十六になったばかりだ。この地方では十六というと成人扱いだ。酒も飲めれば賭場に行くことも許される。だが、そんなことはエリクにはどうでもいいことだった。ひとまずは、最初に出会ういい人を探さなければならない。しかしエリクには、この町のどの人間がいい人なのか判断することはできなかった。
途方に暮れて歩いていると、突然誰かがエリクにぶつかってきた。エリクと同じくらいの女性だ。細い三つ編みの混じった赤い髪を揺らして、ごめん、と一言言って去っていった。その印象的な緑色の瞳に見惚れていると、今度はエリクが誰かとぶつかってしまった。
「ちょっと、どこ見て歩いてんのよ」
そう言われてハッとする。ぶつかったのは小さい女の子だった。その薄い金の髪を後ろで三つ編みで器用に束ねていた。おしゃれな子で、水色のローブに可愛らしいステッキを持っていた。ステッキの先には花のチャームが付いていた。
エリクは、その女の子を転ばせてしまっていた。口をとがらせている彼女を助け起こすと、エリクは女の子に謝罪をした。
「ごめん。ボーっとしていて。ところで君はその、いい人かい?」
「はあ?」
女の子は、エリクのその問いに顔を思いっきりゆがめたかと思うと、次には大声で笑いだした。
「何すっとぼけたこと言ってんの、アンタ! 天然にもほどがあるわ! そんなんだからこのすばしっこい私にだってぶつかってくるんだわ。よく聞きなさい、あたしの名前はリゼット。花小人のリゼットよ。この辺じゃちょっとは名の知れた錬術使いよ。そこいらの人間と一緒にされたら困るのよね。いい人かって言われたらいい人に決まっているじゃない」
「錬術? それって、銀の森を生み出すという特殊な人間にしか使えないって聞いたけど」
「その特殊な人間が私なの。それで、なんで私がいい人なのか聞いたのよ。そんな当たり前のこと」
リゼットは、エリクの前でパンパンと衣服に着いた砂埃を払った。エリクはそれを吸ってしまい、少しせき込んだ。
「僕にとっては、いい人ってのは特別なんだ」
そう言って、エリクは母からもらった手紙を取り出そうとカバンに手を伸ばした。エリクの持っているそのかばんは軽い代わりに、紙幣がたくさん入っていた。その紙幣の入った財布とは別に、二通の手紙は奥のほうにしまってあった。
そのかばんの奥のほうに手を伸ばし、エリクは戦慄した。
手紙が、ない。
もしかして、紙幣と一緒に入れてしまったのか。そう考えて紙幣の入った財布を確認したが、お金以外は何も入っていなかった。
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「盗まれたんじゃないでしょうね」
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