1 / 87
<一章:勇者を撃退せよ>
追い詰められた魔王
しおりを挟む
真夜中の森で、四人は小さな足跡を追いかけていた。その体躯からは予想だにしない脚力は、しかし体力と共に、それでもだんだんと歩幅が狭まっていく。
しばらく走ると、息も絶え絶えに四人はようやく足を止めた。そこは今まで真っ暗な森の中だったことが嘘のような、月明りに照らされる湖だった。そこで少女が疲れ果て、泉を囲う芝生に身体を預け力尽きようとしている。
しかし相手が弱っていても、否、これ幸いと、四人はそれぞれ構えた。一人は鎧をカシャリと鳴らしながら大きな剣を、一人は清き白い斎服を揺らし厳かな聖杖を、一人は美しき漆黒のマントをはためかせ魔法の杖を。
そして、一人は人類を代表する象徴たる、魔を切り裂く最強の剣を。
一人の少女に向けて構えた。
小刻みに体を震わせる幼女だったが、湖を見て、あることを思いつく。この湖は、幼女の先代たちの思いが込められていると言われており、その力を利用できないかと考えたのだ。それは閃きとは言えない苦肉の策。しかしせずとも彼らに滅ぼされるくらいならと、少女は体を縮こまらせて、力を振り絞った。
魂を、振り絞った。自身の全てを絞り出し、この湖周辺に漂う空間の歪みをさらに歪める。その時空の歪みはさらに増し、湖の波紋がいびつな形を作り出す。
それを見て嫌な予感をしたのか、先頭の男が駆けだした。聖なる剣を振りかざし、空間の歪みごと少女の首元目掛けて切っ先を下ろす。
が、空間の歪みは時空の穴を生み出し、男はそこから放出されるエネルギーによって弾き飛ばされた。それを踏ん張りのある鎧の男が受け止める。
時空の穴はエネルギーを放出したと思ったら、今度は湖の水を飲み込み、森の木々を揺らし、世界を捻じ曲げていく。その状況に、四人は動けなかった。何が起こるのか分からない。最後に死なばもろとも爆発をする気だろうか? いずれにしても、近づくことが憚られるほど、凄まじいエネルギーを放っていた。
そんな疑心暗鬼を意に返さず、空間の詮を抜いたような現象は静かに終わる。そこには、搾りかすのようにやつれた、倒れ伏す一人の少女。
しかし、四人とも油断はできなかった。むしろ先ほどよりも警戒態勢で臨む他なかった。
例えその者が魔力を一切有していなかったとしても。
例え一切の装備を身に着けず布を身にまとっているだけだったとしても。
あの魔王が、自身の力を絞りつくして召喚した男を前に、誰が気を緩められようか。
* * *
「あれ、うわ眩しっ!?」
目を閉じているにも関わらず、月明りがギラっと眩しく輝いているのが感じられた。いや、眩しすぎる、こんなに眩しかったら睡眠できないじゃないか。寝る前の光は睡眠の質を著しく下げるということを知ってからというものの、いつも寝る1時間前に電気を消灯して暗い中筋トレをしていたというのに。運動後って眠たくなるので。
目覚ましの光が誤作動でも起こしたのだろうか? とも考えたところで、手に何か乗っている感触に気が付いた。ダンベルにしてはふにゃっと柔らかく、弱々しく、今にも死んでしまいそうな感触。視線を落とすと、角の生えた少女が、息も絶え絶えで俺の手に抱かれていた。
「うおっ! なんだこれ!?」
ギリギリで投げ飛ばすことを止めることに成功した。が、本当になんだこれは? 角? ハロウィーンか何かのイベント? 俺んちのお菓子たかりに来てたの? 微かに呼吸のリズムや心臓の鼓動が感じられるので死体ではないものの(そこまで再現できたならば、仮装したこの子を火葬しなければならなかったぜ)、それでもAEDを周囲に求めることに迷いはなかった。視線を上げて周囲を見る。
「――あの誰か! ……!?」
しかし、周囲は木が生い茂り、背後には大きな湖があるばかりで、AEDどころか電波1つ届かないんじゃないかってくらいの自然の豊かさだった。いや、そもそも俺の踏みしめていた地面も芝生だったような。流石に床をドッグランにした覚えはない。
明らかに、何かがおかしい。
これじゃ助けなんて求められないぜ。とはならなかった。何故ならば、周囲には幸運にも人がいたからだ。しかも四人も。おいおい、三人寄るだけで文殊の知恵になる人の数が、俺を入れて五人だと? こんなのスーパーコンピューターとタメ張れるんじゃないの? そう安堵したのもつかの間。
「〇×◆▲!?」
一人の、かっちょええ真剣を構えたリーダーっぽい人が、真剣なまなざしでこちらに叫んだ。え、何語? 後ろの三人もそれに続いて「▲◆!」「〇◎!」「×▽!」などと言っている。
ふむ、何語なのか分からない。マジで。俺が何語なのか分からないということは、結構のっぴきならない状況であることは確からしい。しかし言語というのが存在するならばと、俺は小さな少女にできるだけ衝撃が加わらないように地面に置き(芝生で良かった)、体を大きく動かして声を張った。
「あのー! 俺の言葉わかりますかー!」
「……◎▽?」
分からないらしい。なるほどね。そういうこと。いや薄々は気づいていたけれど。そして確かなことは、彼らは俺を敵と思っているらしいということだ。でないなら武器は構えるまい。ならこの状況かなりまずいように思われる。四人の武装集団に囲まれて、小さな女の子を抱えてこの場を逃げることはできるだろうか。いや絶対に無理。変態仮装行列でも無理。
どうやってこの場を切り抜ければいいのかを考えていると、男2人の後ろ、いやリーダーの後ろに位置しているであろう白い神官のような恰好をした女子が、リーダーの右腕に上目遣いで抱きついた。
「◎♡、×▽」
それに鼻を伸ばした顔をして「♡〇〇」と返すリーダー。それを見て黒いマントを着た、いかにもな魔法使い的な人が「××! ▽▽!」と叫んで神官ちゃんを引きはがした。ははーん、なるほど。そういう関係性で。
そういう言語ね。
しかし流石に取り入れた言葉が多少過ぎて専門用語とかは分からないけれど、ある程度の文法は分かった。文章というのは法則があり、それを伝える時には意思が宿る。多分さっきのはこんな感じだ。
「ねぇねぇ、これ終わったらデート行こうよぉ」
「え、えへへへ、良いど、ぐへへ」
「ばっか! い、今は戦闘中なんだから真面目にしなさい! たっくあんたもヘらへらして!」
ってな感じ。つまりあいつらは三角関係にあるわけだ。男の翻訳が雑なのはご愛敬ということで。
その様子を眺めていると、鎧の男が鎧をカシャカシャと鳴らしながらにらみ合う二人をなだめる。だが二人から睨まれてしょぼんとしていた。そしてリーダーから「◎◎」嘲笑するような顔で励まされていた。ふむ、こいつもなかなか。
しかし彼らの敵意は変わらないようで、気を取り直したようにこちらに向き直ると再び武器を構えた。剣を構える男子二人は前衛で、女子二人は後衛って感じか。しかし、それでもさっきの険悪ムードはそのままなようで、どこかぎこちない雰囲気。
よし、分かった。腹を決めよう。
「じっとしてろよ」
手元の幼女にできるだけ優しく言って原っぱに置き、俺は四人に向き直った。
しばらく走ると、息も絶え絶えに四人はようやく足を止めた。そこは今まで真っ暗な森の中だったことが嘘のような、月明りに照らされる湖だった。そこで少女が疲れ果て、泉を囲う芝生に身体を預け力尽きようとしている。
しかし相手が弱っていても、否、これ幸いと、四人はそれぞれ構えた。一人は鎧をカシャリと鳴らしながら大きな剣を、一人は清き白い斎服を揺らし厳かな聖杖を、一人は美しき漆黒のマントをはためかせ魔法の杖を。
そして、一人は人類を代表する象徴たる、魔を切り裂く最強の剣を。
一人の少女に向けて構えた。
小刻みに体を震わせる幼女だったが、湖を見て、あることを思いつく。この湖は、幼女の先代たちの思いが込められていると言われており、その力を利用できないかと考えたのだ。それは閃きとは言えない苦肉の策。しかしせずとも彼らに滅ぼされるくらいならと、少女は体を縮こまらせて、力を振り絞った。
魂を、振り絞った。自身の全てを絞り出し、この湖周辺に漂う空間の歪みをさらに歪める。その時空の歪みはさらに増し、湖の波紋がいびつな形を作り出す。
それを見て嫌な予感をしたのか、先頭の男が駆けだした。聖なる剣を振りかざし、空間の歪みごと少女の首元目掛けて切っ先を下ろす。
が、空間の歪みは時空の穴を生み出し、男はそこから放出されるエネルギーによって弾き飛ばされた。それを踏ん張りのある鎧の男が受け止める。
時空の穴はエネルギーを放出したと思ったら、今度は湖の水を飲み込み、森の木々を揺らし、世界を捻じ曲げていく。その状況に、四人は動けなかった。何が起こるのか分からない。最後に死なばもろとも爆発をする気だろうか? いずれにしても、近づくことが憚られるほど、凄まじいエネルギーを放っていた。
そんな疑心暗鬼を意に返さず、空間の詮を抜いたような現象は静かに終わる。そこには、搾りかすのようにやつれた、倒れ伏す一人の少女。
しかし、四人とも油断はできなかった。むしろ先ほどよりも警戒態勢で臨む他なかった。
例えその者が魔力を一切有していなかったとしても。
例え一切の装備を身に着けず布を身にまとっているだけだったとしても。
あの魔王が、自身の力を絞りつくして召喚した男を前に、誰が気を緩められようか。
* * *
「あれ、うわ眩しっ!?」
目を閉じているにも関わらず、月明りがギラっと眩しく輝いているのが感じられた。いや、眩しすぎる、こんなに眩しかったら睡眠できないじゃないか。寝る前の光は睡眠の質を著しく下げるということを知ってからというものの、いつも寝る1時間前に電気を消灯して暗い中筋トレをしていたというのに。運動後って眠たくなるので。
目覚ましの光が誤作動でも起こしたのだろうか? とも考えたところで、手に何か乗っている感触に気が付いた。ダンベルにしてはふにゃっと柔らかく、弱々しく、今にも死んでしまいそうな感触。視線を落とすと、角の生えた少女が、息も絶え絶えで俺の手に抱かれていた。
「うおっ! なんだこれ!?」
ギリギリで投げ飛ばすことを止めることに成功した。が、本当になんだこれは? 角? ハロウィーンか何かのイベント? 俺んちのお菓子たかりに来てたの? 微かに呼吸のリズムや心臓の鼓動が感じられるので死体ではないものの(そこまで再現できたならば、仮装したこの子を火葬しなければならなかったぜ)、それでもAEDを周囲に求めることに迷いはなかった。視線を上げて周囲を見る。
「――あの誰か! ……!?」
しかし、周囲は木が生い茂り、背後には大きな湖があるばかりで、AEDどころか電波1つ届かないんじゃないかってくらいの自然の豊かさだった。いや、そもそも俺の踏みしめていた地面も芝生だったような。流石に床をドッグランにした覚えはない。
明らかに、何かがおかしい。
これじゃ助けなんて求められないぜ。とはならなかった。何故ならば、周囲には幸運にも人がいたからだ。しかも四人も。おいおい、三人寄るだけで文殊の知恵になる人の数が、俺を入れて五人だと? こんなのスーパーコンピューターとタメ張れるんじゃないの? そう安堵したのもつかの間。
「〇×◆▲!?」
一人の、かっちょええ真剣を構えたリーダーっぽい人が、真剣なまなざしでこちらに叫んだ。え、何語? 後ろの三人もそれに続いて「▲◆!」「〇◎!」「×▽!」などと言っている。
ふむ、何語なのか分からない。マジで。俺が何語なのか分からないということは、結構のっぴきならない状況であることは確からしい。しかし言語というのが存在するならばと、俺は小さな少女にできるだけ衝撃が加わらないように地面に置き(芝生で良かった)、体を大きく動かして声を張った。
「あのー! 俺の言葉わかりますかー!」
「……◎▽?」
分からないらしい。なるほどね。そういうこと。いや薄々は気づいていたけれど。そして確かなことは、彼らは俺を敵と思っているらしいということだ。でないなら武器は構えるまい。ならこの状況かなりまずいように思われる。四人の武装集団に囲まれて、小さな女の子を抱えてこの場を逃げることはできるだろうか。いや絶対に無理。変態仮装行列でも無理。
どうやってこの場を切り抜ければいいのかを考えていると、男2人の後ろ、いやリーダーの後ろに位置しているであろう白い神官のような恰好をした女子が、リーダーの右腕に上目遣いで抱きついた。
「◎♡、×▽」
それに鼻を伸ばした顔をして「♡〇〇」と返すリーダー。それを見て黒いマントを着た、いかにもな魔法使い的な人が「××! ▽▽!」と叫んで神官ちゃんを引きはがした。ははーん、なるほど。そういう関係性で。
そういう言語ね。
しかし流石に取り入れた言葉が多少過ぎて専門用語とかは分からないけれど、ある程度の文法は分かった。文章というのは法則があり、それを伝える時には意思が宿る。多分さっきのはこんな感じだ。
「ねぇねぇ、これ終わったらデート行こうよぉ」
「え、えへへへ、良いど、ぐへへ」
「ばっか! い、今は戦闘中なんだから真面目にしなさい! たっくあんたもヘらへらして!」
ってな感じ。つまりあいつらは三角関係にあるわけだ。男の翻訳が雑なのはご愛敬ということで。
その様子を眺めていると、鎧の男が鎧をカシャカシャと鳴らしながらにらみ合う二人をなだめる。だが二人から睨まれてしょぼんとしていた。そしてリーダーから「◎◎」嘲笑するような顔で励まされていた。ふむ、こいつもなかなか。
しかし彼らの敵意は変わらないようで、気を取り直したようにこちらに向き直ると再び武器を構えた。剣を構える男子二人は前衛で、女子二人は後衛って感じか。しかし、それでもさっきの険悪ムードはそのままなようで、どこかぎこちない雰囲気。
よし、分かった。腹を決めよう。
「じっとしてろよ」
手元の幼女にできるだけ優しく言って原っぱに置き、俺は四人に向き直った。
0
あなたにおすすめの小説
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
社畜のおじさん過労で死に、異世界でダンジョンマスターと なり自由に行動し、それを脅かす人間には容赦しません。
本条蒼依
ファンタジー
山本優(やまもとまさる)45歳はブラック企業に勤め、
残業、休日出勤は当たり前で、連続出勤30日目にして
遂に過労死をしてしまい、女神に異世界転移をはたす。
そして、あまりな強大な力を得て、貴族達にその身柄を
拘束させられ、地球のように束縛をされそうになり、
町から逃げ出すところから始まる。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる