1 / 5
謎を解け。
しおりを挟む
水上翔時は、ある部屋で缶詰を食らっている。
いや、別にサバの缶詰を食している訳ではない。
噂で聞いた近所の新しい図書館が気になって来てみたのである。
僕は新しいものがとても好きだ。新しいゲーム、新しい本、新しい料理の調理法や新しい服、新しいアニメエトセトラエトセトラ。これらを見たい好奇心にを抑えることは出来ずにやって来たわけだ。
気になる本をしこたま携えてカウンターに行くと、何故かこの部屋に案内されてしまった。新しいから何か珍妙な手続きを踏む必要があるのだろうか?と思い大人しくついてきたのが運の尽き。易々と閉じ込められるという状況に陥っていた。
「ここでお待ち下さい」
スタッフはそういって借りる本を持ってどこかへ行ってしまった。そんな時が遠い悠久の彼方に思える。
いつまで待たせんだよ、時間の無駄だぜ。
12畳程度だろうか、そこそこな広い書斎のような部屋。僕の視界の両サイドにあるびっしりと本を収納しているバカでかい本棚と、そして目の前にある社長が座っていそうなふかふか回転椅子。それに相応しい机が、より書斎らしさを物語っている。
壁に掛けられている額の中に、立派な鷹の絵が飾らていた。僕は鳥類の中でも鷹が大好きなのだ。猛禽類っていう鳥類の中でも肉食な奴らなのに、youtubeではめっちゃかわいいから。ツンデレに弱いのかもしれない。しかし、こんな部屋に、こんなリアルな鷹の絵が飾られていると思うと、ヤクザな場所なのかもしれないと不安になる。
が、目の前のパソコンだけが、その雰囲気をぶち壊す。
向きが逆になっている。パソコンの背を見ながらタイピングなんて、どんな縛りプレイだよ。高度なブラインドタッチかな?
そんな部屋で、僕は閉じ込められている。
背後の扉は締め切られ、あれ、お洒落な壁かな?とでも言いたいほどに固く動かす事ができない。
血のような暗い赤色の絨毯を踏みしめ、
「よし、色々探ってやろう」
とうとう遊びに出た。
机には一つ、ドラえもんが出てきそうな引き出しがある。だが、流石にこれは手をつけてはまずいだろう。もしかしたら、タイムマシンがあって、その次元に落ちてしまうかもしれないからな。ってことではなく、見てはいけない書類とかあったらここの人に申し訳ないからな。
本棚は見る。だって本は別に守秘義務なのではないからな。ファイルなら見ないけど。
それにしても、書斎の本にしては小さめだ。まるで某週関連載誌のコミックスのようなサイズ。全部同じサイズで、全部同じく紺色の背表紙。外側からかぶせているのだろうか?こうも統一されてると逆に不思議だ。
中身を見るために開くと、なんと『こち亀』じゃないか!
他にも本を探ると、『NARUTO』だったり、『ONE PIECE』だったりと、有名な漫画が勢揃いしていた。
椅子はふかふかだ。こんな椅子に座りながら優雅にお茶でも楽しみたいものだ。
座りながら一回転。うん、やはりこれは高級だな。
ふと机の上に、一枚のメモ用紙があることに気づいた。
そこには、メモのスペースいっぱいにこんな内容が手書きで書かれていた。
ここに入る
ボタンを押
せカツオ(
ここ)=出
汁がら
このメモ用紙、間違いない、謎解きだ!!
この()に入る場所にボタンがあり、そのボタンを押すと何かしらあるのだろう。どういう訳でこんな事をさせているのかは分からないが、こういう謎解きは大好きである。図書館の『小学〇年生のなぞなぞ!』の1~6年分を一週間で制覇した僕なら、これくらい朝飯前だ。あれ大人が挑戦してみると結構むずかしいんだよなぁ。
手元の本を元の場所に戻して、謎解きに挑戦する。
まず、「カツオ」をどうしたら「出汁がら」になるのか。文字から見て「出汁」を取っているのだろう。
かつおだしはうまいよなぁ、今夜は鍋にしたいな。
じゃなくて、つまり、()には「出汁」が入るのか?
「カツオ出汁=出汁がら」
んー、おかしい。これでは成り立たない。
そもそも、出汁がらは出汁を取った残りかすのことだ。つまり、出汁が抜き取られているということ。
そうか!「引かれて」いるんだ!つまり
「カツオ-出汁=出汁がら」
悪くはない。しかし、まだ足りない。これだと等式が成り立ってるだけで、謎解きとしては違うような、、、
どこが違う、
文字をひらがなに、
いや漢字をひらがな変換したところで変わらない、
なら記号?
イコールを、いやこれは違う気がする、つーか走り書き見たいで汚いなこの文字、
ならマイナス?
「マイナス」にして何になる、
いや、「マイナス」じゃない!
そうか、そういうことか。
僕は答えのものの方を見た。
「カツオ(-出汁)=出汁がら」
これは
「カツオ(ひき出汁)=出汁がら」
つまり、机の「引き出し」!!!
僕はそこに手をかけた。
瞬間、脳裏に過る。
(違うぜ翔時、メモを見るんだ。)
僕はメモを今一度確認する。
ここに入る
ボタンを押
せカツオ(
ここ)=出
汁がら
最初からおかしいと思っていたが、メモの大きさから仕方がなく、こんなへんてこな書き方をしていると思っていた。だが、謎解きにおいて、そんなことあるはずがない。
もっとよく見るんだ。
ここに入るボタン、
ここに入る、
「ここ」に入る!
そうか、ここに入るものは「タカ」だ!
一行目の二番目の「こ」と、四行目の二番目の「こ」に入るもの、つまり、挟まれているものということ!それが「タカ」なのだ!
そして、その中に入っているボタンを押せばいいんだ!
鷹の絵が飾られている。飾ってある絵が謎に関係しているとすれば、それは額縁を取った所の壁に何かある!
僕は鷹の絵の額を外し、その裏面に目をやった。
「ざんね~んはずれ、もうちっとだけ続くんじゃ」
なっ!!?鷹ではないのか!?てか何でドラゴンボール風?
なら、一体何なんだ?
もう一回、もう一回メモを見よう。
ここに入る
ボタンを押
せカツオ(
ここ)=出
汁がら
「こ」は確かにもう一つある。しかし、それだと「ボせ」となりわけが分からない。
(もうちっとだけ続くんじゃ)
くっそぅ、腹が立つ。
しかし、あんな紙を残しているのはなぜ?
ここまで解くことを想定していた??ってことは、今までの謎解きのルートは間違っていない。
メモをもう一度見る。
ここに入る
ボタンを押
せカツオ(
ここ)=出
汁がら
ん?これって、
「=」をよーく見る。
やっぱり!!上の線の右っかわが下に跳ねている!!これは「=」ではない!
「こ」だったんだ!だから手書きだったのか!!電子的な文字だと「こ」と認識できないか!
ってことは、
ここに入る
ボタンを押
せカツオ(
ここ)=出
汁がら
挟まれている文字は「タツ」!
そういえばあるはず、ここにはタカの他にタツがはずだ!
それはこれだ!!
僕は、一冊の本を取り、紺色のカバーをめくった。
「ほーら!!やっぱりドラゴンボール!!」
ドラゴンボールとは、某有名週間連載誌の看板を飾るほどの超有名作品である。これは連載が終了しても人気が止むことはなく、むしろ更に人気が出てるんじゃいかと思えるほど。
昔、父がビデオレンタル屋さんで借りてきたのを見ていたな。そこからコミックスもちょくちょくかって全巻家にある。
そして、このコミックスにはある特徴がある。
それは、
背表紙に一匹の竜の一部が描かれ、全巻揃えるとその竜が完成するという特徴だ(ちなみに登場キャラクターも描かれているから、全巻揃えるとなんか感動するぞ!)!
僕はドラゴンボールをかたっぱしから開き(ちゃんと作品ごとに分けられていたのが助かった)、ボタンを探した。
「あった、これだなてこずらせやがって。」
ドラゴンボール最終巻を開くと、それは本ではなく、本の形をした箱だった。中には、赤いボタンが入っている。
僕はわくわくした。
ここまで頑張ったんだ。何かあるに違いない。
緊張の一瞬。汗握る手の人差し指を伸ばし、スイッチへと近づけた。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか、どうなんだ!」
ポチっ!
「入室から11分26秒、なかなか楽しめたんじゃないかな?ショウジ。」
後ろから声がした。驚いて、そちらに振り向くのに0.1秒もかからなかった。
僕の目が捉えたのは、しっぽをふりふりし、その二頭身なかわいらしいキャラクター。
ギラギラとするモニター上で不敵に笑い、真摯にも片手を胸に当て語りかけた。
「やぁ、こんにちはミズカミショウジ、僕は少し先の未来から来たロボット「クロノ」だ。よろしくね。」
いや、別にサバの缶詰を食している訳ではない。
噂で聞いた近所の新しい図書館が気になって来てみたのである。
僕は新しいものがとても好きだ。新しいゲーム、新しい本、新しい料理の調理法や新しい服、新しいアニメエトセトラエトセトラ。これらを見たい好奇心にを抑えることは出来ずにやって来たわけだ。
気になる本をしこたま携えてカウンターに行くと、何故かこの部屋に案内されてしまった。新しいから何か珍妙な手続きを踏む必要があるのだろうか?と思い大人しくついてきたのが運の尽き。易々と閉じ込められるという状況に陥っていた。
「ここでお待ち下さい」
スタッフはそういって借りる本を持ってどこかへ行ってしまった。そんな時が遠い悠久の彼方に思える。
いつまで待たせんだよ、時間の無駄だぜ。
12畳程度だろうか、そこそこな広い書斎のような部屋。僕の視界の両サイドにあるびっしりと本を収納しているバカでかい本棚と、そして目の前にある社長が座っていそうなふかふか回転椅子。それに相応しい机が、より書斎らしさを物語っている。
壁に掛けられている額の中に、立派な鷹の絵が飾らていた。僕は鳥類の中でも鷹が大好きなのだ。猛禽類っていう鳥類の中でも肉食な奴らなのに、youtubeではめっちゃかわいいから。ツンデレに弱いのかもしれない。しかし、こんな部屋に、こんなリアルな鷹の絵が飾られていると思うと、ヤクザな場所なのかもしれないと不安になる。
が、目の前のパソコンだけが、その雰囲気をぶち壊す。
向きが逆になっている。パソコンの背を見ながらタイピングなんて、どんな縛りプレイだよ。高度なブラインドタッチかな?
そんな部屋で、僕は閉じ込められている。
背後の扉は締め切られ、あれ、お洒落な壁かな?とでも言いたいほどに固く動かす事ができない。
血のような暗い赤色の絨毯を踏みしめ、
「よし、色々探ってやろう」
とうとう遊びに出た。
机には一つ、ドラえもんが出てきそうな引き出しがある。だが、流石にこれは手をつけてはまずいだろう。もしかしたら、タイムマシンがあって、その次元に落ちてしまうかもしれないからな。ってことではなく、見てはいけない書類とかあったらここの人に申し訳ないからな。
本棚は見る。だって本は別に守秘義務なのではないからな。ファイルなら見ないけど。
それにしても、書斎の本にしては小さめだ。まるで某週関連載誌のコミックスのようなサイズ。全部同じサイズで、全部同じく紺色の背表紙。外側からかぶせているのだろうか?こうも統一されてると逆に不思議だ。
中身を見るために開くと、なんと『こち亀』じゃないか!
他にも本を探ると、『NARUTO』だったり、『ONE PIECE』だったりと、有名な漫画が勢揃いしていた。
椅子はふかふかだ。こんな椅子に座りながら優雅にお茶でも楽しみたいものだ。
座りながら一回転。うん、やはりこれは高級だな。
ふと机の上に、一枚のメモ用紙があることに気づいた。
そこには、メモのスペースいっぱいにこんな内容が手書きで書かれていた。
ここに入る
ボタンを押
せカツオ(
ここ)=出
汁がら
このメモ用紙、間違いない、謎解きだ!!
この()に入る場所にボタンがあり、そのボタンを押すと何かしらあるのだろう。どういう訳でこんな事をさせているのかは分からないが、こういう謎解きは大好きである。図書館の『小学〇年生のなぞなぞ!』の1~6年分を一週間で制覇した僕なら、これくらい朝飯前だ。あれ大人が挑戦してみると結構むずかしいんだよなぁ。
手元の本を元の場所に戻して、謎解きに挑戦する。
まず、「カツオ」をどうしたら「出汁がら」になるのか。文字から見て「出汁」を取っているのだろう。
かつおだしはうまいよなぁ、今夜は鍋にしたいな。
じゃなくて、つまり、()には「出汁」が入るのか?
「カツオ出汁=出汁がら」
んー、おかしい。これでは成り立たない。
そもそも、出汁がらは出汁を取った残りかすのことだ。つまり、出汁が抜き取られているということ。
そうか!「引かれて」いるんだ!つまり
「カツオ-出汁=出汁がら」
悪くはない。しかし、まだ足りない。これだと等式が成り立ってるだけで、謎解きとしては違うような、、、
どこが違う、
文字をひらがなに、
いや漢字をひらがな変換したところで変わらない、
なら記号?
イコールを、いやこれは違う気がする、つーか走り書き見たいで汚いなこの文字、
ならマイナス?
「マイナス」にして何になる、
いや、「マイナス」じゃない!
そうか、そういうことか。
僕は答えのものの方を見た。
「カツオ(-出汁)=出汁がら」
これは
「カツオ(ひき出汁)=出汁がら」
つまり、机の「引き出し」!!!
僕はそこに手をかけた。
瞬間、脳裏に過る。
(違うぜ翔時、メモを見るんだ。)
僕はメモを今一度確認する。
ここに入る
ボタンを押
せカツオ(
ここ)=出
汁がら
最初からおかしいと思っていたが、メモの大きさから仕方がなく、こんなへんてこな書き方をしていると思っていた。だが、謎解きにおいて、そんなことあるはずがない。
もっとよく見るんだ。
ここに入るボタン、
ここに入る、
「ここ」に入る!
そうか、ここに入るものは「タカ」だ!
一行目の二番目の「こ」と、四行目の二番目の「こ」に入るもの、つまり、挟まれているものということ!それが「タカ」なのだ!
そして、その中に入っているボタンを押せばいいんだ!
鷹の絵が飾られている。飾ってある絵が謎に関係しているとすれば、それは額縁を取った所の壁に何かある!
僕は鷹の絵の額を外し、その裏面に目をやった。
「ざんね~んはずれ、もうちっとだけ続くんじゃ」
なっ!!?鷹ではないのか!?てか何でドラゴンボール風?
なら、一体何なんだ?
もう一回、もう一回メモを見よう。
ここに入る
ボタンを押
せカツオ(
ここ)=出
汁がら
「こ」は確かにもう一つある。しかし、それだと「ボせ」となりわけが分からない。
(もうちっとだけ続くんじゃ)
くっそぅ、腹が立つ。
しかし、あんな紙を残しているのはなぜ?
ここまで解くことを想定していた??ってことは、今までの謎解きのルートは間違っていない。
メモをもう一度見る。
ここに入る
ボタンを押
せカツオ(
ここ)=出
汁がら
ん?これって、
「=」をよーく見る。
やっぱり!!上の線の右っかわが下に跳ねている!!これは「=」ではない!
「こ」だったんだ!だから手書きだったのか!!電子的な文字だと「こ」と認識できないか!
ってことは、
ここに入る
ボタンを押
せカツオ(
ここ)=出
汁がら
挟まれている文字は「タツ」!
そういえばあるはず、ここにはタカの他にタツがはずだ!
それはこれだ!!
僕は、一冊の本を取り、紺色のカバーをめくった。
「ほーら!!やっぱりドラゴンボール!!」
ドラゴンボールとは、某有名週間連載誌の看板を飾るほどの超有名作品である。これは連載が終了しても人気が止むことはなく、むしろ更に人気が出てるんじゃいかと思えるほど。
昔、父がビデオレンタル屋さんで借りてきたのを見ていたな。そこからコミックスもちょくちょくかって全巻家にある。
そして、このコミックスにはある特徴がある。
それは、
背表紙に一匹の竜の一部が描かれ、全巻揃えるとその竜が完成するという特徴だ(ちなみに登場キャラクターも描かれているから、全巻揃えるとなんか感動するぞ!)!
僕はドラゴンボールをかたっぱしから開き(ちゃんと作品ごとに分けられていたのが助かった)、ボタンを探した。
「あった、これだなてこずらせやがって。」
ドラゴンボール最終巻を開くと、それは本ではなく、本の形をした箱だった。中には、赤いボタンが入っている。
僕はわくわくした。
ここまで頑張ったんだ。何かあるに違いない。
緊張の一瞬。汗握る手の人差し指を伸ばし、スイッチへと近づけた。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか、どうなんだ!」
ポチっ!
「入室から11分26秒、なかなか楽しめたんじゃないかな?ショウジ。」
後ろから声がした。驚いて、そちらに振り向くのに0.1秒もかからなかった。
僕の目が捉えたのは、しっぽをふりふりし、その二頭身なかわいらしいキャラクター。
ギラギラとするモニター上で不敵に笑い、真摯にも片手を胸に当て語りかけた。
「やぁ、こんにちはミズカミショウジ、僕は少し先の未来から来たロボット「クロノ」だ。よろしくね。」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)その後
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合つまた。
その後、大学を卒業した祐輔(ユウスケ)の新たなストーリーが始まった。
全15話を予定
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる