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Episode of Dinex
希望があるなら、もう少し頑張ってみようって、そう思いたいんだ
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カーーーーーーーーーン!!!
カーーーーーーーーーン!!!
カーーーーーーーーーン!!!
カーーーーーーーーーン!!!
カーーーーーーーーーン!!!
カーーーーーーーーーン!!!
鳴り響く耳障りな警報は、キンキンとキンコンカンコンと脳の奥深くまで抉った。すぐにその音で目が覚めた。この音は国中に知らせるための警報であり、且つギルドに所属する人間への召集音も兼ねていた。つまり非常事態が起こったことを指している。
私、カレンは条件反射的に飛び起きた。フカフカの布団をひっぺがす。眠気で朦朧とする意識を、顔に両手で平手打ちすることでなんとかシャッキリハッキリさせることができた。
何があったのかは知らないが、こんな夜中にサイレンを鳴らすほどの出来事だ。早くギルドに行って状況を把握しなければ。
「飼育員ちゃん!君もはや...く、」
隣で寝ていたはずの飼育員ちゃんが、消えているのにやっと気がついた。ドレッサーの下や洋服ダンスの中、開いた窓にわずかな風で揺れるカーテンの中。どこを見渡しても、彼女が見当たらない。かつて記憶を消された友達を思い出した。あの時と、同じじゃないか。
誘拐されたのか、それともトイレか。彼女が寝ていたスペースを触るが、冷たい布の感触しかない。出ていってそこそこの時間が経過しているということだ。
探さないといけないが、まずはサツキの部屋を訪ねた。彼もギルドに登録しているのだが、この警報について説明を怠っているのを思い出した。連れていかなければ彼はギルドに行くという選択肢を思い付きもしないだろう。
ガラガラガラ!引き戸を急いで開ける。
「大変よ!飼育員ちゃんが...!?」
だがいない。サツキも。まさか本当に誘拐された可能性がある。
召集に応じていては手遅れになるかもしれないが、だけど宛もなく走り回る方が効率が悪い。カレンはギルドへと向かった。
────────────────────
町の人々がわわーっと起き出し、ギルドに登録している戦闘員達は駆り出される。カレンもその一人。
ギルドに集められた冒険者達の視線を一身に浴びるのは、普段は様々な調理器具を巧みに操る男だった。その真の立場は、このディネクスの中央ギルドを取り仕切るマスターである。普段笑顔で料理している姿を見すぎているため、真剣な表情に自身も引き締まる。
マスターはその筋骨隆々の腕を組み、クエストカウンターに背を向けて、次の言葉を待つ冒険者に呼びかけた。
「知っての通り、現在動物が謎の暴走状態にあり、家を壊したり人を襲ったりという被害が確認されている。君たちにはその鎮圧に当たってほしい。ただ生き物の中には国民の家族や馬車の馬も含まれるため、傷つけずに無力化してほしい」
ざわざわと、冒険者たちが口ずさむ。その内容は一様に同じだった。傷つけずにどうやって無力化するというのだ、と。
私も同意見だ。動物は狩りのために命を奪うことなんて当然である。いくらマスターの意見といっても、流石に無理だ。
そう思案していると、その説明に、一人の目深にフードを被った魔法使いが呟いた。
「なるほど、となれば強めのヒールが有効だろう。あれならリラックスさせて動物達の興奮を抑えることができる。暴走を止められるかもしれない」
集まる人の中からそう話す声が聞こえると、マスターはその言葉に頷いた。
「魔法が使えない人は、非戦闘員の避難と襲う動物のヘイトを集めるように。なおこの緊急ミッションの報酬は参加者全員に100RPとする!だが動物達の暴走はなにかしらの原因があると思われるため、動物を傷つける魔法や攻撃はしないように!」
100RPとは、けっこう多い。一年かけても200RPくらいなのだ。そうしてRPを地道に稼ぐことで、5年か10年かけてブロンズランクからシルバーランクに上げるのが平均的なのだ。なかなかの大盤振る舞い。その報酬に周囲の冒険者から歓声が上がった。
皆が急ぎ足で国中の動物鎮圧に行くなか、マスターに聞かなければいけなかった。人混みを縫ってマスターの前に来る。
「マスター、二人は見なかった?サツキと飼育員ちゃんは!?」
「いないのか?」
ぎょっと驚いた様子でこちらを見た。どうやらマスターも把握できていないことなようだ。
「うん、どこにいるのかも分からないの」
「わかった、だが捜索のためだけの人員を割けるほどの余裕が今はない。せめて見かけたら合図の花火をあげることくらいだ。できるだけ多くの人に伝えるようにするよ」
「ありがとう!」
マスターがまだ残っている人員にそのことを説明している間、ギルドを出て捜索に当たった。
足の裏から風を噴射してスピードを上げて走り出す。時速20kmくらいは出ているだろう。そのスピードで国中を走り回っている。
その間、街中では大きな熊が町の住民を追いかけて、それを剣士が盾でまもり、その隙に魔法使いたちが集団でヒールをかけている。またある場所では、馬車用の馬が所有者に向かって突進しているのを間一髪で助け、剣士がヘイトを買っている間にヒールによる鎮静を図っている。
こうして色んな暴走動物を見ていると、明らかに一つの共通点、「人間を襲うこと」が目立っていた。何かしらの一つの意思がそこに働いているような気がしてならない。
そして、動物というキーワードに、飼育員ちゃんを連想せずにはいられない。
もし彼女に何かがあり、それでこのような事件が発生しているとしたら、早く止めてあげないと。あんな女の子に、動物が大好きな女の子に、動物の手を汚させるわけにはいかない。
自然と、走る足に魔力が強くなる。
夜で暗いせいもあるのだろう、捜索してから数分が経過しているが、一向に見つからない。彼らはもう記憶を奪われているかもしれない。どうしよう、時間がない。焦りばかりが増えていく。
魔法訓練をした原っぱにもいない。
たまに買い出しに出る商店街にもいない。
門前の牢屋にもいない。
どこを探しても見当たらない。
炎も出せる。水も出せる。風も出せるし電気も出せる。そして大地も操れる。何なら物質創造である程度の物質なら想像することはできる。魔法を人よりも使える自覚はある。
なのに、こんな小さな国のどこかにいる人を見つけることができないなんて。こんな力、本当にくだらない。
魔法なんて使えたって、自分の望みが叶わなかったら、何の意味もない。
心当たりを探しても仕方がない、だが自分ひとりでは......。
いつの間にか足を止め、その場に立って膝に手を当てて息継ぎをしていた。目に見えるのは整備されたレンガの地面だけ。頭も少し痛い。魔法を使いすぎたせいだろうか。
はぁはぁと。もう一歩も足を動かせない。無駄かもしれない。また記憶を奪われてしまう。つながりが絶たれる。また救えない。
また、人の繋がりが絶たれてしまう。
「ワンワン!」
小さな、弱弱しい叫び声。その主は足元で私を見上げていた。
こげ茶色にくすんだぼろ雑巾のような雑種犬。だけど、その犬は自分の声といっしょに、強い思いを私に届けた。
「わん(お前、優の匂いがするな!優の知り合いだろう!優はどこにいる!?)!」
優?誰のことを言っているのだろうか。しかし動物で思いを伝えられることができるのがいたなんて、そんなの聞いたことが。ある。
そうだ、サツキは確か、飼育員ちゃんと出会ったとき、喋る犬と出会ったことを言っていたような気がする。私は直接会ったことがなかったので知らなかったが、喋る犬と、そういったのだ。
喋ることができる動物なんてそういない。人間と長年生活でもしない限りは。
「君、飼育員ちゃんのこと知っているの?」
「がう(誰やそれは、優のことが知りたいだけや)」
がう、に込められた思いが、魔力が長い。魔力が長いという表現はいささかおかしい気がするが。
しかしこの子が言う「優」という人が、もしかしたら飼育員ちゃんの本名なのかもしれない。それに私にその優という人の匂いがついているらしいから、その可能性がかなり大きいだろう。
「私は飼育員ちゃんを知っているけれど、その優って子がその子なのか分からない。それでも、来る?」
「うわん(是非もない)!」
ピュ~~~~~~!パァン!
暗黒の空が鳴いた。咲いた一凛の花は国中を照らし、オレンジ色に染め上げる。
合図の、花火!!少し体が軽くなった気がした。
方角は、ちょうど王城の裏庭あたりだろうか。だが何故そんなところにサツキと飼育員ちゃんが?
考えている暇はない。行く場所が決まった。あとはただ真っすぐに進むだけだ。
「よし、行こう!」
私は喋る犬を肩に乗せて、下半身を踏みしめ、気合いっぱいに、足裏から風魔法を噴射させて花火の上がった方向に飛び出した。
カーーーーーーーーーン!!!
カーーーーーーーーーン!!!
カーーーーーーーーーン!!!
カーーーーーーーーーン!!!
カーーーーーーーーーン!!!
鳴り響く耳障りな警報は、キンキンとキンコンカンコンと脳の奥深くまで抉った。すぐにその音で目が覚めた。この音は国中に知らせるための警報であり、且つギルドに所属する人間への召集音も兼ねていた。つまり非常事態が起こったことを指している。
私、カレンは条件反射的に飛び起きた。フカフカの布団をひっぺがす。眠気で朦朧とする意識を、顔に両手で平手打ちすることでなんとかシャッキリハッキリさせることができた。
何があったのかは知らないが、こんな夜中にサイレンを鳴らすほどの出来事だ。早くギルドに行って状況を把握しなければ。
「飼育員ちゃん!君もはや...く、」
隣で寝ていたはずの飼育員ちゃんが、消えているのにやっと気がついた。ドレッサーの下や洋服ダンスの中、開いた窓にわずかな風で揺れるカーテンの中。どこを見渡しても、彼女が見当たらない。かつて記憶を消された友達を思い出した。あの時と、同じじゃないか。
誘拐されたのか、それともトイレか。彼女が寝ていたスペースを触るが、冷たい布の感触しかない。出ていってそこそこの時間が経過しているということだ。
探さないといけないが、まずはサツキの部屋を訪ねた。彼もギルドに登録しているのだが、この警報について説明を怠っているのを思い出した。連れていかなければ彼はギルドに行くという選択肢を思い付きもしないだろう。
ガラガラガラ!引き戸を急いで開ける。
「大変よ!飼育員ちゃんが...!?」
だがいない。サツキも。まさか本当に誘拐された可能性がある。
召集に応じていては手遅れになるかもしれないが、だけど宛もなく走り回る方が効率が悪い。カレンはギルドへと向かった。
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町の人々がわわーっと起き出し、ギルドに登録している戦闘員達は駆り出される。カレンもその一人。
ギルドに集められた冒険者達の視線を一身に浴びるのは、普段は様々な調理器具を巧みに操る男だった。その真の立場は、このディネクスの中央ギルドを取り仕切るマスターである。普段笑顔で料理している姿を見すぎているため、真剣な表情に自身も引き締まる。
マスターはその筋骨隆々の腕を組み、クエストカウンターに背を向けて、次の言葉を待つ冒険者に呼びかけた。
「知っての通り、現在動物が謎の暴走状態にあり、家を壊したり人を襲ったりという被害が確認されている。君たちにはその鎮圧に当たってほしい。ただ生き物の中には国民の家族や馬車の馬も含まれるため、傷つけずに無力化してほしい」
ざわざわと、冒険者たちが口ずさむ。その内容は一様に同じだった。傷つけずにどうやって無力化するというのだ、と。
私も同意見だ。動物は狩りのために命を奪うことなんて当然である。いくらマスターの意見といっても、流石に無理だ。
そう思案していると、その説明に、一人の目深にフードを被った魔法使いが呟いた。
「なるほど、となれば強めのヒールが有効だろう。あれならリラックスさせて動物達の興奮を抑えることができる。暴走を止められるかもしれない」
集まる人の中からそう話す声が聞こえると、マスターはその言葉に頷いた。
「魔法が使えない人は、非戦闘員の避難と襲う動物のヘイトを集めるように。なおこの緊急ミッションの報酬は参加者全員に100RPとする!だが動物達の暴走はなにかしらの原因があると思われるため、動物を傷つける魔法や攻撃はしないように!」
100RPとは、けっこう多い。一年かけても200RPくらいなのだ。そうしてRPを地道に稼ぐことで、5年か10年かけてブロンズランクからシルバーランクに上げるのが平均的なのだ。なかなかの大盤振る舞い。その報酬に周囲の冒険者から歓声が上がった。
皆が急ぎ足で国中の動物鎮圧に行くなか、マスターに聞かなければいけなかった。人混みを縫ってマスターの前に来る。
「マスター、二人は見なかった?サツキと飼育員ちゃんは!?」
「いないのか?」
ぎょっと驚いた様子でこちらを見た。どうやらマスターも把握できていないことなようだ。
「うん、どこにいるのかも分からないの」
「わかった、だが捜索のためだけの人員を割けるほどの余裕が今はない。せめて見かけたら合図の花火をあげることくらいだ。できるだけ多くの人に伝えるようにするよ」
「ありがとう!」
マスターがまだ残っている人員にそのことを説明している間、ギルドを出て捜索に当たった。
足の裏から風を噴射してスピードを上げて走り出す。時速20kmくらいは出ているだろう。そのスピードで国中を走り回っている。
その間、街中では大きな熊が町の住民を追いかけて、それを剣士が盾でまもり、その隙に魔法使いたちが集団でヒールをかけている。またある場所では、馬車用の馬が所有者に向かって突進しているのを間一髪で助け、剣士がヘイトを買っている間にヒールによる鎮静を図っている。
こうして色んな暴走動物を見ていると、明らかに一つの共通点、「人間を襲うこと」が目立っていた。何かしらの一つの意思がそこに働いているような気がしてならない。
そして、動物というキーワードに、飼育員ちゃんを連想せずにはいられない。
もし彼女に何かがあり、それでこのような事件が発生しているとしたら、早く止めてあげないと。あんな女の子に、動物が大好きな女の子に、動物の手を汚させるわけにはいかない。
自然と、走る足に魔力が強くなる。
夜で暗いせいもあるのだろう、捜索してから数分が経過しているが、一向に見つからない。彼らはもう記憶を奪われているかもしれない。どうしよう、時間がない。焦りばかりが増えていく。
魔法訓練をした原っぱにもいない。
たまに買い出しに出る商店街にもいない。
門前の牢屋にもいない。
どこを探しても見当たらない。
炎も出せる。水も出せる。風も出せるし電気も出せる。そして大地も操れる。何なら物質創造である程度の物質なら想像することはできる。魔法を人よりも使える自覚はある。
なのに、こんな小さな国のどこかにいる人を見つけることができないなんて。こんな力、本当にくだらない。
魔法なんて使えたって、自分の望みが叶わなかったら、何の意味もない。
心当たりを探しても仕方がない、だが自分ひとりでは......。
いつの間にか足を止め、その場に立って膝に手を当てて息継ぎをしていた。目に見えるのは整備されたレンガの地面だけ。頭も少し痛い。魔法を使いすぎたせいだろうか。
はぁはぁと。もう一歩も足を動かせない。無駄かもしれない。また記憶を奪われてしまう。つながりが絶たれる。また救えない。
また、人の繋がりが絶たれてしまう。
「ワンワン!」
小さな、弱弱しい叫び声。その主は足元で私を見上げていた。
こげ茶色にくすんだぼろ雑巾のような雑種犬。だけど、その犬は自分の声といっしょに、強い思いを私に届けた。
「わん(お前、優の匂いがするな!優の知り合いだろう!優はどこにいる!?)!」
優?誰のことを言っているのだろうか。しかし動物で思いを伝えられることができるのがいたなんて、そんなの聞いたことが。ある。
そうだ、サツキは確か、飼育員ちゃんと出会ったとき、喋る犬と出会ったことを言っていたような気がする。私は直接会ったことがなかったので知らなかったが、喋る犬と、そういったのだ。
喋ることができる動物なんてそういない。人間と長年生活でもしない限りは。
「君、飼育員ちゃんのこと知っているの?」
「がう(誰やそれは、優のことが知りたいだけや)」
がう、に込められた思いが、魔力が長い。魔力が長いという表現はいささかおかしい気がするが。
しかしこの子が言う「優」という人が、もしかしたら飼育員ちゃんの本名なのかもしれない。それに私にその優という人の匂いがついているらしいから、その可能性がかなり大きいだろう。
「私は飼育員ちゃんを知っているけれど、その優って子がその子なのか分からない。それでも、来る?」
「うわん(是非もない)!」
ピュ~~~~~~!パァン!
暗黒の空が鳴いた。咲いた一凛の花は国中を照らし、オレンジ色に染め上げる。
合図の、花火!!少し体が軽くなった気がした。
方角は、ちょうど王城の裏庭あたりだろうか。だが何故そんなところにサツキと飼育員ちゃんが?
考えている暇はない。行く場所が決まった。あとはただ真っすぐに進むだけだ。
「よし、行こう!」
私は喋る犬を肩に乗せて、下半身を踏みしめ、気合いっぱいに、足裏から風魔法を噴射させて花火の上がった方向に飛び出した。
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