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第二話 一人の時間
学校が終わったので家に帰ってきた。
家の中には誰もいない。
お父さんとお母さんは海外で働いているので、なかなか家に帰って来ないのだ。
この前帰ってきたのは二ヶ月前だった。あの時は外国のお菓子をたくさん買ってきてくれて嬉しかったな。
両親がいないのに子供一人で生活出来るのかと不安に思うかもしれない。だけど、それは心配ない。
なぜなら僕にはにいちゃんがいるからだ。
にいちゃんと出逢ったのは僕が六歳の時だった。
お母さんが再婚をしたいからと言って、新しいお父さんと十歳のにいちゃんを連れて来たのだ。
にいちゃんは優しくて、その時からカッコよかった。僕はすぐににいちゃんに懐いて、本当の兄弟のように仲良くなった。
それから十年が経過した。
今ではにいちゃんは大学生で、立派な大人になった。大人と一緒なら二人暮らしでも問題ない。お母さんたちも安心してにいちゃんに僕を任せたってわけ。
にいちゃんは、僕の自慢だ。
僕と違い背が高く、顔もカッコいい。それだけでなく、性格と頭まで良い。にいちゃんはあまり自分のことを話さないから分からないけど、きっと大学でもモテモテだろう。
そんなにいちゃんが、僕は大好きだ。
そのにいちゃんも、まだ大学から帰ってきていない。と言うことは、しばらく僕は一人か。
コップに牛乳を注いでゴクゴクと飲み干した僕は、次の瞬間ハッとした。
え!? 僕、一人なの!?
一人なら、アレが出来るかもしれない!
僕はコップをシンクに置くと、急いで二階の自分の部屋に向かった。
学ランのまま、ベッドにドスンと座る。
ポケットからスマホを取り出して、エロサイトに接続した。
何をしようとしているかって?
ふふふ。高校男子が部屋に一人でいたらすることなんて決まっている。
それはオナニーだ!
いつもにいちゃんに一人オナニーを禁止されているので、なかなかやるチャンスがなかったのだ。
今なら一人だし、にいちゃんに内緒でオナニーをし放題だぞ!
僕ははやる気持ちを抑えながらスラックスと下着を脱いだ。
貧相な僕の性器が顔を出す。
相変わらずカッコ悪い性器だなぁ。もっとバキバキで大きくて男らしい性器になりたかったなぁ……。なんて思いながら性器を片手で掴む。もう片方の手はスマホ掴み、ページをタップする。
お目当てのエロ動画が見つかったので、再生ボタンを押した。
動画はギャルが男の子とエッチするやつだ。
そのギャルはサラサラの明るい茶髪だ。目もぱっちりしていて、少しだけ牧田さんに似ている。
牧田さんに似たギャルのパンツが下ろされ、性器が露出した。それを見た僕の下半身もググッと熱を持つ。男の子が牧田さん似のギャルの性器に指を挿入し、ぐちゃぐちゃと手マンした。牧田さん似のギャルは気持ち良さそうな顔をしている。
もう我慢できなくて、僕は性器を力強く扱いた。
『あんっ! あんっ!』
牧田さん似の女の子が喘いでいる。その声を聞いていたら、まるで僕が牧田さんの性器を弄っているような感覚に陥った。
牧田さんをオカズにするなんて、僕は最低だ。
そう思うのに、僕の手は止まるどころかどんどん加速していく。
「牧田さんっ……! 牧田さんっ……!」
名前を呼びながら夢中で性器を扱く。
――その時だった。
「牧田さんって誰?」
含み笑いの低い声が聞こえて、僕の体はビクッと固まった。
こ、この声は……!
恐る恐るドアの方へ目を向けると、そこにはニヤニヤと笑いながら僕を見つめるにいちゃんが立っていたのだった。
家の中には誰もいない。
お父さんとお母さんは海外で働いているので、なかなか家に帰って来ないのだ。
この前帰ってきたのは二ヶ月前だった。あの時は外国のお菓子をたくさん買ってきてくれて嬉しかったな。
両親がいないのに子供一人で生活出来るのかと不安に思うかもしれない。だけど、それは心配ない。
なぜなら僕にはにいちゃんがいるからだ。
にいちゃんと出逢ったのは僕が六歳の時だった。
お母さんが再婚をしたいからと言って、新しいお父さんと十歳のにいちゃんを連れて来たのだ。
にいちゃんは優しくて、その時からカッコよかった。僕はすぐににいちゃんに懐いて、本当の兄弟のように仲良くなった。
それから十年が経過した。
今ではにいちゃんは大学生で、立派な大人になった。大人と一緒なら二人暮らしでも問題ない。お母さんたちも安心してにいちゃんに僕を任せたってわけ。
にいちゃんは、僕の自慢だ。
僕と違い背が高く、顔もカッコいい。それだけでなく、性格と頭まで良い。にいちゃんはあまり自分のことを話さないから分からないけど、きっと大学でもモテモテだろう。
そんなにいちゃんが、僕は大好きだ。
そのにいちゃんも、まだ大学から帰ってきていない。と言うことは、しばらく僕は一人か。
コップに牛乳を注いでゴクゴクと飲み干した僕は、次の瞬間ハッとした。
え!? 僕、一人なの!?
一人なら、アレが出来るかもしれない!
僕はコップをシンクに置くと、急いで二階の自分の部屋に向かった。
学ランのまま、ベッドにドスンと座る。
ポケットからスマホを取り出して、エロサイトに接続した。
何をしようとしているかって?
ふふふ。高校男子が部屋に一人でいたらすることなんて決まっている。
それはオナニーだ!
いつもにいちゃんに一人オナニーを禁止されているので、なかなかやるチャンスがなかったのだ。
今なら一人だし、にいちゃんに内緒でオナニーをし放題だぞ!
僕ははやる気持ちを抑えながらスラックスと下着を脱いだ。
貧相な僕の性器が顔を出す。
相変わらずカッコ悪い性器だなぁ。もっとバキバキで大きくて男らしい性器になりたかったなぁ……。なんて思いながら性器を片手で掴む。もう片方の手はスマホ掴み、ページをタップする。
お目当てのエロ動画が見つかったので、再生ボタンを押した。
動画はギャルが男の子とエッチするやつだ。
そのギャルはサラサラの明るい茶髪だ。目もぱっちりしていて、少しだけ牧田さんに似ている。
牧田さんに似たギャルのパンツが下ろされ、性器が露出した。それを見た僕の下半身もググッと熱を持つ。男の子が牧田さん似のギャルの性器に指を挿入し、ぐちゃぐちゃと手マンした。牧田さん似のギャルは気持ち良さそうな顔をしている。
もう我慢できなくて、僕は性器を力強く扱いた。
『あんっ! あんっ!』
牧田さん似の女の子が喘いでいる。その声を聞いていたら、まるで僕が牧田さんの性器を弄っているような感覚に陥った。
牧田さんをオカズにするなんて、僕は最低だ。
そう思うのに、僕の手は止まるどころかどんどん加速していく。
「牧田さんっ……! 牧田さんっ……!」
名前を呼びながら夢中で性器を扱く。
――その時だった。
「牧田さんって誰?」
含み笑いの低い声が聞こえて、僕の体はビクッと固まった。
こ、この声は……!
恐る恐るドアの方へ目を向けると、そこにはニヤニヤと笑いながら僕を見つめるにいちゃんが立っていたのだった。
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