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第十八話 にいちゃんのおねだり
うっとりとにいちゃんの顔を見つめていたら、いきなり横抱きにされた。
「にいちゃん?」
抱っこされた僕は驚いてにいちゃんの顔を見つめた。にいちゃんは、いやらしさのカケラもない爽やかな表情でサラリと言った。
「せっかくだから二人で風呂入っちゃおう」
えー!? 二人でお風呂入るのなんて何年振りだろう!? は、恥ずかしいよ。絶対やだ。
僕はにいちゃんの腕の中でバタバタと暴れた。
「お、お風呂なら一人で入るからいい!」
「なに照れてるの? りっくん」
「だ、だって……にいちゃんの裸が見えちゃうじゃん」
お尻を弄られまくっているくせに、今更裸くらいで恥じるなと思うかもしれないが、仕方がないのだ。
だって僕、にいちゃんの裸をあまり見たことがなかったのだ。
いつもエッチなことをするとき、僕はほとんど裸にされるのだが、にいちゃんはきっちり服を着込んでいる。
お風呂に入ると言うことは、二人とも全裸になると言うことだ。つまり、にいちゃんも裸になるのだ。普段そんな無防備なにいちゃんを見たことのない僕は、なぜだかものすごく恥ずかしくなってしまった。
にいちゃんはそんな僕の表情を熱っぽく見つめてから、チュッとオデコにキスをした。
「今日はいつもの遊びと違うから、俺も裸になるよ」
「え? いつもと違うの?」
どう違うんだろう? 僕は不思議そうな表情でにいちゃんを見つめた。目が合うと、にいちゃんはニコッと微笑んだ。
「うん。今日はセックスしようと思うんだ」
「セッ……!?」
あまりにもエッチな言葉なので、僕は最後まで言えなかった。
え!? にいちゃんと僕がセックス!?
言われてみれば、今までしたことなかったな。にいちゃんはいつも僕のお尻の穴に指とか大人のオモチャを突っ込んでいたけど、にいちゃん自身を突っ込んだことはなかったのだ。
えー……。にいちゃんとセックス……。上手く出来るかなぁ。どうしよう。
僕が真っ赤になって戸惑っていたら、にいちゃんがねっとりとした声色で僕の耳元に唇を近付けてきた。
「ねぇ……。いいだろう? りっくん。抱かせてよ。だってりっくん、にいちゃんのこと大好きなんだろう?」
「で、でも……」
「にいちゃん、本当はずっとりっくんとセックスしたかったんだ。だけどそれは両想いになってからにしようと思って、ずっと我慢してたんだ」
「両想い……」
確かににいちゃんのことは大好きだ。最初の頃は牧田さんに恋心を抱いていたけど、今回の一件で僕が本当に好きなのは牧田さんではなく、にいちゃんだと気付いた。にいちゃんも僕が好きだと言ってくれる。つまり僕たちは両想いなのだ。両想いならセックスしても変じゃない。
でも……でも、恥ずかしいよ。
「りっくん……お願い……」
そ、そんなエッチな声でおねだりしないで。
体が熱くなってきちゃうよ……。
僕がモジモジと太ももを擦り合わせていたら、トドメだと言わんばかりににいちゃんの舌が僕の耳の穴を犯した。いやらしくネロネロと舐められて、僕の性器がハッキリと形を変えていくのが分かった。
「お願いりっくん……。セックスしよう?」
「わ、わ、分かった……。分かったから耳舐めるのやめて」
だって仕方がないじゃないか。僕たち両想いだし、にいちゃんがこんなにも僕を求めてくれてるんだよ? ここで嫌がったらそのあとが気まずい。それに、なんだかんだ言って僕もにいちゃんに触れたいのだ。セックスはかなり恥ずかしいけど、にいちゃんに触れたい気持ちの方が強かったので、僕は覚悟を決めた。
にいちゃんは僕の覚悟を感じ取ったのか、ニイッと笑ったような気がした。顔が見えないから分からないけど、確実に笑っているような気がする。
にいちゃんは最後にカプリと僕の耳たぶを噛むと、そっと唇を離した。
「じゃあ、風呂場に行こう」
「う、うん」
にいちゃんの顔を見ると、予想通り満遍の笑みを浮かべていた。にいちゃんはキラキラ輝く王子様のように、うやうやしく僕を横抱きにしながらお風呂場に向かったのだった。
「にいちゃん?」
抱っこされた僕は驚いてにいちゃんの顔を見つめた。にいちゃんは、いやらしさのカケラもない爽やかな表情でサラリと言った。
「せっかくだから二人で風呂入っちゃおう」
えー!? 二人でお風呂入るのなんて何年振りだろう!? は、恥ずかしいよ。絶対やだ。
僕はにいちゃんの腕の中でバタバタと暴れた。
「お、お風呂なら一人で入るからいい!」
「なに照れてるの? りっくん」
「だ、だって……にいちゃんの裸が見えちゃうじゃん」
お尻を弄られまくっているくせに、今更裸くらいで恥じるなと思うかもしれないが、仕方がないのだ。
だって僕、にいちゃんの裸をあまり見たことがなかったのだ。
いつもエッチなことをするとき、僕はほとんど裸にされるのだが、にいちゃんはきっちり服を着込んでいる。
お風呂に入ると言うことは、二人とも全裸になると言うことだ。つまり、にいちゃんも裸になるのだ。普段そんな無防備なにいちゃんを見たことのない僕は、なぜだかものすごく恥ずかしくなってしまった。
にいちゃんはそんな僕の表情を熱っぽく見つめてから、チュッとオデコにキスをした。
「今日はいつもの遊びと違うから、俺も裸になるよ」
「え? いつもと違うの?」
どう違うんだろう? 僕は不思議そうな表情でにいちゃんを見つめた。目が合うと、にいちゃんはニコッと微笑んだ。
「うん。今日はセックスしようと思うんだ」
「セッ……!?」
あまりにもエッチな言葉なので、僕は最後まで言えなかった。
え!? にいちゃんと僕がセックス!?
言われてみれば、今までしたことなかったな。にいちゃんはいつも僕のお尻の穴に指とか大人のオモチャを突っ込んでいたけど、にいちゃん自身を突っ込んだことはなかったのだ。
えー……。にいちゃんとセックス……。上手く出来るかなぁ。どうしよう。
僕が真っ赤になって戸惑っていたら、にいちゃんがねっとりとした声色で僕の耳元に唇を近付けてきた。
「ねぇ……。いいだろう? りっくん。抱かせてよ。だってりっくん、にいちゃんのこと大好きなんだろう?」
「で、でも……」
「にいちゃん、本当はずっとりっくんとセックスしたかったんだ。だけどそれは両想いになってからにしようと思って、ずっと我慢してたんだ」
「両想い……」
確かににいちゃんのことは大好きだ。最初の頃は牧田さんに恋心を抱いていたけど、今回の一件で僕が本当に好きなのは牧田さんではなく、にいちゃんだと気付いた。にいちゃんも僕が好きだと言ってくれる。つまり僕たちは両想いなのだ。両想いならセックスしても変じゃない。
でも……でも、恥ずかしいよ。
「りっくん……お願い……」
そ、そんなエッチな声でおねだりしないで。
体が熱くなってきちゃうよ……。
僕がモジモジと太ももを擦り合わせていたら、トドメだと言わんばかりににいちゃんの舌が僕の耳の穴を犯した。いやらしくネロネロと舐められて、僕の性器がハッキリと形を変えていくのが分かった。
「お願いりっくん……。セックスしよう?」
「わ、わ、分かった……。分かったから耳舐めるのやめて」
だって仕方がないじゃないか。僕たち両想いだし、にいちゃんがこんなにも僕を求めてくれてるんだよ? ここで嫌がったらそのあとが気まずい。それに、なんだかんだ言って僕もにいちゃんに触れたいのだ。セックスはかなり恥ずかしいけど、にいちゃんに触れたい気持ちの方が強かったので、僕は覚悟を決めた。
にいちゃんは僕の覚悟を感じ取ったのか、ニイッと笑ったような気がした。顔が見えないから分からないけど、確実に笑っているような気がする。
にいちゃんは最後にカプリと僕の耳たぶを噛むと、そっと唇を離した。
「じゃあ、風呂場に行こう」
「う、うん」
にいちゃんの顔を見ると、予想通り満遍の笑みを浮かべていた。にいちゃんはキラキラ輝く王子様のように、うやうやしく僕を横抱きにしながらお風呂場に向かったのだった。
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