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第四話 狂気のマクベガス
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それから一カ月が経過した。
相変わらず俺はマクベガスの家に居座っている。
だってマクベガスのやつ、全然俺に帰れって言わないんだもん。それどころか俺が退屈しないよう本とか珍しい菓子をいっぱい買い込んでくるんだぜ?
マジで至れり尽くせりで最高の一カ月だった。
でも、そろそろ自分のボロアパートに帰ろうかなと思っている。
なぜかと言うと、家賃の問題があるからだ。
俺はマクベガスのように一軒家を持っていない。大家からボロアパートの一室を借りているのだ。そろそろ一カ月分の家賃を支払わないと、追い出されてしまう。
さすがの俺も、家賃を支払ったあともマクベガスの家に戻ることは出来ない。図々し過ぎるからな。マクベガスの家を出たら最後。この居心地のいい寄生生活は終わりを迎えるのだ。
ハァ……。極上のベッドとお別れするのは悲しいけど、仕方がないな……。
マクベガスが仕事から帰ってきたら、帰ることを告げよう……。
そんなことを思いながら、俺はダラダラと夜を待ったのだった。
※※※※
夜になりマクベガスが帰宅したので、家に帰ることを伝えた。
「帰りたくねーけどさぁ、家賃払わないと大家にブチギレられるんだよ」
「……」
きっと、マクベガスはホッとするだろう。
だって、やっと図々しい俺から解放されるんだぜ?
良かったぁ……と肩の力を抜くと思ったのだ。
だが、マクベガスは無表情になった。
喜びなんて一ミリも感じていない。そんな表情をしているので俺は戸惑った。
「マクベガス?」
不安になって顔を覗き込むと、マクベガスは一瞬で満面の笑みを浮かべた。
「家賃のことは心配ないよ。君のアパートは解約したから」
「へ?」
「セシルーの帰るところは、もうこの家しかないよ。一生僕が飼ってあげるから、心配しないで」
は? アパートを解約した? なんで勝手にそんなことをしたんだ? それにコイツ……俺のこと飼ってあげるって言ったのか?
へ……なに? 俺飼われてんの?
さまざまな疑問が押し寄せてきて、俺はなぜか半笑いになってしまった。
「……いや、何言ってんの? 冗談キツイぜ」
「冗談じゃないよ。あれ? セシルー、監禁されてることに気付いてないの?」
「は?」
「僕が君を、一カ月前からこの家に監禁しているんだ」
一字一句言い聞かせるようにはっきり告げられて、俺の背筋が凍った。
そう言えば、この一カ月間一歩も外に出ていない……。
嫌な予感がして玄関に走った。外に出ようとドアノブを掴んだら、体に電流が走る。
ビックリしてドアノブを放したら、電流は止まった。
「な、なんだこれは!?」
俺のあとを、さして焦った様子もなくゆっくり追いかけてきたマクベガスが、ニコニコ答える。
「ドアノブに魔法をかけたんだ。ビリビリしてドアを開けられないだろう?」
「ふ、ふざけんな! 俺を外に出せ!」
腹が立ってマクベガスの胸ぐらを掴み叫んだ。すると、マクベガスは傷付いたような表情を見せた。
「なんで……? なんでそんなことを言うんだい? セシルーは僕のものなのに……」
「いつからお前のものになったんだ、このボケ! いいから外に出せよ!」
マクベガスは真っ青な顔色になり、ガタガタと震え始めた。
「嫌だ……。僕を否定しないで……。セシルーに嫌われたら僕……僕……」
なんだコイツは? 思っていたよりヤバい奴なのかもしれない。
悪寒を感じていたら、マクベガスに痛いくらいに腕を掴まれた。
振り解こうと腕を振ったが、いくら頑張っても離れなかった。
「痛ーな! このアホ! 折れんだろうが!」
「……」
さすがはSランクだなぁ。力が半端ねーわと驚いていたら、物凄い力で床に押し倒された。
マクベガスは俺に馬乗りになり、狂ったように叫ぶ。
「セシルーは僕のだ! 監禁して一生外には出さない!」
「何言ってんだ、お前! 怖すぎるぞ!」
「セシルー……。セシルー……」
マクベガスが震える指先で俺のシャツのボタンを外し始めた。
なにをしようとしているのか分かり、背筋に冷たい汗が流れ落ちる。
「テメー! こんな状況でヤルつもりか!?」
「……」
必死になって抵抗したが、FランクがSランクに力で敵うはずがない。
両腕を片手一本で押さえ付けられ、空いた手でどんどん服を脱がされてしまう。
そのまま指で慣らすこともなく、マクベガスは無理矢理俺のケツ穴に勃起したチンコをねじ込んだ。
「……っ」
毎晩抱かれているのでそんなに痛くはないが、ローションがないので滑りが悪い。
それでもマクベガスは腰を引かない。
頭がおかしくなってしまったかのように、無茶苦茶に腰を振りたくっている。
コイツ……狂っている……。
おおいに引いてしまったが、マクベガスがポロポロ涙を流しながら挿入しているのを見て、少し可哀想に思ってしまった。
「愛してる……。愛しているんだ、セシルー。僕を拒絶しないで……。僕を受け入れて……」
「……」
ああ……そうか。コイツ、俺のこと好きなのか……。
好きだから監禁なんかしたのか。
好きだから俺を抱いたのか。
好きだから俺の喜びそうなことを一生懸命考えて、行動に移してくれたのか。
「……」
マクベガスの狂気に満ちた告白を聞いて、俺はちょっとだけ嬉しくなってしまった。
レイプされてるくせに喜ぶなよと思うかもしれないが、ここ一カ月マクベガスに甘えまくっていたので、情が移ったのだ。
マクベガスは気持ちが高ぶっているようで、射精してもなかなか抜いてくれなかった。
俺のケツ穴が精液まみれになり、マクベガスが動くたびにグポグポといやらしい音がする。
それでもマクベガスは俺を犯し続けた。
体力のない俺はその精力についていけず、いつの間にか気絶してしまったのだった。
相変わらず俺はマクベガスの家に居座っている。
だってマクベガスのやつ、全然俺に帰れって言わないんだもん。それどころか俺が退屈しないよう本とか珍しい菓子をいっぱい買い込んでくるんだぜ?
マジで至れり尽くせりで最高の一カ月だった。
でも、そろそろ自分のボロアパートに帰ろうかなと思っている。
なぜかと言うと、家賃の問題があるからだ。
俺はマクベガスのように一軒家を持っていない。大家からボロアパートの一室を借りているのだ。そろそろ一カ月分の家賃を支払わないと、追い出されてしまう。
さすがの俺も、家賃を支払ったあともマクベガスの家に戻ることは出来ない。図々し過ぎるからな。マクベガスの家を出たら最後。この居心地のいい寄生生活は終わりを迎えるのだ。
ハァ……。極上のベッドとお別れするのは悲しいけど、仕方がないな……。
マクベガスが仕事から帰ってきたら、帰ることを告げよう……。
そんなことを思いながら、俺はダラダラと夜を待ったのだった。
※※※※
夜になりマクベガスが帰宅したので、家に帰ることを伝えた。
「帰りたくねーけどさぁ、家賃払わないと大家にブチギレられるんだよ」
「……」
きっと、マクベガスはホッとするだろう。
だって、やっと図々しい俺から解放されるんだぜ?
良かったぁ……と肩の力を抜くと思ったのだ。
だが、マクベガスは無表情になった。
喜びなんて一ミリも感じていない。そんな表情をしているので俺は戸惑った。
「マクベガス?」
不安になって顔を覗き込むと、マクベガスは一瞬で満面の笑みを浮かべた。
「家賃のことは心配ないよ。君のアパートは解約したから」
「へ?」
「セシルーの帰るところは、もうこの家しかないよ。一生僕が飼ってあげるから、心配しないで」
は? アパートを解約した? なんで勝手にそんなことをしたんだ? それにコイツ……俺のこと飼ってあげるって言ったのか?
へ……なに? 俺飼われてんの?
さまざまな疑問が押し寄せてきて、俺はなぜか半笑いになってしまった。
「……いや、何言ってんの? 冗談キツイぜ」
「冗談じゃないよ。あれ? セシルー、監禁されてることに気付いてないの?」
「は?」
「僕が君を、一カ月前からこの家に監禁しているんだ」
一字一句言い聞かせるようにはっきり告げられて、俺の背筋が凍った。
そう言えば、この一カ月間一歩も外に出ていない……。
嫌な予感がして玄関に走った。外に出ようとドアノブを掴んだら、体に電流が走る。
ビックリしてドアノブを放したら、電流は止まった。
「な、なんだこれは!?」
俺のあとを、さして焦った様子もなくゆっくり追いかけてきたマクベガスが、ニコニコ答える。
「ドアノブに魔法をかけたんだ。ビリビリしてドアを開けられないだろう?」
「ふ、ふざけんな! 俺を外に出せ!」
腹が立ってマクベガスの胸ぐらを掴み叫んだ。すると、マクベガスは傷付いたような表情を見せた。
「なんで……? なんでそんなことを言うんだい? セシルーは僕のものなのに……」
「いつからお前のものになったんだ、このボケ! いいから外に出せよ!」
マクベガスは真っ青な顔色になり、ガタガタと震え始めた。
「嫌だ……。僕を否定しないで……。セシルーに嫌われたら僕……僕……」
なんだコイツは? 思っていたよりヤバい奴なのかもしれない。
悪寒を感じていたら、マクベガスに痛いくらいに腕を掴まれた。
振り解こうと腕を振ったが、いくら頑張っても離れなかった。
「痛ーな! このアホ! 折れんだろうが!」
「……」
さすがはSランクだなぁ。力が半端ねーわと驚いていたら、物凄い力で床に押し倒された。
マクベガスは俺に馬乗りになり、狂ったように叫ぶ。
「セシルーは僕のだ! 監禁して一生外には出さない!」
「何言ってんだ、お前! 怖すぎるぞ!」
「セシルー……。セシルー……」
マクベガスが震える指先で俺のシャツのボタンを外し始めた。
なにをしようとしているのか分かり、背筋に冷たい汗が流れ落ちる。
「テメー! こんな状況でヤルつもりか!?」
「……」
必死になって抵抗したが、FランクがSランクに力で敵うはずがない。
両腕を片手一本で押さえ付けられ、空いた手でどんどん服を脱がされてしまう。
そのまま指で慣らすこともなく、マクベガスは無理矢理俺のケツ穴に勃起したチンコをねじ込んだ。
「……っ」
毎晩抱かれているのでそんなに痛くはないが、ローションがないので滑りが悪い。
それでもマクベガスは腰を引かない。
頭がおかしくなってしまったかのように、無茶苦茶に腰を振りたくっている。
コイツ……狂っている……。
おおいに引いてしまったが、マクベガスがポロポロ涙を流しながら挿入しているのを見て、少し可哀想に思ってしまった。
「愛してる……。愛しているんだ、セシルー。僕を拒絶しないで……。僕を受け入れて……」
「……」
ああ……そうか。コイツ、俺のこと好きなのか……。
好きだから監禁なんかしたのか。
好きだから俺を抱いたのか。
好きだから俺の喜びそうなことを一生懸命考えて、行動に移してくれたのか。
「……」
マクベガスの狂気に満ちた告白を聞いて、俺はちょっとだけ嬉しくなってしまった。
レイプされてるくせに喜ぶなよと思うかもしれないが、ここ一カ月マクベガスに甘えまくっていたので、情が移ったのだ。
マクベガスは気持ちが高ぶっているようで、射精してもなかなか抜いてくれなかった。
俺のケツ穴が精液まみれになり、マクベガスが動くたびにグポグポといやらしい音がする。
それでもマクベガスは俺を犯し続けた。
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