初恋を性悪男に台無しにされた俺の話

チョロケロ

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初恋を性悪男に台無しにされた俺の話

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「ボルグ。落ち着けよ。ちょっとケツゆるめろ」

 俺の腰を後ろから掴み、クロードが半笑いでそんなことを言ってきた。
 俺だって分かってるよ。興奮し過ぎだ俺! ちょっと落ち着けと思うのだが、高まりきった身体は興奮を隠せない。

「やらぁ! クロードのオチンポ気持ちいいのぉ~! もっと突いてぇー」
「バカじゃねーのお前? 本当ウケる」

 そう言いつつ、クロードは俺の腰を掴み、バックで無茶苦茶に尻を突いてくれた。ぶっ壊れそうな突きに俺の理性は更にぶっ飛び、アヘ顔を晒しながら思いっきり射精した。それに釣られるようにクロードも射精し、俺たちは死んだようにベッドに崩れ落ちたのだった。

※※※※

 あーやだやだ。なんでクロードなんかとセックスして喜んでるんだよ。そんな愚痴を心の中でこぼしつつ、俺は宿屋添え付けのバスルームでクロードに出された精液を掻き出していた。
 クロードは俺の相棒だ。
 俺たちがコンビを組むようになってそろそろ半年が経つ。最初はただの飲み友達だった。だけど、なんのきっかけ忘れたけど、なんとなくコンビを組むようになった。クロードと組むようになってからはギルドの仕事が好調で、俺らが組めば怖いものがないことに気付いちまった。だから今もコンビを継続している。
 ただのコンビだった俺たちが、なぜセックスまでするようになったのか? それはいまだに分からねー。ただ酔っ払って遊び半分でキスしてたら、盛り上がって最後までしちまってたんだ。
 まあ、どちらかにオンナでも出来れば自然とそういうことはしなくなるだろう。俺たちオトコノコだからしょうがねーよななどと気楽に考えていたころ、事件は起こったのだった。

※※※※

「お疲れ様です。ボルグ様。クロード様」

 そう言って新しく入ったギルドの受付嬢は、俺たちに向かってバチンとウィンクした。

「はっ! はひっ!」

 はいと言おうとしたが、声が裏返っちまった。
 だって新人受付嬢ちゃん、めちゃくちゃ俺のタイプなんだもん。デカすぎるケツに、デカメロンのようなおっぱい。唇が肉感的で吸い付きたくなる。
 めちゃくちゃいいオンナだ。ヤリてーなぁ。俺の今まで使ったことのないピュアチンポが久々に反応した。

「これ、任務成功の報酬です」

 受付嬢のお姉ちゃんが俺に向かって金貨を差し出した。それを俺は、カタカタ震えながら受け取った。笑いたきゃ笑え。あまりにも綺麗な姉ちゃんだから、緊張して震えちまったんだよ。そんな俺を、クロードがニヤニヤ笑いながら眺めている。さすがは相棒だな。俺の女のタイプなんてコイツにはお見通しなんだろう。なんだかムカつくけど、今はそれより姉ちゃんだ。
 俺は自分の中で一番かっこいいと思う角度とキメポーズで姉ちゃんに笑いかけたのだった。

※※※※

 それから俺は今まで以上に仕事に熱が入った。
 今日も高ランクの依頼をこなし、受付嬢の姉ちゃんに褒めてもらおうと上機嫌でギルドに向かっていた。
 途中、花屋を見つけたので足を止める。
 毒々しく咲き誇る赤い薔薇の一輪を見て、あの姉ちゃんを思い出した。思わず隣を歩くクロードに語りかける。

「クロード……。オンナって、花とかあげたら喜ぶかなぁ?」

 俺の言葉に、クロードは一瞬ぽかーんとしたあと、ぶっと吹き出した。

「あはは。あの受付の姉ちゃんにやるのか? いいんじゃねー? やりたきゃやれよ」

 いつも俺を見下したようなニヤケ声で話すクロードだが、『やりたきゃやれよ』と言う声色には苛立ちが含まれているような気がした。
 分かるんだよ、そういうの。なんせコイツは俺の相棒だからな。

「なにキレてんだよ、お前」
「……」

 クロードが黙ったので、本当に機嫌が悪いのが分かった。コイツは怒ると無口になるのだ。
 なんだよ、腐ったもんでも食って腹壊したのかな? 怖いから話しかけないでおこう。
 俺はクロードのことは無視して、とりあえず薔薇を一輪購入したのだった。

※※※※

「ボルグ様、クロード様。任務達成おめでとうございます」

 受付嬢の姉ちゃんが、今日もエロい笑顔で俺たち……いや、俺に笑いかけてくれた。

「あ、ありがとう……。俺、今日も頑張ったよ」

 頑張ったアピールをしながら、右手にギュッと握りしめといた一輪の薔薇を差し出す。

「が、頑張ったから、これ、受け取ってくれよ」
「え?」

 びっくりした表情をしている受付嬢の姉ちゃんのエロい表情に目を奪われていたら、クロードがいきなり口を開いた。

「あーあ。見てられねーよ。童貞はやることも童貞くせーな」
「え?」

 再び受付嬢の姉ちゃんが目を丸くした。
 姉ちゃんに童貞だと言うことがバレてしまった俺は、顔を朱に染めながらクロードを睨み付けた。

「テメェ……、言っていいことと悪いことの区別もつかんのか?」
「あーわりーわりー。そんなキレるなよ、童貞くん」
「!」

 俺が殴り掛かろうとする前に、クロードがクイっと俺のアゴを持ち上げた。

「雌の分際で女様に発情してんじゃねーよ」

 そう言って、クロードが俺の唇に吸い付いた。
 ふざけんじゃねー! 人前で、あろうことか受付嬢の姉ちゃんの前でキスなんかするんじゃねー!
 キレそうになったのだが、クロードのキスが巧みで力が抜ける。
 ふざけんじゃねー! ふざけんじゃねー! と怒鳴りつけたいのだが、キスの気持ちよさにくぐもった声しか出すことが出来ない。クロードは俺の口内を無茶苦茶に舐め回したあと、軽く舌を吸ってから唇を離した。
 もう俺はその場から消えてなくなりたい気持ちになってきて、涙ぐみながらその場をうつむいた。
 そんな俺に、クロードが更に追い打ちをかける。

「お姉さん。コイツのトロ顔見たぁ? コイツいつも俺に掘られてんだぜ? マジ雌だよな」

 お姉ちゃんの顔が見れねー。
 更に深くうつむく俺に、お姉ちゃんの気まずそうな、「いやぁ、その……」と言う声が聞こえてきた。

 チキショウチキショウ!
 お姉ちゃんに引かれた。クロードは最悪最低の男だ!
 大っ嫌いだ! 死ね!
 俺は死にたい気持ちを隠し、キッとクロードを睨み付けた。

「テメーは本当、最低最悪の男だ。俺の儚い恋をぶち壊しやがった! 死ね! 死ね死ね死ねー!」
「あはは。でもお前は、そんな性悪男の雌なんだよ」
「ぐぬぅ」

 話せば話すほど最悪の事態になると踏んだ俺は、ギルドの姉ちゃんとその他大勢の冒険者たちに苦笑いをされながら、泣きながらその場を逃げ帰ったのだった。
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