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第一章 天空への闘争
11.天空の支配者
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翌朝
ローザンは帝国軍の空軍滑走路にいた。
「ローザンは第06部隊 駆逐隊についていくよう。」
「ハッ。」
「以上。健闘を祈る。」
皆で敬礼をした。
こうする理由は一つ。今日、帝国軍の数人のエリート部隊の中に入り、「Sanctuary」をみつけだす。
しかし…レイには何も報告が出来ていない。このままだと…
いや待てよ…
_____________________
「ピロロロロロロ」
電話が鳴る。
「ローザン。」
「どうしたんだい?」
「アンタのハイドロに一つ装置をつけておいた。」
「え…アランがどうやってそんなこと…」
「レイがつけてくれたのさ。その装置の説明をしておきたくてな。」
「あぁ…なるほどね…」
そこまでして付けたい装置って何なんだ…?
「アンタがもし急な戦闘状態になったりなど、命の危険を感じた時に使ってくれ。」
「それを使うとどうなるの?」
「俺の国の空軍がアンタの座標を特定し、すぐに駆けつける。」
なんでそんな…
「ただし、使えるのは1回のみ。帝国の通信データに残らないための独自の回線を使っているが、一度使った回線は次から履歴が残る。一度押したら押しても効かない。覚えておいてくれ。」
「…アラン…そこまでして僕を助けることはないと…」
こういうと、アランは呆れたような顔をした。
「はぁ…ローザン…俺たちの部隊はただでさえハイドロに乗れるヤツらが少ないんだ…それにアンタがいなくなりゃ皆の士気も下がる…何よりアンタが俺を救ってくれた。大切なんだ。」
その無口なアランからは思いもよらない言葉だった。
まさかアランがここまで僕を信じてくれていたとは…僕は…
「…ありがとうアラン。でもよければ僕だけじゃなくて皆にもつけてくれないかい?」
「…あーそれがなぁ…」
アランは困った顔をした。
「…アンタの1個つけただけで軍資金の1/5が飛んでいっちまった…」
なんてこった
_____________________
…そうだ。
アランがつけてくれた装置を今使えば…
ローザンは溶接された跡が残っているボタンを押そうとした。だが…
ここで押したら…世界戦争だ…
僕は今、たった一人のちっぽけな意志で戦争を起こそうとしてる…
すると、デバイスにレイからのメール受信通知が届く。
「わかった。こっちはいつでも準備万全だ。」
…流石、レイだ。
僕はボタンを押した。
ローザンは帝国軍の空軍滑走路にいた。
「ローザンは第06部隊 駆逐隊についていくよう。」
「ハッ。」
「以上。健闘を祈る。」
皆で敬礼をした。
こうする理由は一つ。今日、帝国軍の数人のエリート部隊の中に入り、「Sanctuary」をみつけだす。
しかし…レイには何も報告が出来ていない。このままだと…
いや待てよ…
_____________________
「ピロロロロロロ」
電話が鳴る。
「ローザン。」
「どうしたんだい?」
「アンタのハイドロに一つ装置をつけておいた。」
「え…アランがどうやってそんなこと…」
「レイがつけてくれたのさ。その装置の説明をしておきたくてな。」
「あぁ…なるほどね…」
そこまでして付けたい装置って何なんだ…?
「アンタがもし急な戦闘状態になったりなど、命の危険を感じた時に使ってくれ。」
「それを使うとどうなるの?」
「俺の国の空軍がアンタの座標を特定し、すぐに駆けつける。」
なんでそんな…
「ただし、使えるのは1回のみ。帝国の通信データに残らないための独自の回線を使っているが、一度使った回線は次から履歴が残る。一度押したら押しても効かない。覚えておいてくれ。」
「…アラン…そこまでして僕を助けることはないと…」
こういうと、アランは呆れたような顔をした。
「はぁ…ローザン…俺たちの部隊はただでさえハイドロに乗れるヤツらが少ないんだ…それにアンタがいなくなりゃ皆の士気も下がる…何よりアンタが俺を救ってくれた。大切なんだ。」
その無口なアランからは思いもよらない言葉だった。
まさかアランがここまで僕を信じてくれていたとは…僕は…
「…ありがとうアラン。でもよければ僕だけじゃなくて皆にもつけてくれないかい?」
「…あーそれがなぁ…」
アランは困った顔をした。
「…アンタの1個つけただけで軍資金の1/5が飛んでいっちまった…」
なんてこった
_____________________
…そうだ。
アランがつけてくれた装置を今使えば…
ローザンは溶接された跡が残っているボタンを押そうとした。だが…
ここで押したら…世界戦争だ…
僕は今、たった一人のちっぽけな意志で戦争を起こそうとしてる…
すると、デバイスにレイからのメール受信通知が届く。
「わかった。こっちはいつでも準備万全だ。」
…流石、レイだ。
僕はボタンを押した。
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