7 / 28
蛮族登場
しおりを挟む
最近、俺は変だ。
なんとなく顔を合わせるのが嫌で、好きに過ごしていいと言われたことを免罪符に早寝早起きをして極力リューセントさんと会話する機会を避けている。朝の挨拶とか、どうしようもないことはあるけど。
たまに寝ぼけたリューセントさんが夢うつつに「イーア」と俺を撫でながら呟くから、なんでか胸が苦しくて泣きそうになる。
俺、なんかの病気にでもなったんじゃないかな。こんなに胸が痛いのはおかしいと思うんだ。
「アシャンさま?」
「あっ、はい。……ごめんなさい、もうお腹がいっぱいで」
リューセントさんが心配するから朝ご飯はなんとか詰め込んでるけど、昼と夜、そしてオヤツが食べられない。あんなに嬉しかった甘味も、なんとなく味気なくて出さないでもらってる。
今もルクウストさんに見とがめられたけど、謝罪とともにそう言って諦めてもらった。
「何かあったんですか?」
「カティさん……いえ、なんでもないですよ」
へらりと笑ったのに、同席しているカティさん、ルクウストさん、そしてエイラさんの顔が曇る。
病気かもしれないけど確定ではない。熱もないし、ちょっと胸が痛くてちょっと食欲がないくらいだから、俺としてはもう少し様子見をしたい。でもルクウストさんもエイラさんも、ちょっと相談しただけで大騒ぎしそうだから悩ましい。
カティさんならちょうど良い距離感で相談に乗ってくれるだろうか。思わずじぃっと見つめてしまうと、カティさんの目が泳ぐ。それに慌てて「他意はないですよ」と伝える前に、玄関先がザワついた。
「?」
「おや、今日の来客はないはずですが……」
「見て参ります」
サッと口元を拭いたカティさんがキッチンスペースから出て行って、ルクウストさんとエイラさんもササッと茶器や応接室の準備を始める。俺? 俺はルクウストさんに「これだけは食べてくださいね」と出されたスモモを口に入れた。
「よーぅ、邪魔すんぞー!」
「!?」
噛んでる途中のスモモを思わず飲み込んでしまう大音量。あ、やばい。気管に入った。
「げほっ、けほ……んっ、んん」
「アシャン様、大丈夫ですか? ――エルベルトさま、いくらご兄弟とはいえ他家へ勝手に入るのは感心いたしません」
背中をさすってくれるルクウストさんが侵入者にそう言ったけど、相手はそれを右から左へ聞き流すように笑っている。
「カティにもそう言われたが、勝手知ったる弟の家でわざわざ先触れなんて出すかよ。めんどくせぇ」
二人の会話に〝兄弟〟〝弟〟と出て来たことから、この人はリューセントさんの二人いるお兄さんのうちのどちらかなんだろう。因みに、歳の離れた妹もいると聞いている。
リューセントさんは王子様系だけどこの人は……なんだろう、蛮族? いや、恩人のお兄さんにそんな言葉を当て嵌めちゃいけないけれど。だって服装はカッチリとしたモスグリーンの詰め襟を着てるのに、それを台無しにしている風貌なんだ。
赤茶の髪はボサボサ、頬に古傷、瞳はリューセントさんより濃い青色で目尻がキリッとつり上がっている。あと、髭。伸ばしっぱなしで失礼だけど清潔感なんて皆無。
そのつり上がった眼差しが俺を射貫いて、一瞬の間――「あ、」とか「えっ」なんて単語を口にするより早く、その人が俺を抱き上げた。
「ふーん? これがリューの最愛かぁ」
「! ……っ!!」
座りながら見上げた時も大きかったけど、抱き上げられてしまうとさらに大きいことがわかる。多分、リューセントさんより十五センチは大きい。俺とリューセントさんで十センチ違うから、この人とは三十センチ近く違うことになる。そんな人に抱き上げられて、ついでに高い高いと……。
「た、高い高い! 怖い怖いぃいい!!」
「エルベルトさま、ひとまずアシャンを降ろしてください!」
「ほーら、高ーい高ーい」
「坊ちゃん! 悪ふざけが過ぎます! あぁ! アシャンが目を回して!?」
「アシャンさま、しっかり!」
そんなてんやわんやを聞きながら、俺の意識はフェードアウト――……次に目が覚めたのは、普段は立ち入らない応接室のソファーの上だった。
俺に恐怖の高い高いをした人は向かいの席にどっかりと腰掛けて、怒濤の勢いでご飯を食べていた。エイラさんお手製の蒸しパンに、山盛りのジャガイモとベーコンを炒めたやつ、それに卵を何個分? ってくらいたっぷり使ったスクランブルエッグとどんぶりサイズのお皿に載ったサラダ……先ほどまで着ていた詰め襟は脱いでしまっているから、まさに山賊や盗賊といった様相。だってすでに空になったお皿が積み上がっているんだもん。どんだけ食べるんだよ。
「ん? 起きたか?」
「……また寝てもいいですか?」
「話し相手になってくれよ。エイラもルクウストも配膳だけしてどっか行っちまったんだ」
そりゃそんだけ食べてれば、あの二人は調理と配膳で手一杯になるだろう。
テーブルの横でお茶くみマシーンと化しているカティさんに助けを求めるが、この人をチラリと見てから首を振られてしまった。
つまりこの山賊さんとは話をしたくない、と。雇い主へ連なる相手にその態度はどうなんだろう? と思っても口には出さない。なぜなら山賊さんがそれを良しとしているからだ。
「さっきはちゃんと話せなかったからな。リューセントのすぐ上の兄、エルベルトだ。よろしくな」
「あぁ、えっと……アシャンと言います。よろしくお願いします」
ペコリと頭を下げると、向かい側から伸びた手が俺の頭をグリグリと撫でた。ちょっと力が強いけど、たぶん悪い人ではない……?
「んで? お前がリューの最愛なんだろ? ――あいつ、ほんっとにイーアが好きすぎねぇ? なぁ、カティ」
訂正、悪い人ではないけどデリカシーがない。聞かれたカティさんがものすごく困っている。
あの時のヒルダさんとティモさんと同じ、なんともいえない気まずさをカティさんが醸し出しているけどエルベルトさんはお構いなしだった。
「毛色も顔も、イーアそっくり! たしかにリューのイーア好きには家族全員呆れたモンだが、だからってよくここまで似てるのを連れてきたモンだ。これも執念かねぇ……勃起不全が治ったっつっても、今度は家に帰りたくなくて仕事詰め込んでるんだろ? なんであんな両極端なんだろうな、うちの弟は」
悪気はない、んだと思う。思いたい。
でもエルベルトさんの口から出てくる言葉が、俺にガツガツ突き刺さってくる。そんなに俺はイーアさんに似てるんだ。しかもリューセントさんは自分の家に帰りたくなくて仕事しまくってるんだ。へぇ。
「イーアが死ぬまで入れ食いだったじゃねぇか。そりゃ俺も人のことは言えねぇけどさ ……カティだってそれで捨てられたクチだろ?」
「っ、私は! ……私は、それも仕方のないことだと思っておりますし、アシャンがリューセントさまと出会ったことは運命だと思っています。それくらい、あの時のリューセントさまの落ち込みも酷かったですから。――アシャン、だからそんな顔をしないで?」
どんな顔をしているんだろう。わからないけど、カティさんが心配になるような顔をしているんだと思う。なにを言えばいいのか、どう取り繕っていいのか、わからない気持ちの助け船は俺の背後から聞こえた。
なんとなく顔を合わせるのが嫌で、好きに過ごしていいと言われたことを免罪符に早寝早起きをして極力リューセントさんと会話する機会を避けている。朝の挨拶とか、どうしようもないことはあるけど。
たまに寝ぼけたリューセントさんが夢うつつに「イーア」と俺を撫でながら呟くから、なんでか胸が苦しくて泣きそうになる。
俺、なんかの病気にでもなったんじゃないかな。こんなに胸が痛いのはおかしいと思うんだ。
「アシャンさま?」
「あっ、はい。……ごめんなさい、もうお腹がいっぱいで」
リューセントさんが心配するから朝ご飯はなんとか詰め込んでるけど、昼と夜、そしてオヤツが食べられない。あんなに嬉しかった甘味も、なんとなく味気なくて出さないでもらってる。
今もルクウストさんに見とがめられたけど、謝罪とともにそう言って諦めてもらった。
「何かあったんですか?」
「カティさん……いえ、なんでもないですよ」
へらりと笑ったのに、同席しているカティさん、ルクウストさん、そしてエイラさんの顔が曇る。
病気かもしれないけど確定ではない。熱もないし、ちょっと胸が痛くてちょっと食欲がないくらいだから、俺としてはもう少し様子見をしたい。でもルクウストさんもエイラさんも、ちょっと相談しただけで大騒ぎしそうだから悩ましい。
カティさんならちょうど良い距離感で相談に乗ってくれるだろうか。思わずじぃっと見つめてしまうと、カティさんの目が泳ぐ。それに慌てて「他意はないですよ」と伝える前に、玄関先がザワついた。
「?」
「おや、今日の来客はないはずですが……」
「見て参ります」
サッと口元を拭いたカティさんがキッチンスペースから出て行って、ルクウストさんとエイラさんもササッと茶器や応接室の準備を始める。俺? 俺はルクウストさんに「これだけは食べてくださいね」と出されたスモモを口に入れた。
「よーぅ、邪魔すんぞー!」
「!?」
噛んでる途中のスモモを思わず飲み込んでしまう大音量。あ、やばい。気管に入った。
「げほっ、けほ……んっ、んん」
「アシャン様、大丈夫ですか? ――エルベルトさま、いくらご兄弟とはいえ他家へ勝手に入るのは感心いたしません」
背中をさすってくれるルクウストさんが侵入者にそう言ったけど、相手はそれを右から左へ聞き流すように笑っている。
「カティにもそう言われたが、勝手知ったる弟の家でわざわざ先触れなんて出すかよ。めんどくせぇ」
二人の会話に〝兄弟〟〝弟〟と出て来たことから、この人はリューセントさんの二人いるお兄さんのうちのどちらかなんだろう。因みに、歳の離れた妹もいると聞いている。
リューセントさんは王子様系だけどこの人は……なんだろう、蛮族? いや、恩人のお兄さんにそんな言葉を当て嵌めちゃいけないけれど。だって服装はカッチリとしたモスグリーンの詰め襟を着てるのに、それを台無しにしている風貌なんだ。
赤茶の髪はボサボサ、頬に古傷、瞳はリューセントさんより濃い青色で目尻がキリッとつり上がっている。あと、髭。伸ばしっぱなしで失礼だけど清潔感なんて皆無。
そのつり上がった眼差しが俺を射貫いて、一瞬の間――「あ、」とか「えっ」なんて単語を口にするより早く、その人が俺を抱き上げた。
「ふーん? これがリューの最愛かぁ」
「! ……っ!!」
座りながら見上げた時も大きかったけど、抱き上げられてしまうとさらに大きいことがわかる。多分、リューセントさんより十五センチは大きい。俺とリューセントさんで十センチ違うから、この人とは三十センチ近く違うことになる。そんな人に抱き上げられて、ついでに高い高いと……。
「た、高い高い! 怖い怖いぃいい!!」
「エルベルトさま、ひとまずアシャンを降ろしてください!」
「ほーら、高ーい高ーい」
「坊ちゃん! 悪ふざけが過ぎます! あぁ! アシャンが目を回して!?」
「アシャンさま、しっかり!」
そんなてんやわんやを聞きながら、俺の意識はフェードアウト――……次に目が覚めたのは、普段は立ち入らない応接室のソファーの上だった。
俺に恐怖の高い高いをした人は向かいの席にどっかりと腰掛けて、怒濤の勢いでご飯を食べていた。エイラさんお手製の蒸しパンに、山盛りのジャガイモとベーコンを炒めたやつ、それに卵を何個分? ってくらいたっぷり使ったスクランブルエッグとどんぶりサイズのお皿に載ったサラダ……先ほどまで着ていた詰め襟は脱いでしまっているから、まさに山賊や盗賊といった様相。だってすでに空になったお皿が積み上がっているんだもん。どんだけ食べるんだよ。
「ん? 起きたか?」
「……また寝てもいいですか?」
「話し相手になってくれよ。エイラもルクウストも配膳だけしてどっか行っちまったんだ」
そりゃそんだけ食べてれば、あの二人は調理と配膳で手一杯になるだろう。
テーブルの横でお茶くみマシーンと化しているカティさんに助けを求めるが、この人をチラリと見てから首を振られてしまった。
つまりこの山賊さんとは話をしたくない、と。雇い主へ連なる相手にその態度はどうなんだろう? と思っても口には出さない。なぜなら山賊さんがそれを良しとしているからだ。
「さっきはちゃんと話せなかったからな。リューセントのすぐ上の兄、エルベルトだ。よろしくな」
「あぁ、えっと……アシャンと言います。よろしくお願いします」
ペコリと頭を下げると、向かい側から伸びた手が俺の頭をグリグリと撫でた。ちょっと力が強いけど、たぶん悪い人ではない……?
「んで? お前がリューの最愛なんだろ? ――あいつ、ほんっとにイーアが好きすぎねぇ? なぁ、カティ」
訂正、悪い人ではないけどデリカシーがない。聞かれたカティさんがものすごく困っている。
あの時のヒルダさんとティモさんと同じ、なんともいえない気まずさをカティさんが醸し出しているけどエルベルトさんはお構いなしだった。
「毛色も顔も、イーアそっくり! たしかにリューのイーア好きには家族全員呆れたモンだが、だからってよくここまで似てるのを連れてきたモンだ。これも執念かねぇ……勃起不全が治ったっつっても、今度は家に帰りたくなくて仕事詰め込んでるんだろ? なんであんな両極端なんだろうな、うちの弟は」
悪気はない、んだと思う。思いたい。
でもエルベルトさんの口から出てくる言葉が、俺にガツガツ突き刺さってくる。そんなに俺はイーアさんに似てるんだ。しかもリューセントさんは自分の家に帰りたくなくて仕事しまくってるんだ。へぇ。
「イーアが死ぬまで入れ食いだったじゃねぇか。そりゃ俺も人のことは言えねぇけどさ ……カティだってそれで捨てられたクチだろ?」
「っ、私は! ……私は、それも仕方のないことだと思っておりますし、アシャンがリューセントさまと出会ったことは運命だと思っています。それくらい、あの時のリューセントさまの落ち込みも酷かったですから。――アシャン、だからそんな顔をしないで?」
どんな顔をしているんだろう。わからないけど、カティさんが心配になるような顔をしているんだと思う。なにを言えばいいのか、どう取り繕っていいのか、わからない気持ちの助け船は俺の背後から聞こえた。
52
あなたにおすすめの小説
2度目の異世界移転。あの時の少年がいい歳になっていて殺気立って睨んでくるんだけど。
ありま氷炎
BL
高校一年の時、道路陥没の事故に巻き込まれ、三日間記憶がない。
異世界転移した記憶はあるんだけど、夢だと思っていた。
二年後、どうやら異世界転移してしまったらしい。
しかもこれは二度目で、あれは夢ではなかったようだった。
再会した少年はすっかりいい歳になっていて、殺気立って睨んでくるんだけど。
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
愛していた王に捨てられて愛人になった少年は騎士に娶られる
彩月野生
BL
湖に落ちた十六歳の少年文斗は異世界にやって来てしまった。
国王と愛し合うようになった筈なのに、王は突然妃を迎え、文斗は愛人として扱われるようになり、さらには騎士と結婚して子供を産めと強要されてしまう。
王を愛する気持ちを捨てられないまま、文斗は騎士との結婚生活を送るのだが、騎士への感情の変化に戸惑うようになる。
(誤字脱字報告は不要)
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
【完】心配性は異世界で番認定された狼獣人に甘やかされる
おはぎ
BL
起きるとそこは見覚えのない場所。死んだ瞬間を思い出して呆然としている優人に、騎士らしき人たちが声を掛けてくる。何で頭に獣耳…?とポカンとしていると、その中の狼獣人のカイラが何故か優しくて、ぴったり身体をくっつけてくる。何でそんなに気遣ってくれるの?と分からない優人は大きな身体に怯えながら何とかこの別世界で生きていこうとする話。
知らない世界に来てあれこれ考えては心配してしまう優人と、優人が可愛くて仕方ないカイラが溺愛しながら支えて甘やかしていきます。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
【本編完結】転生先で断罪された僕は冷酷な騎士団長に囚われる
ゆうきぼし/優輝星
BL
断罪された直後に前世の記憶がよみがえった主人公が、世界を無双するお話。
・冤罪で断罪された元侯爵子息のルーン・ヴァルトゼーレは、処刑直前に、前世が日本のゲームプログラマーだった相沢唯人(あいざわゆいと)だったことを思い出す。ルーンは魔力を持たない「ノンコード」として家族や貴族社会から虐げられてきた。実は彼の魔力は覚醒前の「コードゼロ」で、世界を書き換えるほどの潜在能力を持つが、転生前の記憶が封印されていたため発現してなかったのだ。
・間一髪のところで魔力を発動させ騎士団長に救い出される。実は騎士団長は呪われた第三王子だった。ルーンは冤罪を晴らし、騎士団長の呪いを解くために奮闘することを決める。
・惹かれあう二人。互いの魔力の相性が良いことがわかり、抱き合う事で魔力が循環し活性化されることがわかるが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる