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ゲームの世界に転移したら美少女二人が迫ってくるんだが?
自覚無い
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奏介達と別れてから急いで帰り、「ただいまー」と言ってログハウスに入った。
陽那と結月が「おかえりー」と声をそろえて、出迎えてくれた。俺は二人に駆け寄り抱きついた。
「どうしたの?」
「何かあったの?」
陽那と結月が口々に問う。
「奏介が、俺の目の前で女の子に告白してうまくいったんだ。そのあとずっとイチャついてるのを見せられていたから、あてられちゃって……」
俺が二人をギューッと抱きしめていると、二人は俺の頭を撫でてくれた。
ああ、陽那と結月に触れていると、心が満たされていく。しばらく二人に抱きついていると、気分も落ち着いてきた。
その後、陽那が準備してくれた昼食をダイニングで食べながら、お仕置に出かけてから帰ってくるまでの間の出来事を二人に話した。
一通り話し終わると、ふと考え事をしてしまう。
奏介が、天野さんに命を懸けて守ると言っていたことが、気になったからだ。
陽那が俺の目の前で手のひらを動かして「どうしたの? 急に真面目な顔で考え込んで」と尋ねるので、ハッと我に返った。
「もし、陽那と結月でも勝てない程強いモンスターがいたとして……、その時、俺は命を懸けたとしても、二人を守り切れるかなって思ったんだ。もちろん、命を懸けてでも守りたいって気持ちはあるけど」
陽那が意思を込めた瞳で、俺の目を真っ直ぐに見つめた。
「そんな心配しなくていいよ。私が命を懸けて樹を守るから」
結月も、俺の目を見つめながら、決意を込めるように拳を握り胸に当てた。
「どんなに強いモンスターが相手でも、私が命を懸けて樹を守るよ」
二人なら、そう言うかもしれないと思った。でも、俺が二人を守りたいと思う。いや、思うだけでは駄目だ。守れるくらい強くならないと。
そのためには、結局今まで通り鍛え続けるしかないだろう。
「陽那、結月、昼から俺を鍛えて」
二人は声を揃えて「いいよ」と応えてくれた。
その後は、三人で日が暮れるまで、剣技と魔法の鍛錬をしたのだった。
* * *
夕食後、俺が風呂から出ると、先に風呂から出ていた陽那と結月がリビングのソファーに向かい合って座り髪の毛を乾かしている。俺はなんとなく結月の隣に座る。
ドライヤーのような魔導器から出る風に吹かれて、二人の長くて綺麗な黒髪が揺れている。いい香りが俺の方にまで流れてきた。
何となく結月の方を見ていた。俺は無意識に結月の綺麗な黒髪に吸い寄せられるように、手を伸ばして触れようとしていた。
その時結月がこちらを向いた。結月が体の正面を俺の方に向けたことで、結月の胸に俺の伸ばしている手が触れてしまった。不意の出来事に俺は慌ててしまった。
「うわっ、ごめんなさい」
それを見た結月は、軽くため息を吐き、あきれたような顔で俺を見ている。
「あのね、今さら私の胸を触ったくらいで、照れたり慌てたりしないでよ」
結月は俺の手を握ると、自分の胸に押し当てた。
あぁ、柔らかい……。手のひらから伝わってくる、至上の感触に感激して思考が停止していると、結月が意外なことを口にした。
「樹のこの手は、私の身体を隙間なく全部触ってるんだから」
しかし、俺には覚えがない。「え、うそ、……いつ?」と問うと、結月は、俺を訝しむように見つめた。
「ほんとに自覚無いの? ……朝、抱きしめてくれてる時があるでしょ? その時、全身を触って撫でてるんだよ」
あー、言われてみれば、寝起きに陽那か結月を抱きしめている。その時に触っていたのか!? 俺はなんてことを……! 俺はすぐさま立ち上がって、斜め45度で体を前に傾け頭を下げた。
「ごめんなさい!」
「だからー、謝らなくていいんだって! 樹に触られて嫌なことなんか無いんだよ」
頭を下げているので、結月の表情は分からないが、声からは怒っているというよりも、呆れているみたいだった。
俺と結月のやり取り見ていた陽那も、俺の隣に座り密着して胸を押し付けてきた。服の上からではあるが、陽那の柔らかい感触が腕に伝わってくる。
「樹って、毎朝私達の身体中を撫でているんだよ。ホントに憶えてないの?」
俺がその問いに頷くと、陽那は俺の腕に抱きついたまま、茶化すように続けた。
「結構凄いことしてるのになぁ、自覚無くてやってるんだー。そのうち自覚無いまま挿れられちゃうかもしれないね」
すると、結月も反対側の腕に抱きついてきた。
「その時は、挿れた時点で起こせばいいんじゃない?」
「そっかー、さすがに挿れちゃったら、樹でも最後までしてくれるよね」
美少女二人がの生々しい会話をしているが、何と答えるのが正解なのか分からないので「ソウダネ」と頷いておいた。
しかし、結月の言い方だと、いつでも好きな時に触ってもいいってことなのかな? まぁ触りたくても、度胸無いから触れないだろうけど。
そんなことを考えながら、今日も三人でくっついて仲良く寝るのだった。
陽那と結月が「おかえりー」と声をそろえて、出迎えてくれた。俺は二人に駆け寄り抱きついた。
「どうしたの?」
「何かあったの?」
陽那と結月が口々に問う。
「奏介が、俺の目の前で女の子に告白してうまくいったんだ。そのあとずっとイチャついてるのを見せられていたから、あてられちゃって……」
俺が二人をギューッと抱きしめていると、二人は俺の頭を撫でてくれた。
ああ、陽那と結月に触れていると、心が満たされていく。しばらく二人に抱きついていると、気分も落ち着いてきた。
その後、陽那が準備してくれた昼食をダイニングで食べながら、お仕置に出かけてから帰ってくるまでの間の出来事を二人に話した。
一通り話し終わると、ふと考え事をしてしまう。
奏介が、天野さんに命を懸けて守ると言っていたことが、気になったからだ。
陽那が俺の目の前で手のひらを動かして「どうしたの? 急に真面目な顔で考え込んで」と尋ねるので、ハッと我に返った。
「もし、陽那と結月でも勝てない程強いモンスターがいたとして……、その時、俺は命を懸けたとしても、二人を守り切れるかなって思ったんだ。もちろん、命を懸けてでも守りたいって気持ちはあるけど」
陽那が意思を込めた瞳で、俺の目を真っ直ぐに見つめた。
「そんな心配しなくていいよ。私が命を懸けて樹を守るから」
結月も、俺の目を見つめながら、決意を込めるように拳を握り胸に当てた。
「どんなに強いモンスターが相手でも、私が命を懸けて樹を守るよ」
二人なら、そう言うかもしれないと思った。でも、俺が二人を守りたいと思う。いや、思うだけでは駄目だ。守れるくらい強くならないと。
そのためには、結局今まで通り鍛え続けるしかないだろう。
「陽那、結月、昼から俺を鍛えて」
二人は声を揃えて「いいよ」と応えてくれた。
その後は、三人で日が暮れるまで、剣技と魔法の鍛錬をしたのだった。
* * *
夕食後、俺が風呂から出ると、先に風呂から出ていた陽那と結月がリビングのソファーに向かい合って座り髪の毛を乾かしている。俺はなんとなく結月の隣に座る。
ドライヤーのような魔導器から出る風に吹かれて、二人の長くて綺麗な黒髪が揺れている。いい香りが俺の方にまで流れてきた。
何となく結月の方を見ていた。俺は無意識に結月の綺麗な黒髪に吸い寄せられるように、手を伸ばして触れようとしていた。
その時結月がこちらを向いた。結月が体の正面を俺の方に向けたことで、結月の胸に俺の伸ばしている手が触れてしまった。不意の出来事に俺は慌ててしまった。
「うわっ、ごめんなさい」
それを見た結月は、軽くため息を吐き、あきれたような顔で俺を見ている。
「あのね、今さら私の胸を触ったくらいで、照れたり慌てたりしないでよ」
結月は俺の手を握ると、自分の胸に押し当てた。
あぁ、柔らかい……。手のひらから伝わってくる、至上の感触に感激して思考が停止していると、結月が意外なことを口にした。
「樹のこの手は、私の身体を隙間なく全部触ってるんだから」
しかし、俺には覚えがない。「え、うそ、……いつ?」と問うと、結月は、俺を訝しむように見つめた。
「ほんとに自覚無いの? ……朝、抱きしめてくれてる時があるでしょ? その時、全身を触って撫でてるんだよ」
あー、言われてみれば、寝起きに陽那か結月を抱きしめている。その時に触っていたのか!? 俺はなんてことを……! 俺はすぐさま立ち上がって、斜め45度で体を前に傾け頭を下げた。
「ごめんなさい!」
「だからー、謝らなくていいんだって! 樹に触られて嫌なことなんか無いんだよ」
頭を下げているので、結月の表情は分からないが、声からは怒っているというよりも、呆れているみたいだった。
俺と結月のやり取り見ていた陽那も、俺の隣に座り密着して胸を押し付けてきた。服の上からではあるが、陽那の柔らかい感触が腕に伝わってくる。
「樹って、毎朝私達の身体中を撫でているんだよ。ホントに憶えてないの?」
俺がその問いに頷くと、陽那は俺の腕に抱きついたまま、茶化すように続けた。
「結構凄いことしてるのになぁ、自覚無くてやってるんだー。そのうち自覚無いまま挿れられちゃうかもしれないね」
すると、結月も反対側の腕に抱きついてきた。
「その時は、挿れた時点で起こせばいいんじゃない?」
「そっかー、さすがに挿れちゃったら、樹でも最後までしてくれるよね」
美少女二人がの生々しい会話をしているが、何と答えるのが正解なのか分からないので「ソウダネ」と頷いておいた。
しかし、結月の言い方だと、いつでも好きな時に触ってもいいってことなのかな? まぁ触りたくても、度胸無いから触れないだろうけど。
そんなことを考えながら、今日も三人でくっついて仲良く寝るのだった。
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