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ゲームの世界に転移したら美少女二人が迫ってくるんだが?
平穏な日常
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今日は、箱庭で陽那と模擬戦をしている。
「いくよー」
陽那がミスリル刀に火炎を纏わせ俺に振り下ろした。魔刃のように魔力を直接武器に込められなくても、武器に魔法を付与することで威力を上げることが出来る。
俺もまねして氷の魔法をミスリル刀に込めて、陽那の火炎を纏った刀をどうにか受け止めるが、俺の刀に込めた氷の魔法は一瞬で蒸発してしまった。まぁそうなるだろうと予想はしていたけどね。
陽那は火炎に包まれた刃をもう一度振り上げて、俺に叩きつけようとしてくる。
俺は慌てず後ろに跳んで、それを躱した。陽那の刀を覆っていた火炎が地面を走り、激しい音を立てて地面を引き裂いていく。
手加減はしているだろうけど、とんでもない威力だ。
陽那は俺の方を見て、ニッと笑みを受かべた。刀の炎を消して、風魔法を併用した跳躍で俺との間合いを一気に詰めると、刀を打ち込んできた。
そのまましばらく刀のみ打ちあう。陽那の動きは速く技も鋭い。俺は受けるので精一杯で、徐々に押される。
俺はたまらず風魔法で空中へ逃げと、陽那の姿が消えていた。
「樹、甘いよ」
背後から陽那の声がする。速すぎて見えなかったが、風魔法で俺の背後に回り込んでいたようだ。背後からミスリル刀を叩きつけられ、俺のHPは0になり試合は終了した。
「あー、また負けた」
「ふっふっふっ、まだまだだねーイツキクン」
陽那が腕を組んで笑っている。陽那との勝負は48連敗中。勝てる気はしない。
「樹ー、今度は私としよ!」
「うん、分かった」
今度は結月と勝負だ。ちなみに53連敗中、こちらも勝てる気はしない。
俺達三人は現実世界に戻ってきてからも、箱庭に来ては鍛錬をしていた。美少女二人にしごかれるのは辛いけど嬉しい。
勉強するときも、夜寝るときも三人で一緒だ。毎日イチャイチャもしている。日を追うごとに誘惑の仕方が過激になっている気がするものの、どうにか最後の一線を越えるのだけは我慢していた。
そういえば、陽那が俺と同じ学校に転校できるのが決まったそうだ。手続きなんかは既に終了しており、制服や書類、他色々が陽那の自宅に届いたようだ。
陽那の両親は驚いていたようだけど、ルイさんがうまく説明してくれたようで納得したらしい。夏休みの課題もきちんと送られてきたようなので、箱庭のログハウスでそれを三人で消化していた。
また、モンスターも頻繁に出現しているようだが、スマホに情報が表示されると、すぐに誰かが討伐するので基本的には行っていない。
ある時、なかなか討伐されないモンスターの情報があったので確認すると、どうやら出現した場所が海上のようだった。
空を飛べないと戦えないから、残っていたのか。放置しておくわけにもいかないので、俺達はそのモンスターの所まで転移した。
転移した先は、360度見渡す限りの水平線で陸地が全く無い。飛べない奴が、よく確認せずにここに転移してきたら焦るだろうな……。
そんなことよりも、モンスターを倒さなければ。辺りには、複数の鳥型のモンスターが空を飛んでいる。魂力は2000~3000程度か、雑魚だな。
七体いたが陽那は魔法で炎の矢をいくつも撃ち、結月は魔刃のオーラで斬撃を飛ばして一瞬で全滅させた。
「モンスター討伐報酬を、アイテムストレージに送付しました。だって」
陽那はそう言うと、アイテムストレージを何やら確認している。
「凄い! アイテムストレージの中に現金で7万円も入ってきている」
それを聞いた結月もアイテムストレージを確認して驚く。
「こっちは9万円も入ってるよ」
「マジかー、俺倒してないから入ってないわー」
「今度、モンスターが出たら樹に倒させてあげるよ」
「うん、よろしく」
とは言うものの、基本的にはモンスターの討伐は他の人たちに任せて放っておく。海上や上空にモンスターが出現し、なかなか倒されない場合は俺達が討伐しに行った。
今のところ、モンスターによる深刻な被害は出ていないようだ。たまにニュースで取り上げられたりしていたけども。
レジーナの情勢も、定期的にルイさんからメッセージで連絡が入ってくる。
「教団制圧も順調で、予定よりも早くなりそうだ」
あっちも、問題は収束しそうだな。
この時俺は、何事も順調にいって、このまま全て解決していくんだろうなと楽観していた。
「いくよー」
陽那がミスリル刀に火炎を纏わせ俺に振り下ろした。魔刃のように魔力を直接武器に込められなくても、武器に魔法を付与することで威力を上げることが出来る。
俺もまねして氷の魔法をミスリル刀に込めて、陽那の火炎を纏った刀をどうにか受け止めるが、俺の刀に込めた氷の魔法は一瞬で蒸発してしまった。まぁそうなるだろうと予想はしていたけどね。
陽那は火炎に包まれた刃をもう一度振り上げて、俺に叩きつけようとしてくる。
俺は慌てず後ろに跳んで、それを躱した。陽那の刀を覆っていた火炎が地面を走り、激しい音を立てて地面を引き裂いていく。
手加減はしているだろうけど、とんでもない威力だ。
陽那は俺の方を見て、ニッと笑みを受かべた。刀の炎を消して、風魔法を併用した跳躍で俺との間合いを一気に詰めると、刀を打ち込んできた。
そのまましばらく刀のみ打ちあう。陽那の動きは速く技も鋭い。俺は受けるので精一杯で、徐々に押される。
俺はたまらず風魔法で空中へ逃げと、陽那の姿が消えていた。
「樹、甘いよ」
背後から陽那の声がする。速すぎて見えなかったが、風魔法で俺の背後に回り込んでいたようだ。背後からミスリル刀を叩きつけられ、俺のHPは0になり試合は終了した。
「あー、また負けた」
「ふっふっふっ、まだまだだねーイツキクン」
陽那が腕を組んで笑っている。陽那との勝負は48連敗中。勝てる気はしない。
「樹ー、今度は私としよ!」
「うん、分かった」
今度は結月と勝負だ。ちなみに53連敗中、こちらも勝てる気はしない。
俺達三人は現実世界に戻ってきてからも、箱庭に来ては鍛錬をしていた。美少女二人にしごかれるのは辛いけど嬉しい。
勉強するときも、夜寝るときも三人で一緒だ。毎日イチャイチャもしている。日を追うごとに誘惑の仕方が過激になっている気がするものの、どうにか最後の一線を越えるのだけは我慢していた。
そういえば、陽那が俺と同じ学校に転校できるのが決まったそうだ。手続きなんかは既に終了しており、制服や書類、他色々が陽那の自宅に届いたようだ。
陽那の両親は驚いていたようだけど、ルイさんがうまく説明してくれたようで納得したらしい。夏休みの課題もきちんと送られてきたようなので、箱庭のログハウスでそれを三人で消化していた。
また、モンスターも頻繁に出現しているようだが、スマホに情報が表示されると、すぐに誰かが討伐するので基本的には行っていない。
ある時、なかなか討伐されないモンスターの情報があったので確認すると、どうやら出現した場所が海上のようだった。
空を飛べないと戦えないから、残っていたのか。放置しておくわけにもいかないので、俺達はそのモンスターの所まで転移した。
転移した先は、360度見渡す限りの水平線で陸地が全く無い。飛べない奴が、よく確認せずにここに転移してきたら焦るだろうな……。
そんなことよりも、モンスターを倒さなければ。辺りには、複数の鳥型のモンスターが空を飛んでいる。魂力は2000~3000程度か、雑魚だな。
七体いたが陽那は魔法で炎の矢をいくつも撃ち、結月は魔刃のオーラで斬撃を飛ばして一瞬で全滅させた。
「モンスター討伐報酬を、アイテムストレージに送付しました。だって」
陽那はそう言うと、アイテムストレージを何やら確認している。
「凄い! アイテムストレージの中に現金で7万円も入ってきている」
それを聞いた結月もアイテムストレージを確認して驚く。
「こっちは9万円も入ってるよ」
「マジかー、俺倒してないから入ってないわー」
「今度、モンスターが出たら樹に倒させてあげるよ」
「うん、よろしく」
とは言うものの、基本的にはモンスターの討伐は他の人たちに任せて放っておく。海上や上空にモンスターが出現し、なかなか倒されない場合は俺達が討伐しに行った。
今のところ、モンスターによる深刻な被害は出ていないようだ。たまにニュースで取り上げられたりしていたけども。
レジーナの情勢も、定期的にルイさんからメッセージで連絡が入ってくる。
「教団制圧も順調で、予定よりも早くなりそうだ」
あっちも、問題は収束しそうだな。
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