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謎の異空間に飛ばされたら金髪美少女が迫ってくるんだが?
70.月影
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ログハウスに戻って昼食を取りながら話をする。
ルイさんは俺の固有スキルについての自身の考察を語りだした。
「樹の固有スキルで、恋人の潜在能力にも強化(バフ)が掛かっているのかもしれないな」
「本来は滅多なことでは発現しないはずの、支配者クラスの固有スキルを持っている者がここには三人もいる。まさに奇跡だと言えるだろう」
アサカはニヤニヤと頬を緩め嬉しそうにしている。
「まさか私も支配者クラスになっちゃうなんてねー! イツキの愛が私を成長させてくれたんだね!」
「う、うん。そうだね」
ルイさんはスッと立ち上がり俺の隣に座る。そして豊満なものを押し付け俺の耳元で囁く。
「私も樹の恋人にしてもらおうかな?」
久奈、結月、アサカの三人は驚きで目が点になる。
「「「は?」」」
「実年齢はともかく身体は20代前半と変わらないよ。その上私は巧いぞ。色々とな」
ルイさんの甘い吐息が俺の耳に襲い掛かり、ゾクリと身震いしてしまった。
「え……? イヤ、その……」
「ダメダメダメ―!!」
俺が戸惑って対応できずにいると、アサカは慌てて俺からルイさんを引き離す。久奈と結月はルイさんから俺を引き離す。
「フッ、冗談だよ」
ルイさんが薄く笑うとアサカは膨れっ面でルイさんに食って掛かる。
「冗談に聞こえなかったよ!」
「樹は美人に迫られると、断れないからなぁ……」
久奈はため息をついた。
昼食を食べ終わり昼から何をしようかと久奈、結月、アサカが相談を始める。俺は三人の顔色を窺いながら恐る恐る言う。
「あの……昼からは結月と二人きりで鍛錬したいんだけど……?」
結月の顔が少し赤くなったように見える。結月と魔刃のオーラを混ぜ合わせて障壁を作った時に感じた気持ち良さをもう一度試したかったのだが、もしかしたら結月もえっちな気分になっているのかもしれない。
「昼間っから結月とイチャつく気でしょ?」
久奈の指摘に、図星を突かれた俺は動揺してしまう。
「ずるいんだー、私の固有スキルを使いこなす練習に付き合ってよ」
アサカも抗議するが、今はどうしても結月とイチャつきたい。
「ほら、俺も魔刃のオーラで刀を具現化できるようになったから、結月にいろいろ指導してもらおうと思って……」
「ふーん、でもイチャつく気だよね? まぁいいけど。珍しく樹の指名だし」
「うー、ユヅキいいなぁー」
「……」
ジト目の久奈、膨れっ面のアサカ、頬を染め俯く結月。
「久奈、アサカ、ごめんね。でも一人ずつ固有スキルの使い方を確認したいんだ」
「ん、分かったよ。そういうことなら仕方ないか」
「はぁ、私とも忘れずにイチャついてよ!」
久奈とアサカも納得してくれた。
久奈はアサカが固有スキルを使いこなせるようにする為の練習に付き合うようだ。俺と結月は久奈達とは違う訓練用フィールドに転移した。
何とか結月と二人きりになれたな……。
結月の方を見ると、頬を染めて瞳は潤んでいる。俺に体を擦り付けるようにして抱き着いてきた。
早速二人で魔刃のオーラを出して混ぜ合わせると……気持ちいい。さっきはルイさんが近くにいたのでイチャつけなかったが、今は誰に遠慮することも無く抱き合い唇を重ねた。
結月は気分がかなり高まっている様で、抱擁も触れ合う唇も情熱的だ。
「私……気持ちよすぎて我慢できない」
結月は魔刃のオーラで柔らかいクッションを作り出して俺を押し倒し俺の上に覆いかぶさった。結月の体温を感じるクッションは、まるで何人もの結月に包まれて抱きしめられているようで気持ちいい。
結月の表情は蕩け紅潮している。俺も鼓動が高鳴っている。二人して震えながら服を緩め、脱ぐ時間も惜しむかのように一つにつながる。快楽に堪え切れずに結月は声を漏らす。
「ああっ、すごい! こんなにいいの初めて!」
二人がつながり熱を感じる部分は当然気持ちがいい。それ以外にも溶け合い混ざった二人の魔刃のオーラからも快楽を感じる。身体の境界線が溶けてしまったのではないかと思うほどの一体感と、脳で処理をしきれないほどの深く強烈な快楽を二人で存分に味わった。
二人同時に果てたところで結月は俺の上に脱力して、のしかかり呟く。
「魔刃のオーラを絡めてするえっち……やばいね。気持ちよすぎて頭がおかしくなりそうだったよ」
「うん、そうだね……」
ひとまず、一回すっきりして落ち着いたところで二人は乱れた服を脱いだ。
クッションの様に柔らかい魔刃のオーラの上で横になり、二人で素肌の温もりを感じつつ抱き合っている。
俺は右手を結月の左手に絡ませて握る。
「この状態で二人同時に魔刃のオーラを目一杯使って刀を具現化させたら、どんなのが出来るかな?」
結月は俺の手を握り返して答える。
「やってみよ」
俺達は唇を重ねて、つないだ手に魔力を込めて刀をイメージした。二人の魔刃のオーラが混ざり合い一体になるのが分かる。二人とも徐々に魔力を強め、全力の魔力を握り合う手に集中させた。絶頂に匹敵するこらえきれない程の快楽を全身で感じた。
しばらくそうしていると、二人の混ざった魔刃のオーラが手の中に収束していき一振りの刀が出来た。鞘も柄も鍔も瑠璃色でほのかに光っている美しい刀だ。
「すごいのが出来たね。私のMP、ほとんどなくなっちゃった」
「俺も……」
「あのね……、まだ私の身体は火照っているから……お願い」
結月が甘えた声でおねだりをするので、その後もしばらく身体を重ねた。
満足した俺達は服を着て魔刃のオーラで作ったクッションの上で、手を繋ぎもたれ合いながら座っている。
「俺の中に結月の魔力を感じる……。溶け合った結月の魔刃のオーラが俺の中に吸収されたのかな? 温かい感じがする」
「フフッ、なんか嬉しいな。でも私は樹に最初に恋人に設定されてからずっと樹の魔力を感じてるよ」
「え? そうなんだ。俺の固有スキルによってバフが常時掛かっているからかな?」
「そうかもね」
さて、そろそろログハウスに戻るとするか。結月は魔刃を解除してクッションを消した。俺も魔刃は解除していたのだが刀は消えなかった。
「この刀、魔刃を解除しても消えないな」
結月が刀を拾い俺に差し出す。
「二人の魔力で作った刀……。樹に持っていてほしいな」
俺は頷き瑠璃色の美しい刀をアイテムストレージにしまった。
俺達がログハウスに戻るとまだルイさんがいた。
俺達の方を見ると何かに気が付いたようで、俺と結月を交互に見ている。固有スキルの眼で視ているのかな?
「結月の固有スキルが少し変化しているな……、樹に10%ほどのバフが掛かる様になっている。何か特別な事でもしたのか?」
「いっ、いやそんなことは……。いつもより激しく鍛錬したからかな?」
慌てて誤魔化す。ついでにアイテムストレージから瑠璃色の刀を取り出してルイさんに差し出す。
「この刀、視て欲しいんですが……」
ルイさんは瑠璃色の刀を手に取り見つめる。
「常識をはるかに超える魔力密度だ。こんな物、今まで見たことが無い。この刀からは魂力10万相当の力を感じる。これも魔刃のオーラで具現化したものなのか?」
「はい、樹と私で思い切り魔力を込めて刀を具現化したらできました」
「君達はいつも私の常識を超えてくるな。見ていて飽きないよ」
ルイさんはフッと薄く笑うと、俺に瑠璃色の刀を返す。
俺は瑠璃色の刀を手にして、眺める。
「せっかくだから、この刀に名前を付けようか。イツキとユヅキの魔力で作ったからツキを入れたいな……」
「月……、刀……、月光……。うーん、月影とかどうかな?」
「私と樹で力を合わせて作った刀”月影”……いい……」
俺の考えた名前を気に入ってもらえたようで、結月はうっとりとして答えた。
ルイさんは俺の固有スキルについての自身の考察を語りだした。
「樹の固有スキルで、恋人の潜在能力にも強化(バフ)が掛かっているのかもしれないな」
「本来は滅多なことでは発現しないはずの、支配者クラスの固有スキルを持っている者がここには三人もいる。まさに奇跡だと言えるだろう」
アサカはニヤニヤと頬を緩め嬉しそうにしている。
「まさか私も支配者クラスになっちゃうなんてねー! イツキの愛が私を成長させてくれたんだね!」
「う、うん。そうだね」
ルイさんはスッと立ち上がり俺の隣に座る。そして豊満なものを押し付け俺の耳元で囁く。
「私も樹の恋人にしてもらおうかな?」
久奈、結月、アサカの三人は驚きで目が点になる。
「「「は?」」」
「実年齢はともかく身体は20代前半と変わらないよ。その上私は巧いぞ。色々とな」
ルイさんの甘い吐息が俺の耳に襲い掛かり、ゾクリと身震いしてしまった。
「え……? イヤ、その……」
「ダメダメダメ―!!」
俺が戸惑って対応できずにいると、アサカは慌てて俺からルイさんを引き離す。久奈と結月はルイさんから俺を引き離す。
「フッ、冗談だよ」
ルイさんが薄く笑うとアサカは膨れっ面でルイさんに食って掛かる。
「冗談に聞こえなかったよ!」
「樹は美人に迫られると、断れないからなぁ……」
久奈はため息をついた。
昼食を食べ終わり昼から何をしようかと久奈、結月、アサカが相談を始める。俺は三人の顔色を窺いながら恐る恐る言う。
「あの……昼からは結月と二人きりで鍛錬したいんだけど……?」
結月の顔が少し赤くなったように見える。結月と魔刃のオーラを混ぜ合わせて障壁を作った時に感じた気持ち良さをもう一度試したかったのだが、もしかしたら結月もえっちな気分になっているのかもしれない。
「昼間っから結月とイチャつく気でしょ?」
久奈の指摘に、図星を突かれた俺は動揺してしまう。
「ずるいんだー、私の固有スキルを使いこなす練習に付き合ってよ」
アサカも抗議するが、今はどうしても結月とイチャつきたい。
「ほら、俺も魔刃のオーラで刀を具現化できるようになったから、結月にいろいろ指導してもらおうと思って……」
「ふーん、でもイチャつく気だよね? まぁいいけど。珍しく樹の指名だし」
「うー、ユヅキいいなぁー」
「……」
ジト目の久奈、膨れっ面のアサカ、頬を染め俯く結月。
「久奈、アサカ、ごめんね。でも一人ずつ固有スキルの使い方を確認したいんだ」
「ん、分かったよ。そういうことなら仕方ないか」
「はぁ、私とも忘れずにイチャついてよ!」
久奈とアサカも納得してくれた。
久奈はアサカが固有スキルを使いこなせるようにする為の練習に付き合うようだ。俺と結月は久奈達とは違う訓練用フィールドに転移した。
何とか結月と二人きりになれたな……。
結月の方を見ると、頬を染めて瞳は潤んでいる。俺に体を擦り付けるようにして抱き着いてきた。
早速二人で魔刃のオーラを出して混ぜ合わせると……気持ちいい。さっきはルイさんが近くにいたのでイチャつけなかったが、今は誰に遠慮することも無く抱き合い唇を重ねた。
結月は気分がかなり高まっている様で、抱擁も触れ合う唇も情熱的だ。
「私……気持ちよすぎて我慢できない」
結月は魔刃のオーラで柔らかいクッションを作り出して俺を押し倒し俺の上に覆いかぶさった。結月の体温を感じるクッションは、まるで何人もの結月に包まれて抱きしめられているようで気持ちいい。
結月の表情は蕩け紅潮している。俺も鼓動が高鳴っている。二人して震えながら服を緩め、脱ぐ時間も惜しむかのように一つにつながる。快楽に堪え切れずに結月は声を漏らす。
「ああっ、すごい! こんなにいいの初めて!」
二人がつながり熱を感じる部分は当然気持ちがいい。それ以外にも溶け合い混ざった二人の魔刃のオーラからも快楽を感じる。身体の境界線が溶けてしまったのではないかと思うほどの一体感と、脳で処理をしきれないほどの深く強烈な快楽を二人で存分に味わった。
二人同時に果てたところで結月は俺の上に脱力して、のしかかり呟く。
「魔刃のオーラを絡めてするえっち……やばいね。気持ちよすぎて頭がおかしくなりそうだったよ」
「うん、そうだね……」
ひとまず、一回すっきりして落ち着いたところで二人は乱れた服を脱いだ。
クッションの様に柔らかい魔刃のオーラの上で横になり、二人で素肌の温もりを感じつつ抱き合っている。
俺は右手を結月の左手に絡ませて握る。
「この状態で二人同時に魔刃のオーラを目一杯使って刀を具現化させたら、どんなのが出来るかな?」
結月は俺の手を握り返して答える。
「やってみよ」
俺達は唇を重ねて、つないだ手に魔力を込めて刀をイメージした。二人の魔刃のオーラが混ざり合い一体になるのが分かる。二人とも徐々に魔力を強め、全力の魔力を握り合う手に集中させた。絶頂に匹敵するこらえきれない程の快楽を全身で感じた。
しばらくそうしていると、二人の混ざった魔刃のオーラが手の中に収束していき一振りの刀が出来た。鞘も柄も鍔も瑠璃色でほのかに光っている美しい刀だ。
「すごいのが出来たね。私のMP、ほとんどなくなっちゃった」
「俺も……」
「あのね……、まだ私の身体は火照っているから……お願い」
結月が甘えた声でおねだりをするので、その後もしばらく身体を重ねた。
満足した俺達は服を着て魔刃のオーラで作ったクッションの上で、手を繋ぎもたれ合いながら座っている。
「俺の中に結月の魔力を感じる……。溶け合った結月の魔刃のオーラが俺の中に吸収されたのかな? 温かい感じがする」
「フフッ、なんか嬉しいな。でも私は樹に最初に恋人に設定されてからずっと樹の魔力を感じてるよ」
「え? そうなんだ。俺の固有スキルによってバフが常時掛かっているからかな?」
「そうかもね」
さて、そろそろログハウスに戻るとするか。結月は魔刃を解除してクッションを消した。俺も魔刃は解除していたのだが刀は消えなかった。
「この刀、魔刃を解除しても消えないな」
結月が刀を拾い俺に差し出す。
「二人の魔力で作った刀……。樹に持っていてほしいな」
俺は頷き瑠璃色の美しい刀をアイテムストレージにしまった。
俺達がログハウスに戻るとまだルイさんがいた。
俺達の方を見ると何かに気が付いたようで、俺と結月を交互に見ている。固有スキルの眼で視ているのかな?
「結月の固有スキルが少し変化しているな……、樹に10%ほどのバフが掛かる様になっている。何か特別な事でもしたのか?」
「いっ、いやそんなことは……。いつもより激しく鍛錬したからかな?」
慌てて誤魔化す。ついでにアイテムストレージから瑠璃色の刀を取り出してルイさんに差し出す。
「この刀、視て欲しいんですが……」
ルイさんは瑠璃色の刀を手に取り見つめる。
「常識をはるかに超える魔力密度だ。こんな物、今まで見たことが無い。この刀からは魂力10万相当の力を感じる。これも魔刃のオーラで具現化したものなのか?」
「はい、樹と私で思い切り魔力を込めて刀を具現化したらできました」
「君達はいつも私の常識を超えてくるな。見ていて飽きないよ」
ルイさんはフッと薄く笑うと、俺に瑠璃色の刀を返す。
俺は瑠璃色の刀を手にして、眺める。
「せっかくだから、この刀に名前を付けようか。イツキとユヅキの魔力で作ったからツキを入れたいな……」
「月……、刀……、月光……。うーん、月影とかどうかな?」
「私と樹で力を合わせて作った刀”月影”……いい……」
俺の考えた名前を気に入ってもらえたようで、結月はうっとりとして答えた。
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