攻略なんて冗談じゃない!

紫月

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第6章

第41話 青空

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「次はルーカスくんね」
「はい」


 呼ばれたルーカスは恐々前に進んだ。


「そんなに固くならなくても大丈夫よ。ただ手を乗せるだけだから」
「うん……」



 ここまでで測定を終えた三人はディーが風、イルメラが火と闇、レオンが光だった。

 これはゲームの通りだ。


 ただし、ゲームの設定通りなら系統が判るのは六歳の誕生日である。

 ヴァールサーガー教の神殿で祝福を受ける時に測定してもらうのが習わしなのだ。


 子供の頃に測定してもらうのは理由があって、優秀な人材を取り零さない為と、単純に子供の頃の方が測定しやすいからである。

 魔法を学んでいく段階で、皆自分の魔力を自分の体内にきちんとしまっておく技術を身に付ける。

 それが出来るようになると、ただ触れただけでは試魔水晶が反応しなくなるのだ。

 そうなると意識的に魔力を注ぎ込むという作業が発生してしまう。


 今、こうして触れるだけで測定出来ているのは身体から溢れだしている魔力に試魔水晶が反応しているからに他ならないのだ。


 つまり早い段階で判るならその方が後の学習で個々にどの系統を重点的に学ぶのかの指針となるのでその方が都合が良いし、簡単に測定出来るうちにやってしまえという事だ。


 でも測定結果の出方がこんな曖昧だとは思わなかったな。

 多くの人は一系統しか出ないから、大抵のケースでは問題なく測定出来るけれど、複数の系統だと色が混ざりあってよく分からない。


 俺が触ったら、あの水晶はどんな色になるのだろう?

 やはり色が混ざって、どどめ色だとかカーキ色だとかおかしな変化を遂げるのだろうか?


 実際に魔法を試し打ちした方が早くて確実な気がするけれど、違うのか?



 ルーカスは前の三人と同じように、小さな手をちょこんとそこへ乗せた。

 しかし、いつまで経っても水晶玉に変化は訪れなかった。


 ディーの時は緑、イルメラの時は赤暗に、レオンの時はムーンストーンのような乳白色に変わった。

 だけど今はルーカスが触れているのに、無色透明のまま水晶の向こう側の景色の倒立像が歪んだ形で見えるだけだ。



「なんだ、壊れたのか?」


 皆が不審に思いながらも変化を待ち続けている中、動いた者がいた。

 レオンだ。

 気の短い王子は黙って見守るなど性に合わないらしい。


「さっきは白くなっておったではないか。ここか? それともこっちなのか?」


 俺の脇を通り過ぎてルーカスの隣まで移動したレオンは、小さな手でペチペチと試魔水晶を叩く。

 水晶玉はそれに呼応するように叩かれた場所だけが一瞬白くなる。



「やめろ、レオン。叩いたら壊れるかもしれないだろう」
「しかし!」


 ぶうたれるレオンの肩に手を置いて首を振る。


 水晶玉は電化製品ではない。

 昔のテレビじゃないし、叩いて直すなんて荒療治が通じるとは思えなかった。

 あれは確か埃による接触不良がどうとかだったと記憶している。


 水晶玉の場合はレオンが非力なお陰で、叩いても毒にも薬にもなっていないようだが、何かの弾みで落ちて割れたりしないとも限らない。

 とりあえず叩いて直そうとするところはすごくレオンらしいと思うけどな。


「むぅ~」
「それに多分壊れたんじゃないと思うぞ? ほら、もう一回手を置いてみなよ」


 ルーカスに目配せをし、下がってもらうと俺に促されるままレオンが水晶に触れる。

 瞬く間にそれは白く染まった。


「どういう事なのだ、これは?」
「いや、そこまでは俺には判らないけれど……」


 助けを求めて顔を上げると、かち合った灰色の瞳に続きを託した。



「おそらく、ルーカスくんの適性系統は無系統のみなようね」
「無系統のみだなんて、そんな事が有り得るのかしら?」
「私もこんなケースは初めて聞いたけれど、そうでないと説明がつかないわ。今も魔力がルーカスくんの身体から溢れ出しているのを確かに感じるもの」


 魔法師として何年も第一線で働いていた母上が知らないと言う。

 という事は、相当に珍しいケースだと考えていい。


「魔法が火・水・風・土・光・闇・無の七系統に分類されるのは皆知っているわよね?」


 子供たち全員が頷く。

 系統の話は母上から先日説明があった。

 それにその程度の話はこの国では子供でも知っている常識だ。


「そう、魔法は七系統に分類される。諸説あって昔の学者さんが八系統あると唱えていた事もあるけれど、七系統とするのは今は主流ね」


 母上の言葉にそういえば師匠の本にもそんな事が書いてあったなぁと思い出す。

 師匠があの本を書いていた時には既に第八の系統の説は有耶無耶になっていた筈だ。


「その第八の系統がいったい何だったのかは判らないけれど、当時論争が起きた際にそれを第七の系統・無とする派閥と、別個に第八の系統とする派閥で揉めたそうよ。無系統とする派閥の主張は、そもそも無系統が四大系統と光・闇以外の魔法すべてを包括して指す故に、それ以外の系統は無いものとする、というものでそれが今も語り継がれているらしいわ」
「ほうかつ、とは何だ?」


 少し難しい言葉が説明に交じっていたので、意味が判らなかったらしいレオンが首を傾げる。


「全部引っ括めてって事だよ」
「そう。だから、無系統は系統と呼びこそすれ、系統であって系統でないのよ。雑多色々混じった分類に属さないものを総称で呼んでいるだけだから、最近になって無系統の中でも暮らしに役立つ魔法を生活魔法なんて呼んだりして、見直していく動きもあるわ」


 系統であって系統でない、か。

 深く考えると頭が混乱してきそうだ。


 哲学的な話に他の子たちはもはや理解が追い付かないようで、疑問さえ口にしていない。

 ちょっと子供には難しかったかな。


「無系統だけはそれ単体での定義が無い上に、生活魔法程度なら大抵の人が使えるから、適性という言い方をしないの。皆、無系統以外の系統に適性を持っているから、今まで水晶の色が変わらなかった事は無かったのだけれど……」
「僕の魔力は変なの? 僕はダメな子なの……?」


 皆と違う、という点だけ理解したらしいルーカスは悲しげに眉根を寄せた。

 紫水晶のような瞳がじわりと揺らぐ。


 彼には無系統魔法しか使えない。

 だけど唯一使える無系統は誰でも使えるおまけみたいな系統で、皆はその他に風や火、光を操れるのに自分にはそれが出来ない。

 不安になるのも当たり前だった。


「ダメなんかじゃないわ。無系統にも格好いい魔法がたくさんあるのよ」
「本当?」


 相変わらず抜けるように白いルーカスの頬をはらりと滴が伝う。


 生まれつき身体が弱くて、アルビノで、無系統の魔法しか使えなくて。

 ルーカスには皆と同じようにはいかない点がいくつもある。


 ゲームではルーカスの適性系統だけは伏せられたままだった。

 だけど今、ゲームの中の彼が歪んでヤンデレ化しまった理由がわかった気がした。

 彼は皆と同じになりたかったのだ。


 だけどそれは叶わなくて、だから決して裏切らない誰か、自分を見捨てられないヒロインを強く求めた。



「ええ、本当よ。そうね、例えば召喚魔法があるわ」
「しょうかん?」
「助けてって、とっても強い幻獣を喚ぶ事が出来る魔法よ」
「幻獣!」


 聞き捨てならない単語が母上の口から飛び出して、俺は思わず口を挟んでしまった。

 俺の声に驚いたらしく、ルーカスの涙が止まっている。


 幻獣とは前世の空想上の動物だ。

 例えばペガサスとかユニコーンとか。

 俺は普通の動物も含み、それらが大好きだ。


 召喚魔法って喚び出す幻獣によって各系統に振り分けられていると思っていたけれど違うのか。


 ゲームのルーカスも第二部の魔王討伐編では、サモナー兼テイマーとして活躍していた。

 いずれルーカスが俺を可愛くて格好いい幻獣たちと引き合わせてくれるに違いない。

 いや、どうせなら自分でも喚び出してみたい。


「ルーカス、一緒に頑張ろうな!」
「うん? う、うん」


 二人で召喚して、目指すはもふもふ天国だと意気込むと、急にテンションが上がった俺に同意を求められたルーカスは気圧されたように頷いた。

 頭の上にいくつも疑問符が浮かんでいる。


「ふふっ、良かったわね、ルーカスくん。アルトくんはね、幻獣や動物が大好きなのよ?」
「そうなの?」
「ええ。召喚魔法は難しいけれど、出来たらきっとアルトくん喜ぶわよ?」


 紫色の瞳が母上と俺を見比べる。

 しっかりと頷いてやると、ルーカスは涙を拭った。


「頑張る」


 血色の良くなった顔、そして紫水晶の瞳に宿るのは確かな決意だった。


 ゲームのイルメラが闇魔法を貶めたのだから、その逆にこれからルーカスが無系統魔法の地位を向上させる事だって出来る筈だ。

 他の系統に比べてその数が膨大故に、研究と体系化が進んでいないだけの話だ。

 無系統が他の系統に劣るだとか、そんな事は絶対に無い。



 それにしても第八の系統とはどんな魔法だったのか?

 無系統が他の六系統に当てはまらない魔法という事を知りながら、それでも別個に系統として確立させたかったのだとしたら、それはとても強力な、そして魅力的な魔法だったのかもしれない。


 やっぱり曜日と関係があるような気がするけれど、紅って何だろう?

 火はすでにある。

 赤いといえば薔薇、林檎、さくらんぼ、梅干し……。

 ダメだ、全然判らない。


 二つ目以降、食べ物ばかりって俺もレオンの事を言えた義理じゃないな。


 この世界で赤と言えば、クラウゼヴィッツ家の伝統カラーだよな。

 その辺りも何か関連があるかもしれない。



「最後はアルトくんね」


 ああでもない、こうでも無いと考えを巡らせていると母上から声が掛かった。

 そうだ、最後は俺だった。


 既にレオン、ルーカスは後方へと下がっていて、俺の為のスペースを空けてくれている。

 緑の絨毯を踏みしめて前に進み、試魔水晶の正面に立つと、向こう側で母上が目配せをしてくる。


 実は今朝、城までの道中の馬車で母上から、自分の順番が回ってきても、試魔水晶に手を乗せるふりをするだけで実際には触れないようにとお達しがあったのだ。


 先週末に無系統以外の全系統の魔法が使える事を確認済みだと暴露した際、それを秘密にしておくと約束した。

 だから今日ここで俺が試魔水晶に触れて、皆の前でどどめ色だか、極彩色だかに玉が染まってしまっては困るのだ。


 母上は、全部母上を信じて任せてと言った。

 触れるふりをするだけでいいから、と。



 無造作に身体の脇に垂らしていた右手を持ち上げて、透明な水晶の上に翳す。


 触れるか触れないかのギリギリのところで寸止めするのは、それだけでいいと言われても難しいように思えた。

 緊張感から小刻みに手が震えて、玉に当たってしまいそうだ。


 母上が何をするつもりなのかは知らないけれど、あまり長い時間この状態を保っていられそうに無いから、早くしてほしいだなんて人任せにしている立場でありながら苦情めいた考えを頭に過らせた瞬間に水晶に変化が訪れた。


 最初、玉の中央部分にぽつんと青い点が浮かんだかと思うとそれはみるみる全体へと広がっていった。

 そこへ霧のような白いもやが幾つも出現する。

 変化を終えた水晶はまるで雲の浮かぶ青空を呑み込んだかのようだった。



「これは水と光ね」


 単純に色が混ざって変化するわけでは無かったのかと衝撃を受けているところへ、母上が告げる。


「凄いではないか! 光系統は余とお揃いだな」
「ふんっ、私だって二系統の適性持ちですわ」


 続いて当事者である俺をよそにレオンとイルメラが声高に騒ぐのが聞こえてくる。


 レオンとお揃いはまあいいとして、イルメラは何故そんなに俺に対して敵愾心を燃やしてくるのだろうか?

 俺は何か嫌われるような事をしてしまったのだろうか?


 彼女の兄はというと、人の適性になど興味が無いようで、いつの間にか席について昼寝をしていた。

 自分の番が来るまでは常に無く元気だったのに、その反動で疲れたのだろうか?

 ルーカスは静かにただ驚いていた。


 あ、母上がウインクをした。

 それを見て俺は確信する。


 おそらく、バレないように母上が魔力を注ぐか何かしたのだろう。

 俺の得意系統は表向きは母上と同じ、水と光になった。


 ゲームのアルトも公式設定では水と光が得意となっていた筈だけれど、まさか同じように母上が介入していたとかじゃないよな?

 メイン攻略対象なくせに隠しキャラだったせいで、ゲーム本編開始前の生い立ちや背景に謎が多過ぎる。



「さて、じゃあ今日もいつもの魔石探しをしてお開きにしましょうか?」
「今日こそ余が一番に見つけてやるぞ!」
「一番はまた僕だもん」
「やれやれ、お子様ですわね」
「……ん、呼んだ?」


 恒例のご褒美タイム開始の掛け声に、グルグルと考え込むのをやめて今は魔石探しに専念する事にした。

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