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3 農業経営頑張ってみます、!
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―――俺は昔から平坦な奴であった。
特に優れている部分もないし、勉強ができるだとか、スポーツ万能だとか、そんな特技は無く。
というかスポーツはもはやできる出来ない以下であった。
そんな体力ZEROな俺が農業経営しているとは。
さぞ中学高校時代のやつらは驚いている事であろう。
確かに数人俺の地元を訪ねてきた。
その全員が目を丸くして口を揃えてこう言うのである。
「よくお前に農業なんてできたな」
と。
分かってるよ、そんな事。
親に比べればどんだけ知識も技術も劣っていることか。
こんな俺だから就職先も見つからなくてしかたな~く親の農業手伝ってんだよ。
本当に俺凄いと思う。
自画自賛っ!!!!!!
こんな俺が農業で収入を得てるんだから。
農業高校出てないし、ただ幼少期に親に教えられた農業知識だけで生きてやがるんだぜッ!!
まぁそれも今回までか。
異世界召喚された俺氏。
しかも―――
ドラゴンのいる世界でどうやって農業しろと。
びくびくしながら種植えしろっての?
畑荒らされたらどうすりゃいいんだよ...。
さて、ドラゴン以外の未知生命体は実質、どれほどいるのだろうか。
エルフ、精霊、魔法使い、ゴブリン、人魚etc...
見当がつかないほどいる。
この地で農業を営んで行くには、いずれ攻め来るであろう敵に対応できる力を付けなくてはならない。
いや、それも考えすぎか...?
全く別の場所にいて、全く攻め込んで来ないとかあるんじゃ?
よくある異世界ゲーって戦闘無しにクリア出来ないし...。
地球では存在しない超常現象が異世界では存在する。(たぶん)
それと釣り合う力を自分一人で、作り上げて行かないとダメな訳だが...
「んまぁ~、作物育てが最初か~」
俺はどうにも出来ないこの現状を胸に刻み、異世界での農業を始めようとしていた。
する事は分かっている。多分。
とにかくスマホを開けばいいんだろ。
―――だが胸はそれ以外に、不安と恐怖で埋め尽くされそうになっていた。
『この出荷ルール守らないとどうなるか...分かるよね?』
と、手紙で、神が呟いたその一言が俺の全てを恐怖に包み込んだ。
そう、このルールに逆らえば...
きっと『死』、が待ち受けている。
地球で言えば、
借金払えないならコロス✩
という所だろうか。
それはなるべく避けたい。
どの道、きっと最初は農業だけでは出荷最低金額を超えれないであろう。
『狩り』も脳内にいれとくか。
『死』、はいつでも隣に寄り添っている。
この異世界農業ライフはきっと、外面のんびりに見えて、中身は真逆なのであろう。
そんなこんな色々と考察していると、
「モォ~~ゥ」
と、エリザベスが唸り声を上げるように伏せたま上目遣いで俺を見つめてきた。
「...そっか、暑いよな、ごめん中入ろうか」
俺はエリザベスを撫で、綱を持って目の前にある家(小屋)に入っていった。
まず一休みしてから作業を始めよう。
ゆっくり寛ぎながら、ね。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
「...うふふぅ、やっとここも開拓されるのですよぉ......」
1人の甘い女の声が響いた。
「...こんな無能な人間を召喚するなんて、ルーシェもなんて馬鹿なのかしら」
と、もう1人の冷たく冷酷な声も響く。
今の声に反応し、甘い声の女がまた声をあげた。
「......そんな事言わないでくださいよぉ。私に召喚しろって言ったのミセルじゃないですかぁ~」
「はぁ?!私はルーの力を信じて言ってあげたのよ?!それにその期待を裏切るルーの方がよっぽど酷いじゃない!」
「...でもぉ、きっとこのエデフィ使徒五冠の私がぁ、失敗するはずなんて無いですのでぇ、やってくれることは確かだと思うのですぅ、なのでミーたんは心配すること何も無いですよぉ?」
「...はぁ、これだったら私が召喚した方がマシだった気がするわ...。ましてや魔法が使えない、タダの人間を召喚するなんて.........ルーも雑魚になったも同然ね」
「むむぅ、雑魚は酷いですぅ、たかがエデフィ使徒三冠如きの奴に言われたくないですよぉ」
「何よ、調子のりやがって!!」
「それはこっちのセリフでありますぅ」
―――喧嘩しているように見えるが
彼女達が今居る場所は、別世界の様な空間だった。
上空から連たちとその畑を見渡しているようで。
だが連たちからは見えない、そんな魔法を組み込まれて作られた『異空間』だった。
そして驚くべき場所はもう1つあり、それは彼女らの容姿だ。
甘い声の正体は、腰まで伸びる艶やかな金髪に、白い純白のレース生地に身を包んだ女性―――
もう1人、冷酷な声の正体は、腰まで伸びる黒髪に、闇まで染まる黒いレース生地に身を包んだ女性――――
2人は紛れもなく、美女、だった。
地球でも見たことの無い美貌を持っていた。
神と呼んでも等しいくらいの。
――だが、当然連は気づくことも出来ない。
彼が召喚された理由、
召喚した人物の身元、
異世界農業に隠された真実。
後に彼は気づけるのか――
気づいても良い理屈か?
気づいてはいけない事実か?
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
「はぁぁい、ってことで~」
俺はエリザベスを寝かしつけた後、俺はスマホで、自分達の農業の『目的』を探していた。
やっぱりこれを読まないと進まない訳だ。
最初からスマホに気づいて読むべきだった。
まぁ書いてあることを省略すると、
・種、球根は貯蔵室にある
・クワやジョウロなどの農具は、クラフトする。全て魔法で作ってくれるので体力を使わない。(クラフト工房が常設さてれいる)
・クラフトには材料が必要だ
・育苗鉢やポリマルチ、支柱などは全て物置小屋にある
・出荷は2週間に1度トラックで担当の人が出荷品を取りに来てくれるので運ぶ必要無し
・この土地以外に出歩いてはならない。街にも。
・その他必要な種、家畜、食料などは、スマホにある配達アプリで注文する。(出荷取得額から引く)
・必要な事は全てこの説明書に書いてあるので心配ない
・質問があれば質問アプリで受け付ける
イマイチ不明だけど...
まぁ出荷すりゃあいいんだろ?
やってやるさ、んなもん!!!!!!
―――しかし俺は知らない
本当の、異世界を―――
みにあとがき
ちょぴ急ぎめ(1時間)で書いたのであまり内容が固まって無いかもしれないです!
誤字脱字とか目立つかもしれないです!
そこのところごめんなさい!
特に優れている部分もないし、勉強ができるだとか、スポーツ万能だとか、そんな特技は無く。
というかスポーツはもはやできる出来ない以下であった。
そんな体力ZEROな俺が農業経営しているとは。
さぞ中学高校時代のやつらは驚いている事であろう。
確かに数人俺の地元を訪ねてきた。
その全員が目を丸くして口を揃えてこう言うのである。
「よくお前に農業なんてできたな」
と。
分かってるよ、そんな事。
親に比べればどんだけ知識も技術も劣っていることか。
こんな俺だから就職先も見つからなくてしかたな~く親の農業手伝ってんだよ。
本当に俺凄いと思う。
自画自賛っ!!!!!!
こんな俺が農業で収入を得てるんだから。
農業高校出てないし、ただ幼少期に親に教えられた農業知識だけで生きてやがるんだぜッ!!
まぁそれも今回までか。
異世界召喚された俺氏。
しかも―――
ドラゴンのいる世界でどうやって農業しろと。
びくびくしながら種植えしろっての?
畑荒らされたらどうすりゃいいんだよ...。
さて、ドラゴン以外の未知生命体は実質、どれほどいるのだろうか。
エルフ、精霊、魔法使い、ゴブリン、人魚etc...
見当がつかないほどいる。
この地で農業を営んで行くには、いずれ攻め来るであろう敵に対応できる力を付けなくてはならない。
いや、それも考えすぎか...?
全く別の場所にいて、全く攻め込んで来ないとかあるんじゃ?
よくある異世界ゲーって戦闘無しにクリア出来ないし...。
地球では存在しない超常現象が異世界では存在する。(たぶん)
それと釣り合う力を自分一人で、作り上げて行かないとダメな訳だが...
「んまぁ~、作物育てが最初か~」
俺はどうにも出来ないこの現状を胸に刻み、異世界での農業を始めようとしていた。
する事は分かっている。多分。
とにかくスマホを開けばいいんだろ。
―――だが胸はそれ以外に、不安と恐怖で埋め尽くされそうになっていた。
『この出荷ルール守らないとどうなるか...分かるよね?』
と、手紙で、神が呟いたその一言が俺の全てを恐怖に包み込んだ。
そう、このルールに逆らえば...
きっと『死』、が待ち受けている。
地球で言えば、
借金払えないならコロス✩
という所だろうか。
それはなるべく避けたい。
どの道、きっと最初は農業だけでは出荷最低金額を超えれないであろう。
『狩り』も脳内にいれとくか。
『死』、はいつでも隣に寄り添っている。
この異世界農業ライフはきっと、外面のんびりに見えて、中身は真逆なのであろう。
そんなこんな色々と考察していると、
「モォ~~ゥ」
と、エリザベスが唸り声を上げるように伏せたま上目遣いで俺を見つめてきた。
「...そっか、暑いよな、ごめん中入ろうか」
俺はエリザベスを撫で、綱を持って目の前にある家(小屋)に入っていった。
まず一休みしてから作業を始めよう。
ゆっくり寛ぎながら、ね。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
「...うふふぅ、やっとここも開拓されるのですよぉ......」
1人の甘い女の声が響いた。
「...こんな無能な人間を召喚するなんて、ルーシェもなんて馬鹿なのかしら」
と、もう1人の冷たく冷酷な声も響く。
今の声に反応し、甘い声の女がまた声をあげた。
「......そんな事言わないでくださいよぉ。私に召喚しろって言ったのミセルじゃないですかぁ~」
「はぁ?!私はルーの力を信じて言ってあげたのよ?!それにその期待を裏切るルーの方がよっぽど酷いじゃない!」
「...でもぉ、きっとこのエデフィ使徒五冠の私がぁ、失敗するはずなんて無いですのでぇ、やってくれることは確かだと思うのですぅ、なのでミーたんは心配すること何も無いですよぉ?」
「...はぁ、これだったら私が召喚した方がマシだった気がするわ...。ましてや魔法が使えない、タダの人間を召喚するなんて.........ルーも雑魚になったも同然ね」
「むむぅ、雑魚は酷いですぅ、たかがエデフィ使徒三冠如きの奴に言われたくないですよぉ」
「何よ、調子のりやがって!!」
「それはこっちのセリフでありますぅ」
―――喧嘩しているように見えるが
彼女達が今居る場所は、別世界の様な空間だった。
上空から連たちとその畑を見渡しているようで。
だが連たちからは見えない、そんな魔法を組み込まれて作られた『異空間』だった。
そして驚くべき場所はもう1つあり、それは彼女らの容姿だ。
甘い声の正体は、腰まで伸びる艶やかな金髪に、白い純白のレース生地に身を包んだ女性―――
もう1人、冷酷な声の正体は、腰まで伸びる黒髪に、闇まで染まる黒いレース生地に身を包んだ女性――――
2人は紛れもなく、美女、だった。
地球でも見たことの無い美貌を持っていた。
神と呼んでも等しいくらいの。
――だが、当然連は気づくことも出来ない。
彼が召喚された理由、
召喚した人物の身元、
異世界農業に隠された真実。
後に彼は気づけるのか――
気づいても良い理屈か?
気づいてはいけない事実か?
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
「はぁぁい、ってことで~」
俺はエリザベスを寝かしつけた後、俺はスマホで、自分達の農業の『目的』を探していた。
やっぱりこれを読まないと進まない訳だ。
最初からスマホに気づいて読むべきだった。
まぁ書いてあることを省略すると、
・種、球根は貯蔵室にある
・クワやジョウロなどの農具は、クラフトする。全て魔法で作ってくれるので体力を使わない。(クラフト工房が常設さてれいる)
・クラフトには材料が必要だ
・育苗鉢やポリマルチ、支柱などは全て物置小屋にある
・出荷は2週間に1度トラックで担当の人が出荷品を取りに来てくれるので運ぶ必要無し
・この土地以外に出歩いてはならない。街にも。
・その他必要な種、家畜、食料などは、スマホにある配達アプリで注文する。(出荷取得額から引く)
・必要な事は全てこの説明書に書いてあるので心配ない
・質問があれば質問アプリで受け付ける
イマイチ不明だけど...
まぁ出荷すりゃあいいんだろ?
やってやるさ、んなもん!!!!!!
―――しかし俺は知らない
本当の、異世界を―――
みにあとがき
ちょぴ急ぎめ(1時間)で書いたのであまり内容が固まって無いかもしれないです!
誤字脱字とか目立つかもしれないです!
そこのところごめんなさい!
応援ありがとうございます!
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