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5 人生最大のピンチ到来です。
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「これでチェックメイト、ね」
「.........クソっ.........」
彼女は嘲笑う様に、微笑んだ。
そんな彼女の前には、爪を噛みながら黙り込んで考え続ける俺が座っている。思考を巡らせて、巡らせながら。
こうして俺は、人生最大のピンチに陥っていたのだった。
そう、それはおよそ30分前のこと。
「私とゲームをしましょ?」
と、呟いたso little な妖精野郎(レフィーネ)は、キラッキラの笑顔で、ゲームをしよう、といきなり仕掛けてきたのだ。
勿論、俺はこのクラフト本を使いたかったので、
「受けて立ってやるよ、」
そう強く言った。
まぁこの時の俺は、まだな~んにも知らない訳で。後に異世界の恐ろしさを知ることとなる。
こ~んなちっこい妖精が、俺様に歯向かうだと?(笑)変なご冗談を~(オホホ...
俺は妖精のことを見くびっていた。
=俺は甘く見ていたのである。
そしてその後、彼女はゲーム内容を提案してきた。
長い間、静寂が続いていた小屋の中で、とうとうレフィーネが口を開いた。
「簡単に言えばこれからやるゲームは、神経衰弱、というものよ。...その様子を見ると......あら、ご存知で?」
「............ぁ、あぁ。ただマークと場所を覚えときゃあいいんだろ?」
「...フフ...、そうだと...いいけれど、ね?……じゃあこのカードを使うわよ?」
不敵な笑みを浮かべながら、カードをどこからか取り出し、カードを切りながらレフィーネはそう言った。
カサッ、カサッ―――――。
そのカードを切る手付きは、驚くほど慣れていた。
これまで、この方法で相手を試してきたのだろうか。
絶対違う。
俺は勘づいていた。
絶対、絶対に、レフィーネが提案した『神経衰弱』は、ただの『神経衰弱』じゃねぇ。
そこで俺は、
「なぁ、俺がゲーム選択できねーのか?...分かってると思うけどさ、俺人間だよ?」
と、問いだした。
だが!!!!!!
ほんっと~に、この妖精野郎は人間に対しての扱いが上手く、
「は~ぁ?そうなるんだったら、一生クラフト本貸してや~らないっ」
妖精はぷいっ、とそっぽを向いてしまった。
その妖精に従うように、俺は片手をバンザイして、勢いよく言った。
「は~い、やりまぁ~す!!」
ふん、俺に選択させない、というわけか。
まぁどっち道俺が指定出来ても負けるだろうし。これじゃあこっちが不利すぎるじゃないか。
「...なぁ、それはちょっと俺不利すぎじゃね?」
「そうかしら?まだゲーム内容を言ってないわよ?それなのに不利、と決めつけるあなたもどうかと思うけど?」
「...あっ......そうですねぇ...」
提案はまんまと、見事に阻止された。
確かに俺はまだゲーム内容を聞いていない。
ゲーム内に、俺にとって、どんな利点があるか分からないのに。
今後はしっかりと気を引き締めて、レフィーネを見極めて行かないと。
レフィーネがカードをしっかりと切った後、ゲーム内容を説明し始めた。
「んーとじゃあ...いぃ~い?ルールを説明するわ」
「あぁ。さっさと説明してくれ」
「このゲームは1:1で行われ、3戦あるの。カード枚数は40枚。その内4枚は、特別なラッキーカードなのよ。そして.........最初は普通に神経衰弱をプレイしていくわよ。それが1戦目。しかし残念ながら、ただの神経衰弱ではないわ。だけどカードの枚数を競う、というのは同じね。通常の神経衰弱と違う点は、『戦闘する』ということよ。各カードに、炎、水、草、というマークが付いていて、そこにもう1つ、1、2、3、の数字が書いてあるの。」
「あ、それって、水は炎に勝ち、炎は草に勝ち、草は水に勝つ、っていうサイクルでしょ?」
「あら、よく知ってるじゃない。そして、書かれた数字はそれぞれ炎、水、草の強さを表すわ。そこでカード内容がわかった所で、この戦闘神経衰弱ゲーム内容を説明するわ」
「んー、あー、おっけい。トランプとか、あんまやったこと無いから頭ぐっちゃになるかもしんねーけど」
「そんなこと、私に関係無いわ。......まず最初に、神経衰弱を普通にプレイする。そして終わった後、自分が手に入れた2枚のペアのうち1枚を捨て、それを手札として戦闘していくの。」
「...なんとなーく分かった...」
「次に、戦闘についての説明をするわ。これが2戦目よ。そうね、さっきサイクルの話したでしょ?それを活用するのよ。1ターンずつ、自分の手札の中から1枚選んでだし合い、勝敗を決める。ただし、どちらも同じ属性の場合は、表示されている数字が大きい方が勝ち。もし、同じ属性で同じ数字だった場合は、ノーカウントとする。勝利条件は、どちらかの手札が無くなるか、6点差になったらよ」
「...まぁそれはいいんだけど...まぁ...ね、で、3戦目というのは?」
「コイントスよ」
「...え?...あ、そうなんだ」
突然のコイントス!!
まさか最後にコイントスをするとは。
だいぶ手抜いた感すごいですけど?!
だいぶゲーム内容は把握した。
到底俺が勝てるとは思えないですが?
負けたらこの先どうなるんだろぉ...
だが、まだどんなハンデがあるか言われていない。
「...あの、どんなハンデがあるんで...」
「黙らっしゃい。絶対中立になるように、3つのハンデをあげるわ。それは貴方に選ばせてあげる。だけどあんまり変な提案はしないでね?例えば、絶対俺が勝つように、とか、ね」
「いや、わかってますから!わかってますぅ~」
これは考えないと。
変なハンデにしてしまっても、逆に自分の首を占めることになる事もあるかもしれない。
確実に、有利になる様に制定しなければならない。表からは中立のように見え、裏は有利だということ。
あの妖精野郎を打ち負かすには、どうすればいいか。
俺氏は、必死に考え込んだ。
そして最終的に、俺はこの3つに絞った。
①プレイ中、いかなる場合も魔法を使ってはいけない。
②嘘は言ってはいけない。
③イカサマをしてはならない。
魔法の除去は必ずだ。俺は一瞬で粉状態にされる。
嘘。あんな妖精野郎はどんな嘘をついて騙してくるか分からない。
そしてイカサマ。これは超危険。
またイチコロ✩になる。
「これでいいか?...ダメだったら変えるしかないんだけど」
「......いいわ。その内容で変わりないわね?」
俺はこくり、と頷いた。
すると、急にレフィーネが神々しく光出した。
眩い、白色の光が見えてくる。
「......魔珠石に宿る霊獣よ。以下、3つの祈りを、我とこの男の間で、契約として結ぶ。.........フィセラティカ、主の命ずる名のもとによって。」
しばらく呆然としていた。
ふうん、契約で縛る気か。それならまだ良いか。契約に犯ずる事をすれば、きっと重い罰があるはずだ。
そして彼女の契約(?)が終わった途端、激しい肩の痛みに襲われた。
思わず声が出てしまう。
「ふぇっ...なっにこれぇ......クソいてぇんですけどもっ...?」
「契約の錘よ。肩に見えない輪が付いていて、契約を破るとその輪で首を絞める決まり。怖いでしょ?」
「...ていうか、お前の首本当に締めることできんの?なんかめっちゃお前の首ちっちゃいけど」
「...うるさいわねっ!!ちゃんと締めれるのよっ!!そんなことにならなかったら、わざわざ契約なんてしないわよッ...」
そんな会話が続き、俺らはゲームを開始しようとしていた。
クラフト本を賭けた戦い。
それは紛れもなく、俺には不利すぎるゲームであった。
あちら側はよく内容を知っているらしい。
こちらは初見プレイみたいなものである。
なら、なぜ戦うのか。不可能だと分かっているはずなのに。
魔力も無い、低脳であり、大して優れた点もない俺氏。
なのに、そんな無駄なゲームをする理由。
もはや農業から遠ざかっているし。
だけれど、きっと僅かな可能性に、俺は懸けてるんだと思う。
それしか俺に出来ることは無いから。
でも1番の理由......
この先このクラフト本が無いと、生きてけないっ...!!!!!!
てこと。
そして、絶対に負けられない戦い―――が、俺の中で始まろうとしていたのである。
「.........クソっ.........」
彼女は嘲笑う様に、微笑んだ。
そんな彼女の前には、爪を噛みながら黙り込んで考え続ける俺が座っている。思考を巡らせて、巡らせながら。
こうして俺は、人生最大のピンチに陥っていたのだった。
そう、それはおよそ30分前のこと。
「私とゲームをしましょ?」
と、呟いたso little な妖精野郎(レフィーネ)は、キラッキラの笑顔で、ゲームをしよう、といきなり仕掛けてきたのだ。
勿論、俺はこのクラフト本を使いたかったので、
「受けて立ってやるよ、」
そう強く言った。
まぁこの時の俺は、まだな~んにも知らない訳で。後に異世界の恐ろしさを知ることとなる。
こ~んなちっこい妖精が、俺様に歯向かうだと?(笑)変なご冗談を~(オホホ...
俺は妖精のことを見くびっていた。
=俺は甘く見ていたのである。
そしてその後、彼女はゲーム内容を提案してきた。
長い間、静寂が続いていた小屋の中で、とうとうレフィーネが口を開いた。
「簡単に言えばこれからやるゲームは、神経衰弱、というものよ。...その様子を見ると......あら、ご存知で?」
「............ぁ、あぁ。ただマークと場所を覚えときゃあいいんだろ?」
「...フフ...、そうだと...いいけれど、ね?……じゃあこのカードを使うわよ?」
不敵な笑みを浮かべながら、カードをどこからか取り出し、カードを切りながらレフィーネはそう言った。
カサッ、カサッ―――――。
そのカードを切る手付きは、驚くほど慣れていた。
これまで、この方法で相手を試してきたのだろうか。
絶対違う。
俺は勘づいていた。
絶対、絶対に、レフィーネが提案した『神経衰弱』は、ただの『神経衰弱』じゃねぇ。
そこで俺は、
「なぁ、俺がゲーム選択できねーのか?...分かってると思うけどさ、俺人間だよ?」
と、問いだした。
だが!!!!!!
ほんっと~に、この妖精野郎は人間に対しての扱いが上手く、
「は~ぁ?そうなるんだったら、一生クラフト本貸してや~らないっ」
妖精はぷいっ、とそっぽを向いてしまった。
その妖精に従うように、俺は片手をバンザイして、勢いよく言った。
「は~い、やりまぁ~す!!」
ふん、俺に選択させない、というわけか。
まぁどっち道俺が指定出来ても負けるだろうし。これじゃあこっちが不利すぎるじゃないか。
「...なぁ、それはちょっと俺不利すぎじゃね?」
「そうかしら?まだゲーム内容を言ってないわよ?それなのに不利、と決めつけるあなたもどうかと思うけど?」
「...あっ......そうですねぇ...」
提案はまんまと、見事に阻止された。
確かに俺はまだゲーム内容を聞いていない。
ゲーム内に、俺にとって、どんな利点があるか分からないのに。
今後はしっかりと気を引き締めて、レフィーネを見極めて行かないと。
レフィーネがカードをしっかりと切った後、ゲーム内容を説明し始めた。
「んーとじゃあ...いぃ~い?ルールを説明するわ」
「あぁ。さっさと説明してくれ」
「このゲームは1:1で行われ、3戦あるの。カード枚数は40枚。その内4枚は、特別なラッキーカードなのよ。そして.........最初は普通に神経衰弱をプレイしていくわよ。それが1戦目。しかし残念ながら、ただの神経衰弱ではないわ。だけどカードの枚数を競う、というのは同じね。通常の神経衰弱と違う点は、『戦闘する』ということよ。各カードに、炎、水、草、というマークが付いていて、そこにもう1つ、1、2、3、の数字が書いてあるの。」
「あ、それって、水は炎に勝ち、炎は草に勝ち、草は水に勝つ、っていうサイクルでしょ?」
「あら、よく知ってるじゃない。そして、書かれた数字はそれぞれ炎、水、草の強さを表すわ。そこでカード内容がわかった所で、この戦闘神経衰弱ゲーム内容を説明するわ」
「んー、あー、おっけい。トランプとか、あんまやったこと無いから頭ぐっちゃになるかもしんねーけど」
「そんなこと、私に関係無いわ。......まず最初に、神経衰弱を普通にプレイする。そして終わった後、自分が手に入れた2枚のペアのうち1枚を捨て、それを手札として戦闘していくの。」
「...なんとなーく分かった...」
「次に、戦闘についての説明をするわ。これが2戦目よ。そうね、さっきサイクルの話したでしょ?それを活用するのよ。1ターンずつ、自分の手札の中から1枚選んでだし合い、勝敗を決める。ただし、どちらも同じ属性の場合は、表示されている数字が大きい方が勝ち。もし、同じ属性で同じ数字だった場合は、ノーカウントとする。勝利条件は、どちらかの手札が無くなるか、6点差になったらよ」
「...まぁそれはいいんだけど...まぁ...ね、で、3戦目というのは?」
「コイントスよ」
「...え?...あ、そうなんだ」
突然のコイントス!!
まさか最後にコイントスをするとは。
だいぶ手抜いた感すごいですけど?!
だいぶゲーム内容は把握した。
到底俺が勝てるとは思えないですが?
負けたらこの先どうなるんだろぉ...
だが、まだどんなハンデがあるか言われていない。
「...あの、どんなハンデがあるんで...」
「黙らっしゃい。絶対中立になるように、3つのハンデをあげるわ。それは貴方に選ばせてあげる。だけどあんまり変な提案はしないでね?例えば、絶対俺が勝つように、とか、ね」
「いや、わかってますから!わかってますぅ~」
これは考えないと。
変なハンデにしてしまっても、逆に自分の首を占めることになる事もあるかもしれない。
確実に、有利になる様に制定しなければならない。表からは中立のように見え、裏は有利だということ。
あの妖精野郎を打ち負かすには、どうすればいいか。
俺氏は、必死に考え込んだ。
そして最終的に、俺はこの3つに絞った。
①プレイ中、いかなる場合も魔法を使ってはいけない。
②嘘は言ってはいけない。
③イカサマをしてはならない。
魔法の除去は必ずだ。俺は一瞬で粉状態にされる。
嘘。あんな妖精野郎はどんな嘘をついて騙してくるか分からない。
そしてイカサマ。これは超危険。
またイチコロ✩になる。
「これでいいか?...ダメだったら変えるしかないんだけど」
「......いいわ。その内容で変わりないわね?」
俺はこくり、と頷いた。
すると、急にレフィーネが神々しく光出した。
眩い、白色の光が見えてくる。
「......魔珠石に宿る霊獣よ。以下、3つの祈りを、我とこの男の間で、契約として結ぶ。.........フィセラティカ、主の命ずる名のもとによって。」
しばらく呆然としていた。
ふうん、契約で縛る気か。それならまだ良いか。契約に犯ずる事をすれば、きっと重い罰があるはずだ。
そして彼女の契約(?)が終わった途端、激しい肩の痛みに襲われた。
思わず声が出てしまう。
「ふぇっ...なっにこれぇ......クソいてぇんですけどもっ...?」
「契約の錘よ。肩に見えない輪が付いていて、契約を破るとその輪で首を絞める決まり。怖いでしょ?」
「...ていうか、お前の首本当に締めることできんの?なんかめっちゃお前の首ちっちゃいけど」
「...うるさいわねっ!!ちゃんと締めれるのよっ!!そんなことにならなかったら、わざわざ契約なんてしないわよッ...」
そんな会話が続き、俺らはゲームを開始しようとしていた。
クラフト本を賭けた戦い。
それは紛れもなく、俺には不利すぎるゲームであった。
あちら側はよく内容を知っているらしい。
こちらは初見プレイみたいなものである。
なら、なぜ戦うのか。不可能だと分かっているはずなのに。
魔力も無い、低脳であり、大して優れた点もない俺氏。
なのに、そんな無駄なゲームをする理由。
もはや農業から遠ざかっているし。
だけれど、きっと僅かな可能性に、俺は懸けてるんだと思う。
それしか俺に出来ることは無いから。
でも1番の理由......
この先このクラフト本が無いと、生きてけないっ...!!!!!!
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そして、絶対に負けられない戦い―――が、俺の中で始まろうとしていたのである。
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