暗黒騎士の冒険譚〜誰だろうと容赦無し!〜

アズ

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一章 暗黒騎士は土台を敷く

5話 暗黒騎士は魔物を狩る

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赤い毛の奴、変異種です!」

「そう…なのか?」

ちょっとヤバいかも。
装備をロストダークアーマーシリーズに変更。

〈変更します。…変更しました〉

剣は其の儘で他の軽装が真っ黒の鎧に変わった。
剣を抜き、突撃する。

「ロキは攻撃!ユーシィは援護を頼む!」

「「了解!」」

近ずいた奴をぶった斬り、血が噴き出る。
次々に攻撃していくが、なかなか死んでくれない。
ロキを横目で見ると身体がマーダーウルフの血で真っ赤になっている。

「おらぁ!」

「せぃっ!」

「ウィンドアローショット!」

ユーシィが風の弓を大量に放ち、時間稼ぎをしていく。

〈レベルアップしてLv2になりました〉

アナウンスの様なのを無視して、ただひたすらに斬る。
暫く斬って、身体が重たくなって来た。
体力が持たない。
視界には青い毛のマーダーウルフの死体がバラバラに散っていて、目の前には赤い毛のマーダーウルフが居た。

「俺は、暗黒騎士になるんだぁぁぁぁっ!!」

叫びながら剣を何度も振り下ろし、敵に攻撃の隙を与えなかった筈だった。

「ガルルルル!」

威嚇されて、右腕を噛まれた。
此の装備はミスリル合金で出来ていたが、其の関節部分の隙間を見つけて噛み付いてきたのだ。

「がぁぁぁぁっ!」

い、痛い…。
俺の血がだらだらと地面に垂れる。
マーダーウルフは噛む力を増して、骨を砕いた。
意識が遠退いて行こうとするが何とが自我を保ち、左手でマーダーウルフの頭を貫いた。
マーダーウルフの頭が落ちるのと同時に俺も倒れる。
何故か装備が消えて、軽装に変化する。
意識がますます遠退いて行き、気絶した。



「…ぁじ、サージ!」

「…ぁ」

声が全く出無かった。
視界はぼんやりとしていて、右腕と首が痛い。
此処は…?

〈レベルアップしてLv3になりました〉
〈レベルアップしてLv4になりました〉

五月蝿い。

〈レベルアップしてLv69になりました〉

「エレナさん!ヒールお願いします!」

ほわーっと暖かな緑色の光が包み込む。

「右腕は肘の部分の骨が砕かれている。喉は噛み切られている。」

「治りますか!?」

「ああ」

ボヤけていた視界は戻り、喉の痛みが消えた。

「こ、此処は?」

「サージ!」

ユーシィは泣きながら抱き付いて来た。

「腕は回復しておいたが、治るのには1週間かかる。我慢して待っておけ」

「はい。ありがとうございます。マスター」

「ロキは?」

「左腕骨折、右脚骨折、肋骨骨折、意識不明。まだ戻っていないわ」

今気付いたのだが、ユーシィは右脚を骨折しているらしい。

「そうか」

「ゴホッゴホッ…」

ロキが咳き込んだ。
意識が戻った様だ。

「「ロキ(ちゃん)!」」

「サージは休んでて」

そう言って、ユーシィはロキの方へ行った。
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