永遠の8歳、最弱職の覚醒職は賢者でした

アズ

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一章 呪術師

1話 ユニークスキル

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「フェリウス、お誕生日おめでとう!」

今日は俺、銀髪青眼のフェリウス=サーザの8歳の誕生日である。

「ありがとう!」

ケーキと言う異国の食べ物を食べた後、ベッドに寝転んだ。

ピコン…

「何だ?」

変な音が鳴り、不思議に思った。

〈サポートシステムを起動します。…成功しました〉
〈外部ネットに接続します。…成功しました〉

半透明の画面が前に写り、文字が現れていく。

〈サポートシステム起動特典として、ユニークスキル【永遠】と【魔鎧】を獲得しました〉
〈【魔鎧】を試験的起動を右腕に行います〉

右腕が光出し、指先が尖り、黒い鱗の様な物に右腕が覆われた。

「な、何だ此れ~!」

〈解除します〉

右腕がまた光出して元に戻った。



あれから7年後。
15歳を迎えた俺は職業授与式と言う儀式に参加した。
此の世界の成人は15歳と定められ、神官長様が成人した者に職業を与えるのだ。

「ガイヴァ=レグレイド」

「はい!」

「貴方の職業は『精霊剣士』だ。頑張りたまえ」

「ありがとうございます!」

順番に呼ばれて行き、ついに俺の番が舞い降りた。

「フェリウス=サーザ」

「はい」

「貴方の職業は『呪術師』だ頑張りたまえ」

「あ、ありがとうございます」

俺は呆然と立ち尽くした。
最弱職の『呪術師』を引いてしまったのだ。

絶望のどん底に引きずり落とされ、儀式は終わった。

「ちょっと君」

俺が帰ろうとした時、誰かに引き止められた。

「何ですか?」

「僕はガイヴァ=レグレイド。僕と一緒に冒険してくれない?」

其れを聞いて自然と涙が頬を伝って流れる。

「俺で良いのかい?」

「ああ。お前しかいない。」

「じゃあ、お言葉に甘えて。此れから宜しく、ガイヴァ君。俺の名前はフェリウス=サーザ」

「君は要らないよ。宜しく」

〈『精霊剣士』ガイヴァ=レグレイドとフレンドになりました〉

そうして俺はガイヴァと共に巣立った。
冒険者組合に行って冒険者登録をした。

「Lv10からギルドが作成出来ます。ランクの昇格は此方で判断致しますのでご心配なく」

「「ありがとうございます」」

「先ずは武器からだな」

やっぱり武器なんだ。

「分かった」

武器屋でガイヴァの片手剣と俺用の魔法陣が組み込まれた黒い手袋を買った。

〈アイテム:呪術師の手袋を入手しました〉

「じゃあさ、依頼を受けようよ」

「そうだな」

受けた依頼はスライムの討伐だ。
草原に出てスライムを探していた。

「な、なぁ。スライムって新米冒険者が倒す雑魚モブじゃ無かったっけ?」

「あ、ああ。そうだった筈だが」

まさかこんなに大きくて輝く奴だったか?
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