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しおりをつけてくださった方、大変申し訳ありません。話があまりにも短かったのでまとめました。次からは同じ事をしないよう1000字を目標に頑張りますので今後ともよろしくお願いします。。
ミアside
リル様のとこに転移した。どこだろう
「リルさま、どこ?」
呼びかけると、一瞬で現れた。「ようこそ、ミアちゃん。シャドウは一緒じゃないんですね。…………何か、あったんですね。おいで」屈んで腕を広げてくれたから、素直に抱っこされる。
しばらく移動して着いたのは、丸い球体だった。お兄ちゃんのと形は似てるけど、色はクリームみたいな色で、透けていなかった。その中に一緒に入ると、なぜか安心した。
リル様のお膝の上でしばらく撫でられていると、手に水滴が落ちてきた。なにこれ???
…………あぁ、なんだ。私泣いてるんだ。なんでだろーね。全然悲しくないのに。
「なんでだろー」心底不思議。あ、なんだろ。前にもこんな風に泣いた気がする。懐かしいなぁ。私が小学生の時かな。お母さんが居なくなったからだっけ。記憶が少し蘇る。ごめんね、私。また前みたいになっちゃった。
ふう、もう泣くのは止めようよ、私。私の体を使って泣かないで?リル様に心配させちゃう。
「私が泣かなきゃ、誰があなたのために泣いてくれるのよ」震えた声が聞こえる。
「べつになかなくてもいいのよ。しってるでしょ、わたしがなんにもかなしくおもってないこと。あなたがいちばん、よくわかってるでしょ」
「でも、これは悲しい事なのよ。今泣かなければ、もう泣けないのよ?」
「だーかーらーべつに…「いいの。それでもなくの。泣かせてちょうだい」
「ふうん」
私は不思議だった。彼女は別に私の体を使わなくても泣けるのに、わざわざ私を使って泣いた事が。ミアの目から涙を流した事が。
ーー
「おわった?」
「ええ、もういいわよ」
そっか。私もちょうど整理できた。私に両親はいない。でもそれでいい。それより大切な人を知ってる、それでもう十分。前世の私も泣き止んだ事だし、さっさと帰ろ。
リル様はさっきからなんにも言わずに私を膝の上に乗っけて頭を撫でてくれている。
「もうだいじょうぶよ。ありがとう。いきなりきてごめんなさい」
「ふふ。構いませんよ。むしろずっと居て欲しいくらいです。でも、そんなわけには行かないのでしょう?でしたらこれを差し上げます。」
金色に光ってるし、ふわふわ。これは、耳?それも猫の…………
「これを頭につければいつでも私の元に来れますし、あなたがどこに居るのかも分かるので誘拐の危険もなくなる。何より、可愛いじゃありませんか。」
最後のが狙いか、くそぅ。「む、これ取れない」
「これは私の手でしか外せませんよ。でも大丈夫です。隠すことは出来ますから。隠したい時は頭を振って、出したい時は願っただけで出ます。感情が高ぶると勝手に出てしまうので気をつけてくださいね」
便利なのか不便なのかわかんない。まあ貰っておくけど、外れないしね?(ムカ)
「ばいばい」
「またね、ミアちゃん」笑顔で手を振ってくれたリル様に転移させてもらってシャドウの所へ帰った。耳は出したよ?見せてみたかったし………?いや、別に可愛いって言ってもらいたいとかじゃないよ?
ミアside
リル様のとこに転移した。どこだろう
「リルさま、どこ?」
呼びかけると、一瞬で現れた。「ようこそ、ミアちゃん。シャドウは一緒じゃないんですね。…………何か、あったんですね。おいで」屈んで腕を広げてくれたから、素直に抱っこされる。
しばらく移動して着いたのは、丸い球体だった。お兄ちゃんのと形は似てるけど、色はクリームみたいな色で、透けていなかった。その中に一緒に入ると、なぜか安心した。
リル様のお膝の上でしばらく撫でられていると、手に水滴が落ちてきた。なにこれ???
…………あぁ、なんだ。私泣いてるんだ。なんでだろーね。全然悲しくないのに。
「なんでだろー」心底不思議。あ、なんだろ。前にもこんな風に泣いた気がする。懐かしいなぁ。私が小学生の時かな。お母さんが居なくなったからだっけ。記憶が少し蘇る。ごめんね、私。また前みたいになっちゃった。
ふう、もう泣くのは止めようよ、私。私の体を使って泣かないで?リル様に心配させちゃう。
「私が泣かなきゃ、誰があなたのために泣いてくれるのよ」震えた声が聞こえる。
「べつになかなくてもいいのよ。しってるでしょ、わたしがなんにもかなしくおもってないこと。あなたがいちばん、よくわかってるでしょ」
「でも、これは悲しい事なのよ。今泣かなければ、もう泣けないのよ?」
「だーかーらーべつに…「いいの。それでもなくの。泣かせてちょうだい」
「ふうん」
私は不思議だった。彼女は別に私の体を使わなくても泣けるのに、わざわざ私を使って泣いた事が。ミアの目から涙を流した事が。
ーー
「おわった?」
「ええ、もういいわよ」
そっか。私もちょうど整理できた。私に両親はいない。でもそれでいい。それより大切な人を知ってる、それでもう十分。前世の私も泣き止んだ事だし、さっさと帰ろ。
リル様はさっきからなんにも言わずに私を膝の上に乗っけて頭を撫でてくれている。
「もうだいじょうぶよ。ありがとう。いきなりきてごめんなさい」
「ふふ。構いませんよ。むしろずっと居て欲しいくらいです。でも、そんなわけには行かないのでしょう?でしたらこれを差し上げます。」
金色に光ってるし、ふわふわ。これは、耳?それも猫の…………
「これを頭につければいつでも私の元に来れますし、あなたがどこに居るのかも分かるので誘拐の危険もなくなる。何より、可愛いじゃありませんか。」
最後のが狙いか、くそぅ。「む、これ取れない」
「これは私の手でしか外せませんよ。でも大丈夫です。隠すことは出来ますから。隠したい時は頭を振って、出したい時は願っただけで出ます。感情が高ぶると勝手に出てしまうので気をつけてくださいね」
便利なのか不便なのかわかんない。まあ貰っておくけど、外れないしね?(ムカ)
「ばいばい」
「またね、ミアちゃん」笑顔で手を振ってくれたリル様に転移させてもらってシャドウの所へ帰った。耳は出したよ?見せてみたかったし………?いや、別に可愛いって言ってもらいたいとかじゃないよ?
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