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第3章 ダーコラ国国境紛争
第3章第021話 災禍の痕
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第3章第021話 災禍の痕
・Side:ツキシマ・レイコ
悲鳴はもう聞こえませんが。危害を受けた街の人と、動けなくされた兵士のうめき声が響きます。
突然の嵐のような厄災に呆然としている街の人に指示して、まずは火を点けられた家屋の消化と、負傷者の手当を第一に。斬られた街の人にも、まだ息がある人がいます。
第二に、ダーコラ国軍への連絡を。撤退するダーコラ国軍がこの街を通過したのは、二時間くらい前だそうで。彼らも夜は宿営するでしょうから、まだそう離れてはいないと思われます。街の若者が馬にまたがり、西へ駆けていきました。
第三に、略奪に来た兵達の捕縛。治療なんて要りません。縛って集めて、町の中央に転がしておきます。
「このクソガキが! わ…私をモンテス・メペック・モレーロス男爵と知っての狼藉か!」
この略奪を指揮していたのは、昨日の軍議で絡んできた馬鹿でした。しっかり膝は砕いてありますので、こいつも転がっていますけど。
「…あなた、ネイルコード国とダーコラ国との間に停戦が合意されたの、知らないの?」
「な…なんだと!」
まぁ、本部と連絡を密にしなければ知り得ない話かもしれませんが。それでもこの略奪は、あなたが率いてきたのでしょう?
「停戦後に越境して略奪、貴様らの命では足りぬぞ。カステラード殿下のお言葉です」
「いや…私は知らなかったんだっ!。父上の指示でここに来ただけで、私は悪くないっ!」
「指示? そんな証拠はあるの?」
「ああ…父上からの指示がここに…」
と、腰に付けたポーチみたいな物を探っていますが。私はそのポーチを丸ごと引きちぎって奪い取りました。
「何をする!返せっ!」
抵抗するモンテスの鼻に、裏拳で一撃加えて黙らせます。鼻が曲がって鼻血が吹き出ていますが、もう知ったことじゃない。
アトラコムのサインらしき殴り書きのある板が数枚。
確かに一枚には、今回の紛争の趨勢が決したので、ダーコラ国側の街を襲撃して財政の足しにするようにと書かれていた。
他の板も読んでみますが。…ちょっとこれは…
"戦況を北から観察し、ネイルコード国側が不利とみたら、味方の振りをしてカステラード殿下の陣に接近し、これを襲撃しろ。ダーコラとの繋ぎは既に取ってある"
謀反の指示ですか。バッセンベル領は、ろくな事考えていませんね。物証が出てきた以上、この親子はもう終わりでしょう。
さすがにこれが処刑案件だというのは、私にも分ります。まぁ、この男に関しては、何の感慨も湧きませんが。
指示書はとりあえずしまって。私も街の負傷者の治療の方に向かいます。
だれか綺麗な水と針と糸を!。お湯を湧かしてください! 蒸留酒みたいな強い酒はありませんか? ともかく傷口は洗いたいです。せめて一度沸かした水をと思いますが、時間がありません。
縫合なんてやったことないし、漫画で読んだ程度の知識しか無いけど、やらないよりマシでしょう。それくらいしか出来ることはありません。内臓がやられていたりとか出血多量では、私にはどうすることも出来ないです。
巫女だなんて言われても、こういうときには無力です。
レッドさんが、怪我人の優先順位や、優先して処置すべき場所とかを指示してくれます。
麻酔無しですからね、他の村人にお願いして処置中の怪我人抑えて貰ったり。湯冷ましができてからはそれで傷口を洗ったり。包帯も熱湯消毒したものをマナ術で乾かしてから使ったり。できる限りの処置はしていきました。
日は暮れて。一通りの処置が終わって町の中央広場のベンチに腰掛けていたところ、馬で駆けつけたダーコラ国の騎士達が着きました
…オルモック将軍、先ほどぶりです。
「レイコ殿っ! その血は?」
ああ。兵達をボコったときのと、負傷者の治療の時に、血だらけになってしまいました。半袖だから、私がケガしているように見えるのでしよう。
「これ、私の血じゃないです。無傷ですよ」
オルモック将軍がホッとしたように見える。が、すぐに厳しい顔になる。
「話は聞いたが。停戦合意後の越境は重たいぞ…」
「…どさくさに紛れて街を略奪しに来ていた"賊"は、一通り無力化しました。全てダーコラ国軍に引き渡しますので、そちらの法で処分するなり、なんらかの交渉に使うなり、ご自由にどうぞ」
話を聞いていたモンテスが、顔を青くしてます。ネイルコード国でもダーコラ国でも、街を襲撃するような賊として扱われては、問答無用での処刑は免れないでしょう。
「私はネイルコード国の男爵だ!父上は伯爵だぞ! しかも婚約者はバッセンベル辺境候の娘だ! ネイルコードに引き渡せば身代金は莫大だぞ!」
馬鹿を一瞥したオルモック将軍が、大きくため息をつく。
「"賊"か… 巫女様、まぁ馬鹿に振り回されるのはお互い様と言うことだな。とりあえず此奴らは、こちらで賊として連れて行きましょう。後は国同士の話し合いということで」
「ありがとうございます、オルモック将軍」
話が分る人で良かった。
「…生かして国に戻さなくてよろしいので? 一応ネイルコード国の貴族の身内なのでしょう?」
「知ったこっちゃ無いです」
はっはっはっと、オルモック将軍は豪快に笑った。
将軍と共に来た部隊が、治療した街の負傷者の経過観察を引き継いでくれる。火災も、街の人が消し止めたようだ。…もうここで出来ることは無いかな?
「た…頼む! 父上に連絡を!」
「生かして」というところで自分がどう扱われるのか悟った馬鹿が、また騒いでいますが。もう無視します。
としているうちに。今度は、東から別の兵達が数十名走ってやってきました。…軽装になったネイルコードの騎士さんのようですね。河があるので、馬では来られなかったのでしょう。
他にも、宿営地から千名ほどの兵が動いたようですが。略奪に参加しなかった方のバッセンベル領の兵士と接触したようで、現状を把握した後、それらを引き連れてすぐに撤収が命じられたようです。越境時間は短いに越したことはありません。
賊として扱われることがどういうことかを理解している略奪に参加した方の兵士達が、ネイルコード国の騎士達に助けを求めていますが。
「国として交わした停戦合意を反故にした貴様らの責任は重い。このままネイルコードに帰ったところで、軍令無視どころか反逆罪だ。死罪は免れないぞ」
と言われて、静かになりました。
足腰周りの骨を砕かれた者も多く、既に逃げようがありません。
…街の教会に、亡くなった人たちが横たえられています。結局、結構な方たちが亡くなりました。
家族の人たちでしょう、すがって泣いている声が、教会に響きます。
それらを前にして、オルモック将軍も祈りを捧げています。
「オルモック将軍。ネイルコード国の負けがなくなったから、あいつらは襲撃に来たそうです。…私がいなかった方が良かったのでしょうか?」
「…元はと言えば、我が国の難癖のような進軍が原因だ。巫女様が停戦させていなかったら、もっとたくさんの死者が双方の兵に出ていたはずだ。巫女様が責任を感じることはないと私は思うぞ」
「…ありがとうございます」
実は、ベルトの裏側にかくしポケットが並んでいます。そこに入れておいた、いざという時のための大金貨十枚。
ここに来る前は、道中で何か面白い物が買えるんじゃ無いかとかちょっと期待していたのですが。それどころではなくなりました。
それをまとめて、オルモック将軍に渡しました。
「オルモック将軍は信用できそうな方なので、これを渡しておきます。手持ち分だけで申し訳ないですが、この街の復興に充ててください」
「ネイルコード国の大金貨か。子供が持っているにしては結構な額だが、いいのか?」
「…命に替えられる物ではないですけど」
「…承った。被害者とその家族に公平に分配されるよう、差配しよう」
「ありがとうございます」
件のアトラコムの指示が書かれた板は、ネイルコード国の騎士さんに渡します。内容を読んでびっくりしていますが、カステラード殿下に確実に渡してくれるそうです。
…はぁ。
…なんか無性にエイゼルに帰りたくなりました。
ネイルコード国の騎士さんに、カステラード殿下によろしくと伝えると。東に向かって駆け出しました。
「ああっ!巫女様! どちらへっ?!」
騎士さんが声をかけてきますが、申し訳ないけど無視します。
冬間近の寒い夜。月明かりも神の御座もない暗闇の中を。後頭部に捕まったレッドさんの知覚を頼りに駆けていきます。…あの温かいファルリード亭へ…
・Side:ツキシマ・レイコ
悲鳴はもう聞こえませんが。危害を受けた街の人と、動けなくされた兵士のうめき声が響きます。
突然の嵐のような厄災に呆然としている街の人に指示して、まずは火を点けられた家屋の消化と、負傷者の手当を第一に。斬られた街の人にも、まだ息がある人がいます。
第二に、ダーコラ国軍への連絡を。撤退するダーコラ国軍がこの街を通過したのは、二時間くらい前だそうで。彼らも夜は宿営するでしょうから、まだそう離れてはいないと思われます。街の若者が馬にまたがり、西へ駆けていきました。
第三に、略奪に来た兵達の捕縛。治療なんて要りません。縛って集めて、町の中央に転がしておきます。
「このクソガキが! わ…私をモンテス・メペック・モレーロス男爵と知っての狼藉か!」
この略奪を指揮していたのは、昨日の軍議で絡んできた馬鹿でした。しっかり膝は砕いてありますので、こいつも転がっていますけど。
「…あなた、ネイルコード国とダーコラ国との間に停戦が合意されたの、知らないの?」
「な…なんだと!」
まぁ、本部と連絡を密にしなければ知り得ない話かもしれませんが。それでもこの略奪は、あなたが率いてきたのでしょう?
「停戦後に越境して略奪、貴様らの命では足りぬぞ。カステラード殿下のお言葉です」
「いや…私は知らなかったんだっ!。父上の指示でここに来ただけで、私は悪くないっ!」
「指示? そんな証拠はあるの?」
「ああ…父上からの指示がここに…」
と、腰に付けたポーチみたいな物を探っていますが。私はそのポーチを丸ごと引きちぎって奪い取りました。
「何をする!返せっ!」
抵抗するモンテスの鼻に、裏拳で一撃加えて黙らせます。鼻が曲がって鼻血が吹き出ていますが、もう知ったことじゃない。
アトラコムのサインらしき殴り書きのある板が数枚。
確かに一枚には、今回の紛争の趨勢が決したので、ダーコラ国側の街を襲撃して財政の足しにするようにと書かれていた。
他の板も読んでみますが。…ちょっとこれは…
"戦況を北から観察し、ネイルコード国側が不利とみたら、味方の振りをしてカステラード殿下の陣に接近し、これを襲撃しろ。ダーコラとの繋ぎは既に取ってある"
謀反の指示ですか。バッセンベル領は、ろくな事考えていませんね。物証が出てきた以上、この親子はもう終わりでしょう。
さすがにこれが処刑案件だというのは、私にも分ります。まぁ、この男に関しては、何の感慨も湧きませんが。
指示書はとりあえずしまって。私も街の負傷者の治療の方に向かいます。
だれか綺麗な水と針と糸を!。お湯を湧かしてください! 蒸留酒みたいな強い酒はありませんか? ともかく傷口は洗いたいです。せめて一度沸かした水をと思いますが、時間がありません。
縫合なんてやったことないし、漫画で読んだ程度の知識しか無いけど、やらないよりマシでしょう。それくらいしか出来ることはありません。内臓がやられていたりとか出血多量では、私にはどうすることも出来ないです。
巫女だなんて言われても、こういうときには無力です。
レッドさんが、怪我人の優先順位や、優先して処置すべき場所とかを指示してくれます。
麻酔無しですからね、他の村人にお願いして処置中の怪我人抑えて貰ったり。湯冷ましができてからはそれで傷口を洗ったり。包帯も熱湯消毒したものをマナ術で乾かしてから使ったり。できる限りの処置はしていきました。
日は暮れて。一通りの処置が終わって町の中央広場のベンチに腰掛けていたところ、馬で駆けつけたダーコラ国の騎士達が着きました
…オルモック将軍、先ほどぶりです。
「レイコ殿っ! その血は?」
ああ。兵達をボコったときのと、負傷者の治療の時に、血だらけになってしまいました。半袖だから、私がケガしているように見えるのでしよう。
「これ、私の血じゃないです。無傷ですよ」
オルモック将軍がホッとしたように見える。が、すぐに厳しい顔になる。
「話は聞いたが。停戦合意後の越境は重たいぞ…」
「…どさくさに紛れて街を略奪しに来ていた"賊"は、一通り無力化しました。全てダーコラ国軍に引き渡しますので、そちらの法で処分するなり、なんらかの交渉に使うなり、ご自由にどうぞ」
話を聞いていたモンテスが、顔を青くしてます。ネイルコード国でもダーコラ国でも、街を襲撃するような賊として扱われては、問答無用での処刑は免れないでしょう。
「私はネイルコード国の男爵だ!父上は伯爵だぞ! しかも婚約者はバッセンベル辺境候の娘だ! ネイルコードに引き渡せば身代金は莫大だぞ!」
馬鹿を一瞥したオルモック将軍が、大きくため息をつく。
「"賊"か… 巫女様、まぁ馬鹿に振り回されるのはお互い様と言うことだな。とりあえず此奴らは、こちらで賊として連れて行きましょう。後は国同士の話し合いということで」
「ありがとうございます、オルモック将軍」
話が分る人で良かった。
「…生かして国に戻さなくてよろしいので? 一応ネイルコード国の貴族の身内なのでしょう?」
「知ったこっちゃ無いです」
はっはっはっと、オルモック将軍は豪快に笑った。
将軍と共に来た部隊が、治療した街の負傷者の経過観察を引き継いでくれる。火災も、街の人が消し止めたようだ。…もうここで出来ることは無いかな?
「た…頼む! 父上に連絡を!」
「生かして」というところで自分がどう扱われるのか悟った馬鹿が、また騒いでいますが。もう無視します。
としているうちに。今度は、東から別の兵達が数十名走ってやってきました。…軽装になったネイルコードの騎士さんのようですね。河があるので、馬では来られなかったのでしょう。
他にも、宿営地から千名ほどの兵が動いたようですが。略奪に参加しなかった方のバッセンベル領の兵士と接触したようで、現状を把握した後、それらを引き連れてすぐに撤収が命じられたようです。越境時間は短いに越したことはありません。
賊として扱われることがどういうことかを理解している略奪に参加した方の兵士達が、ネイルコード国の騎士達に助けを求めていますが。
「国として交わした停戦合意を反故にした貴様らの責任は重い。このままネイルコードに帰ったところで、軍令無視どころか反逆罪だ。死罪は免れないぞ」
と言われて、静かになりました。
足腰周りの骨を砕かれた者も多く、既に逃げようがありません。
…街の教会に、亡くなった人たちが横たえられています。結局、結構な方たちが亡くなりました。
家族の人たちでしょう、すがって泣いている声が、教会に響きます。
それらを前にして、オルモック将軍も祈りを捧げています。
「オルモック将軍。ネイルコード国の負けがなくなったから、あいつらは襲撃に来たそうです。…私がいなかった方が良かったのでしょうか?」
「…元はと言えば、我が国の難癖のような進軍が原因だ。巫女様が停戦させていなかったら、もっとたくさんの死者が双方の兵に出ていたはずだ。巫女様が責任を感じることはないと私は思うぞ」
「…ありがとうございます」
実は、ベルトの裏側にかくしポケットが並んでいます。そこに入れておいた、いざという時のための大金貨十枚。
ここに来る前は、道中で何か面白い物が買えるんじゃ無いかとかちょっと期待していたのですが。それどころではなくなりました。
それをまとめて、オルモック将軍に渡しました。
「オルモック将軍は信用できそうな方なので、これを渡しておきます。手持ち分だけで申し訳ないですが、この街の復興に充ててください」
「ネイルコード国の大金貨か。子供が持っているにしては結構な額だが、いいのか?」
「…命に替えられる物ではないですけど」
「…承った。被害者とその家族に公平に分配されるよう、差配しよう」
「ありがとうございます」
件のアトラコムの指示が書かれた板は、ネイルコード国の騎士さんに渡します。内容を読んでびっくりしていますが、カステラード殿下に確実に渡してくれるそうです。
…はぁ。
…なんか無性にエイゼルに帰りたくなりました。
ネイルコード国の騎士さんに、カステラード殿下によろしくと伝えると。東に向かって駆け出しました。
「ああっ!巫女様! どちらへっ?!」
騎士さんが声をかけてきますが、申し訳ないけど無視します。
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