19 / 68
異世界ライフ2
説教ですか?いいえ、恥ずかしくて言えません!(修正しました)
しおりを挟む
「おかえりなさいませ、奥様・・・突然居なくなった時は、私共、旦那様を問い詰めました・・・また、派手な女遊びに、うつつを抜かしていたんではないかと思いまして、旦那様と奥様がお帰りになるのを、ずっと・・・ずっと・・・お待ちしておりました」
家令は、白いハンカチで、目元を押え、メイドさんたちも、釣られように、エプロンで、目元の涙を拭いています。
「ラヴィニス様から、一花様が帰って来たら、ご案内する様に、申しつかっておりました。お部屋へご案内いたします」
まさか、家出した私を、泣いて歓迎されるとは、思いませんでした。
ものすごく、ものすごく、恥ずかしいです。
愚弟はどれだけ、周りに迷惑を掛けていたんでしょう・・・・身内として、謝ります。
・・・いいえ、私です。
ホント、ごめんなさい。
今回は、全面的に、私が悪かったです。
今度、出て行く時は、家の皆さんに言ってから、出て行きます。
ごめんなさい。
心の中で、謝罪した私は、目的の部屋に入りました。
その部屋は、前に私が使っていた、無駄に広い部屋よりもさらに、調度品の1つ1つが、匠の技の様に無駄の無い豪華な作りで、若干使い辛い様に見えるが、全て計算され尽くした逸品揃い、更に・・・・日当たりは、前に使っていた部屋より、とても良く、窓からは、噴水と薔薇の庭園が一望する事ができて、この屋敷で一番の良い部屋では無いかと思うほどの部屋でした。
「うわぁ~、素敵!」
部屋のテラスに出た私は、目の前に広がる風景の感動が私の口からこぼれました。
「本当に、素敵だわ~、この部屋で目が覚めたら、毎日が楽しいでしょうね」
「だったら、この部屋を、一花が使えばいい」
いつの間にか隣に立っていた、ラヴィニスは、嬉しそうに言って、私の肩を抱き寄せました。
ラヴィニスの容姿が、私が知っていた容姿と違いすぎて、戸惑ってしまいます。
それに、ラヴィニスが自然に私を抱くので、私は、顔が赤くなっていきます。
ラヴィニスの体は、紅蓮の時とは違い、骨格も、無駄の無い筋肉も、男の人って感じです。
やだ、私・・・ドキドキしています。
『愚弟なんかに、ドキドキなんかして、私、風邪でもひいちゃったかしら?』
・・・そんな訳無いでしょう?
私は、ラヴィニスを、しっかりと意識しています。
『変な物でも食べたかしら?』
・・・・私は、バカですか?
ハッキリと、自分の恋心に、気付いてしまいました。
愚弟の事が、好き!かも・・・しれない。
『好き!かも』じゃなくて、愚弟の事が、いいえ、ラヴィニスが好きです。
あーーーーー気付いてしまった。
こんな事は、初めての経験なので・・・どうしたらいいのかわかりません!!!
教えて!
今まで、ラヴィニスから、逃げていたのは、自分の気持ちに気付きたくなかったから?
う~~~ん?と、悩んでいるとラヴィニスは、スッと、離れてしまいました。
私から、離れたラヴィニスを、私はそっと横目で追いかけます。
まともに顔を見る事が出来ません!
それに、さっきまで、ラヴィニスに触れていたところが、物足りなく・・・寒く感じます。
ラヴィニスは、家令に、話しかけています。
私には、好きな紅茶マルコポーロを、そしてラヴィニスには、コーヒーを持ってくる様に家令に指示してました、そして、私をソファーに座る様に促しました。
ーーーそうでした。
これから、お説教が始まるんでした。失念です。
私は、これから、始まる説教のため、ソファーには座らず、ソファーの横に正座をしました。
「一花?何しているの?」
私は、不思議そうにたづねる、ラヴィニスを見上げて「いや、その・・ですね、やっぱり、お説教のスタイルはコレかなと?」
コレ!しか、無いですよね、普通。
これから、お説教が始まると思うと気分が滅入ります。
こんな事早く、終わってしまえ、と私は、心の中でつぶやきます。
「一花、良い心がけだね、でも、その前に2、3質問があるんだ。そこに腰掛けて」
ラヴィニスはソファーを指差して言いました。
恥ずかしながら、ラヴィニスの微笑みに、見惚れてしまいます。
私は、促されたソファーに座っても、ラヴィニスの顔を見る事が出来ずに下を見てばかりです。
『ラヴィニスが好き』に気付いてからは、まともに顔を見れません!
断言します。
恋する乙女は、面倒くさいです。
家令は、白いハンカチで、目元を押え、メイドさんたちも、釣られように、エプロンで、目元の涙を拭いています。
「ラヴィニス様から、一花様が帰って来たら、ご案内する様に、申しつかっておりました。お部屋へご案内いたします」
まさか、家出した私を、泣いて歓迎されるとは、思いませんでした。
ものすごく、ものすごく、恥ずかしいです。
愚弟はどれだけ、周りに迷惑を掛けていたんでしょう・・・・身内として、謝ります。
・・・いいえ、私です。
ホント、ごめんなさい。
今回は、全面的に、私が悪かったです。
今度、出て行く時は、家の皆さんに言ってから、出て行きます。
ごめんなさい。
心の中で、謝罪した私は、目的の部屋に入りました。
その部屋は、前に私が使っていた、無駄に広い部屋よりもさらに、調度品の1つ1つが、匠の技の様に無駄の無い豪華な作りで、若干使い辛い様に見えるが、全て計算され尽くした逸品揃い、更に・・・・日当たりは、前に使っていた部屋より、とても良く、窓からは、噴水と薔薇の庭園が一望する事ができて、この屋敷で一番の良い部屋では無いかと思うほどの部屋でした。
「うわぁ~、素敵!」
部屋のテラスに出た私は、目の前に広がる風景の感動が私の口からこぼれました。
「本当に、素敵だわ~、この部屋で目が覚めたら、毎日が楽しいでしょうね」
「だったら、この部屋を、一花が使えばいい」
いつの間にか隣に立っていた、ラヴィニスは、嬉しそうに言って、私の肩を抱き寄せました。
ラヴィニスの容姿が、私が知っていた容姿と違いすぎて、戸惑ってしまいます。
それに、ラヴィニスが自然に私を抱くので、私は、顔が赤くなっていきます。
ラヴィニスの体は、紅蓮の時とは違い、骨格も、無駄の無い筋肉も、男の人って感じです。
やだ、私・・・ドキドキしています。
『愚弟なんかに、ドキドキなんかして、私、風邪でもひいちゃったかしら?』
・・・そんな訳無いでしょう?
私は、ラヴィニスを、しっかりと意識しています。
『変な物でも食べたかしら?』
・・・・私は、バカですか?
ハッキリと、自分の恋心に、気付いてしまいました。
愚弟の事が、好き!かも・・・しれない。
『好き!かも』じゃなくて、愚弟の事が、いいえ、ラヴィニスが好きです。
あーーーーー気付いてしまった。
こんな事は、初めての経験なので・・・どうしたらいいのかわかりません!!!
教えて!
今まで、ラヴィニスから、逃げていたのは、自分の気持ちに気付きたくなかったから?
う~~~ん?と、悩んでいるとラヴィニスは、スッと、離れてしまいました。
私から、離れたラヴィニスを、私はそっと横目で追いかけます。
まともに顔を見る事が出来ません!
それに、さっきまで、ラヴィニスに触れていたところが、物足りなく・・・寒く感じます。
ラヴィニスは、家令に、話しかけています。
私には、好きな紅茶マルコポーロを、そしてラヴィニスには、コーヒーを持ってくる様に家令に指示してました、そして、私をソファーに座る様に促しました。
ーーーそうでした。
これから、お説教が始まるんでした。失念です。
私は、これから、始まる説教のため、ソファーには座らず、ソファーの横に正座をしました。
「一花?何しているの?」
私は、不思議そうにたづねる、ラヴィニスを見上げて「いや、その・・ですね、やっぱり、お説教のスタイルはコレかなと?」
コレ!しか、無いですよね、普通。
これから、お説教が始まると思うと気分が滅入ります。
こんな事早く、終わってしまえ、と私は、心の中でつぶやきます。
「一花、良い心がけだね、でも、その前に2、3質問があるんだ。そこに腰掛けて」
ラヴィニスはソファーを指差して言いました。
恥ずかしながら、ラヴィニスの微笑みに、見惚れてしまいます。
私は、促されたソファーに座っても、ラヴィニスの顔を見る事が出来ずに下を見てばかりです。
『ラヴィニスが好き』に気付いてからは、まともに顔を見れません!
断言します。
恋する乙女は、面倒くさいです。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
392
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる