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私の彼は、愚弟でした
一花真実を知る
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ラヴィニスはベッドから起き上がると、一花をベッドの横にある柔らかなソファーに座らせて、自分は書斎に行き、直ぐに戻って来た。
そして一花の正面に座る。
「それじゃ一花、ひと思いに心臓を貫く方が良い?それとも俺の魔力で窒息という手もあるけど、どちらがいい?」
そう言うラヴィニスは右手に持っていた剣をテーブルの上に置いた。
マジでヤバイっす。
ラヴィニスの目が本気です。
ニッコリと一花に向けて笑うラヴィニスの笑顔が・・・怖い事!末恐ろしい事!!
そんな怖い事を、笑顔で言うラヴィニスが心底恐ろしい。
正直一花は今のラヴィニスにドン引きです。
ラヴィニス!・・・・何故?どうして?
私が!自殺の手ほどきを受けないといけない?
自殺?いいえコレはれっきとした他殺ですよね!
私を殺す気満々ですねラヴィニス!
ふふふ・・・。
でもね?ラヴィニス!私は黙って殺される女じゃありませんよ!
私が死ぬ時はお前も道連れ!!じゃぁぁぁぁーーー!
・・・でも待て!何故?このタイミングで?
疑問が頭の中をぐるぐると回る。
頭の中をぐるぐる回っていくと、一花の思考も一緒に回っていった。
そして、ピン!!ひらめいた。
うふふふ。
読めたでぇ~~~~ラヴィニス!
これはあれですね!!
母ニース様に会いたくない一心の暴挙ですね?
そんな事までしてお母様に会いたく無いんですか?
聞いたことがあります。男の子は何時まで経っても子供だと!!
お子ちゃまはこれだから・・・・。
私は心底呆れましたよ。
困ったおぼっちゃまですよ?ラヴィニス!
ホントに、選びも選んで!私を殺す・・・って!冗談じゃありません。
私は絶対に死にません!まだやりたい事の半分も叶えていないのですから!
それから、済し崩しに結婚なんかしませんよ。
ラヴィニスの元に戻って来て、セドリックさんとラヴィニスの会話を聞いた時は、また逃げ出そうと思いましたけど、ラヴィニスは小さかった私が好きになって異世界まで追って来る位に、私の事を好きみたいで・・・その事は本当に嬉しいんですよ。本当に!
でもね?
私一度もラヴィニスに『愛してる』と言って貰ったこちが無いんです。
それが・・・凄く寂しいんです。
一度でいいんです。
ラヴィニスの口から聞きたいんです。
『一花愛してる』と。
キャーーーーーーーーーーーーー!はっ、恥ずかしいーーーーーーーーーーー!!!
あら嫌だ。
いけない!いけない!!
話が脱線してしまいました。
コホン!一花は一つ咳払いをした。
確かにニース様のラヴィニスした事は許されませんが、そろそろニース様と向き合ってもいい頃じゃないですか?
それに、ニース様に会えば今までのわだかまりが消える事、間違いありません。
ニース様も反省していましたし。
だからね、ラヴィニス!ニース様に会いに行きましょう?1人では会いたく無いなら私も一緒に行ってあげるから。
そんな私の気持ちを知ってか、ラヴィニスは口を開いた。
「一花?母上にお会いするには、死んで魂にならないと会えないよ!」
「んん?」
今なんて言った?更に一花の頭の中が更に回転し始める。
そして一花の口から出た言葉は、「どうしてそうなるの?」だった。
いくら考えても、義母ニースに会いに行くのに死ななきゃならないの?
「だからね一花、母上はもう死んでいるだよ」
「・・・ラッ、ラヴィニス冗談キツイな~~~!」
「本当の事だよ一花!母上は俺の目の前で腹を切って死んだんだよ」
ラヴィニスの目が細くなり私を見つめた。
私の目にはラヴィニスは嘘を付いている様に見えなかった。
「・・・そんな事って・・・それじゃ私が会ったニース様は・・・」
もしかして、幽霊?
幽霊怖い。
頭の中が真白く・・・。
そして一花の正面に座る。
「それじゃ一花、ひと思いに心臓を貫く方が良い?それとも俺の魔力で窒息という手もあるけど、どちらがいい?」
そう言うラヴィニスは右手に持っていた剣をテーブルの上に置いた。
マジでヤバイっす。
ラヴィニスの目が本気です。
ニッコリと一花に向けて笑うラヴィニスの笑顔が・・・怖い事!末恐ろしい事!!
そんな怖い事を、笑顔で言うラヴィニスが心底恐ろしい。
正直一花は今のラヴィニスにドン引きです。
ラヴィニス!・・・・何故?どうして?
私が!自殺の手ほどきを受けないといけない?
自殺?いいえコレはれっきとした他殺ですよね!
私を殺す気満々ですねラヴィニス!
ふふふ・・・。
でもね?ラヴィニス!私は黙って殺される女じゃありませんよ!
私が死ぬ時はお前も道連れ!!じゃぁぁぁぁーーー!
・・・でも待て!何故?このタイミングで?
疑問が頭の中をぐるぐると回る。
頭の中をぐるぐる回っていくと、一花の思考も一緒に回っていった。
そして、ピン!!ひらめいた。
うふふふ。
読めたでぇ~~~~ラヴィニス!
これはあれですね!!
母ニース様に会いたくない一心の暴挙ですね?
そんな事までしてお母様に会いたく無いんですか?
聞いたことがあります。男の子は何時まで経っても子供だと!!
お子ちゃまはこれだから・・・・。
私は心底呆れましたよ。
困ったおぼっちゃまですよ?ラヴィニス!
ホントに、選びも選んで!私を殺す・・・って!冗談じゃありません。
私は絶対に死にません!まだやりたい事の半分も叶えていないのですから!
それから、済し崩しに結婚なんかしませんよ。
ラヴィニスの元に戻って来て、セドリックさんとラヴィニスの会話を聞いた時は、また逃げ出そうと思いましたけど、ラヴィニスは小さかった私が好きになって異世界まで追って来る位に、私の事を好きみたいで・・・その事は本当に嬉しいんですよ。本当に!
でもね?
私一度もラヴィニスに『愛してる』と言って貰ったこちが無いんです。
それが・・・凄く寂しいんです。
一度でいいんです。
ラヴィニスの口から聞きたいんです。
『一花愛してる』と。
キャーーーーーーーーーーーーー!はっ、恥ずかしいーーーーーーーーーーー!!!
あら嫌だ。
いけない!いけない!!
話が脱線してしまいました。
コホン!一花は一つ咳払いをした。
確かにニース様のラヴィニスした事は許されませんが、そろそろニース様と向き合ってもいい頃じゃないですか?
それに、ニース様に会えば今までのわだかまりが消える事、間違いありません。
ニース様も反省していましたし。
だからね、ラヴィニス!ニース様に会いに行きましょう?1人では会いたく無いなら私も一緒に行ってあげるから。
そんな私の気持ちを知ってか、ラヴィニスは口を開いた。
「一花?母上にお会いするには、死んで魂にならないと会えないよ!」
「んん?」
今なんて言った?更に一花の頭の中が更に回転し始める。
そして一花の口から出た言葉は、「どうしてそうなるの?」だった。
いくら考えても、義母ニースに会いに行くのに死ななきゃならないの?
「だからね一花、母上はもう死んでいるだよ」
「・・・ラッ、ラヴィニス冗談キツイな~~~!」
「本当の事だよ一花!母上は俺の目の前で腹を切って死んだんだよ」
ラヴィニスの目が細くなり私を見つめた。
私の目にはラヴィニスは嘘を付いている様に見えなかった。
「・・・そんな事って・・・それじゃ私が会ったニース様は・・・」
もしかして、幽霊?
幽霊怖い。
頭の中が真白く・・・。
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