少年兵士の逆異世界転生物語

そして誰も居なくなった

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死の運命

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それは何気ない日常の一コマだった

朝、リリィと一緒に学校へ向かう途中

リリィの靴紐がほどけていた事に気づいてしゃがんだ時、

リリィの頭上に植木鉢が落ちてきた

ギリギリで気付き回し蹴りで植木鉢の直撃を回避出来たのだが

「とうとうこの日がきたのね」

リリィは暗い表情になり俯いてしまった


「リリィ!今日は学校を休もう!師匠の道場で試したい事があるんだ。上手くいけばリリィは死なずに済む」

え?という顔で見上げてきたリリィの手を握り来た道を逆走する

しかし、死の運命は容赦なく襲い掛かってきた

リリィの手を引き歩いて数メートルでいきなり車が歩道に突っ込んできた
身体強化でリリィをお姫様抱っこして避けたと思いきや、衝突の衝撃で建物のガラスが割れてリリィに迫ってくる

『身体強化 派系 瞬』

爆発的な加速でその場から跳びのき難を逃れると辺りが一瞬にして静かになった

「このままでは道場に着くまでに貴方も巻き込んでしまうわ。もう、私のことはー」

「確かにここまでとは思ってもみなかったよ」

リリィも一瞬だけ悲しい顔をした後、諦めた表情になり手を離そうと

「ここでやるしかないな」

え?

「ぶっつけ本番だけど俺を信じてくれるか?」

リリィは戸惑い、泣きそうな表情で何かを喋りそうに口を開けたが直ぐに俯いて
ゆっくり深呼吸をした。そして決意した顔を上げ

「うん、信じてる」


よし!こうなったらやるしかない!絶対に成功させてやる

身体強化を維持したまま、先ずはリリィの気を同調させていく

そしてゆっくりと密度を高めながらコントロール!

よし!上手くいってー


急な突風が吹き看板が外れて2人目掛けて飛んできた

「くっ!?」

咄嗟に下から蹴り上げてギリギリ避けきれたがコントロールが乱れてしまった

「きゃっ」

裏式のダメージがリリィにかかってしまった

「ご、ゴメン」

「大丈夫、これくらいどうってこないわ、続けて」

裏式の密度を上げながら死の運命も回避しないとダメなのか!って愚痴ってる場合か!やるしかないんだ

少しずつ丁寧に密度を高めていく

そして完成する寸前、集中力がコントロールの方に向いてしまった一瞬

衝突していた車が爆発した

かなり離れていたのにボンネットが回転しながら2人に襲い掛かってきた

気付いた時にはもう目の前、ここで対処すればコントロールを乱してリリィが死んでしまう
完成と衝突はほぼ同時

なら、俺がやるべき事は1つだよなぁ

リリィを抱きしめてぶつからないようにし、裏式を完成させた

それと同時に頭部に衝撃を受けて意識が無くなった
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