国王なんだけど!

中島由偽

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怒っているんだけど!

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「国王、なぜ私が怒っているのか分かりますか?」
アレンシアは目の前で泣いている国王に聞く

「あ、アレンの頭を包丁で叩いたからだと思うんだけど…」
国王は床に落ちている血だらけのナイフを指差しながら言った

「それとは違います」
アレンシアは首を横に振った

首を横に振った時
頭に付けていた絆創膏が剥がれ噴水のように血が流れだした

「あ、アレン。ち、血が出ているんだけど」
国王は震えた手でアレンシアの頭を指さす

「今は血なんてどうでもいいんです!なぜ私がこんなにも怒っているのか分かるか聞いているんですよ!」
アレンシアは大声で叫んだ


少しの沈黙の後

「あ、アレンの頭に鉄球落とした事だと思うんだけど…」
国王は床に転がっている血だらけの鉄球を指さした

「違います!国王、昨晩私のプリン食べたでしょう!その事で怒っているんです!!」
アレンシアは涙目になりながら言った


それを聞いた国王は
「そ、そんな事だったの!?」

かなり驚いていた

「私にとっては命より大事なプリンだったんですよ」
アレンシアは国王の頭を叩いた

「ご、ごめんなんだけど!!」

2人の喧嘩風景を見ていたドリーは


「地味に国王様、アレンシアを殺そうとしてない?」
少々疑問を覚えていた
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