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六部:051~060
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051 十二日目 夜 ~告白~
「今日のお弁当……」
夜になり、夕食を囲むちとせとあけぼの。食事をつつく中でちとせが口を開く。
緊張した面持ちであけぼのが「あ、はい……」と返す。
「嬉しかったわ。ありがとう」
「いえ……」
少し安堵した表情であけぼのが再び食事をつつき始めた。
「私ね、最近前より学校が楽しいの」
ちとせが食事を口に運びながら告げる。
「それはよかったです」
あけぼのはその言葉に少し嬉しそうにした。
ちとせはジッとあけぼのに視線を向ける。
「アナタが来てからよ」
ちとせは続ける。
「アナタが来てから楽しくなったの」
あけぼのは更に嬉しそうに頬をほころばせながら、それでいて何か言うでもなく、食事を続けた。
☆⑤①☆ ★★★ ☆⑤②☆
052 十二日目 深夜 ~夜這い~
夜も更け、二人は布団に入っていた。
そんな中、あけぼのが起き上がり、フッとちとせを見つめる。
そして、ちとせの頭をなでながら一言。
「大きくなったね、ちとせ」
中腰の体育座りをしながらあけぼのは続ける。
「明日も学校楽しんでね」
少し考えこんであけぼのは少し俯く。
「本当は大人になっても、ずっと守ってあげたいけど……」
そして、あけぼのはちとせが横向きに寝ているその後ろに手を置きそのまま首下に手を入れる形で抱きこんだ。
「僕と一緒にいられるのはもう少しだからね」
そして、あけぼのはそのまま寝落ちした。
☆⑤②☆ ★★★ ☆⑤③☆
053 十三日目 早朝 ~事件~
(──何事なの)
目を覚ましたちとせは、今自分が置かれている状況に困惑した。
横になる自分と、その自分を抱き込間れている感覚。
その状況を理解することは、ちとせには難しかった。
(これはどういう事?)
後ろを振り向き、寝ているあけぼのの姿を捉えたちとせ。
(まぁでも気持ちいいし、もう少しこのまま……)
眠気が再び襲ってきたちとせはその眠気に従う形で二度寝をしたのだった──。
しばらくして、ちとせが穏やかな寝息を立てたころ、あけぼのは薄ら目を開けて様子を伺った。
眠っただろうか、まだ起きているのだろうか。
(まずい……あのまま寝てしまった……)
そう、ちとせが先ほど目を覚ました時にあけぼのも起きていたのである。
☆⑤③☆ ★★★ ☆⑤④☆
054 十三日目 朝 ~バレませんようにバレませんように~
しばらくして、あけぼのは素早く体をちとせから抜き、出来るだけ音を立てずにキッチンへと移動する。
ササっとエプロンをつけるあけぼの。
そして、コンロの火をつけ、フライパンで調理を進める。
内心(うおおぉぉ!!)と力強く。
しばらく調理を進めている中で、あけぼのの調理音で改めて目を覚ましたちとせが起きてきた。
「……おはよう」
内心(あれ、夢だったのかしら)と、一度目の起床時に見た光景を思い浮かべながら思っていた。
「あ、おおお、おはようございます」
あけぼのは内心(バレませんようにバレませんように)と冷や汗をかきながら思っていた。
そして、出来上がった朝食とお弁当を盛り付け、二人は朝食を取ったのだった──。
☆⑤④☆ ★★★ ☆⑤⑤☆
055 十三日目 午前 ~変わらない~
学校に行き、いつものように池上と話をしているちとせ。
「ねぇねぇ池上くん」
「ん? なんだい?」
ちとせの声掛けに池上は本を読みながら返事をする。
「池上くんて、誰かと寝た事ある?」
「誰かと寝た事……?」
ちとせの言葉を復唱した池上は手に持っていた本を思わず落としてしまう。
「さっ、さっさ、さっだ、だれ、だれ……寝っ!?」
「前回と同じ反応よ池上くん」
半ば呆れ気味にちとせは指摘する。そして、彼女は続けた。
「ペットならセーフよね」
「あぁ、ペット……」
ペットという言葉に安堵した表情を浮かべる池上。
ふと疑問に思った池上は彼女に問う。
「ていうか佐々木さん、ペット何飼ってるの?」
☆⑤⑤☆ ★★★ ☆⑤⑥☆
056 十三日目 昼前 ~ペット~
「ペットっていうか……男……? オス……?」
ちとせの答えに、池上は心が融ける感覚を覚えた。
「お、男の人と……住んでるの……?」
「いや、人……ではないかな……?」
池上の問いにちとせは不明瞭ながら答える。
「猫……に分類されるのかしら?」
「なんだ、猫か」
池上は再び安堵した表情を浮かべた。しかし──
「多分」
と言うちとせの締めの言葉に、池上は
(猫……でいいんだよな? 男じゃないんだよな? オス猫って事なのかな……。じゃあ素直にオス猫飼ってるって言えばいいのに、何かがあるような)
と、穏やかではいられなかったのだった。
☆⑤⑥☆ ★★★ ☆⑤⑦☆
057 十三日目 昼 ~お昼ごはん~
「いっただっきま~す!」
昼になり、いつもの四人組が集まった。
お昼ごはん……コンビニのホットフードなどを前に手を合わせる吉沢。
「佐々木さんってさ、あんま喋らないよね~」
「そんな事は……」
吉沢の言葉を否定しようとしたちとせは、少し考えこんで「あるかも……」と返した。しかし、そこへ池上が声を上げた。
「いや、意外と喋るよ」
はたから話を聞いていた空乃は、内心(俺はよくわからない……すまんな佐々木さん……)と、ホットドッグをモグモグと頬張りながら思っていた。
「でもおっぱい好きだよね」
「そ、そんな事は……」
ちとせは痛いところを突かれたかのように冷や汗をかきつつ、否定しようとしたちとせの声をさえぎるように、吉沢は続けた。
「女の子いいよね。いつもめっちゃ見てるよね」
☆⑤⑦☆ ★★★ ☆⑤⑧☆
058 十三日目 昼下がり ~不良~
昼休みになり、空乃と吉沢が学校の裏側にある草むらで涼んでいた。
「最近仲間が増えたなー」
「そうだナ~」
二人はそう言い、微笑み合う。
ふと空乃がおもむろに一本の白棒を取り出し、ライターで着火する。数瞬し、その棒から煙が立ち上がる。
「俺にも一本ちょうだい」
それを見た吉沢が手を差し出す。「ん」と言いながら、新しい一本を差し出す。
差し出されたそれを「センキュー」と受け取る吉沢。火をつけ、咥える。
「「とりあえず……」」
ふたりがハモる。続けて「「頑張れ一夜!」」と叫んだ。
池上のフルネームは池上一夜。一つの夜と書いて一夜である。
☆⑤⑧☆ ★★★ ☆⑤⑨☆
059 十三日目 午後 ~それぞれの~
午後になり、それぞれが授業に戻った。
教室でちとせと一夜は国語の授業を受けていた。教諭の説明を黙々と聞く二人。
一夜は板書を転記する一方、ちとせは腕組みの形で机に突っ伏している。
体育館ではバレーボールが教諭によってトスされ高く飛んでいた。それを吉沢が強くスパイクで返した。
運動場のグラウンドではサッカーボールがゴールに入り、休憩に入った。汗を体育着で拭う空乃。
((((アイツ今何してるかなー))))
それは、それぞれの思いが交錯し合う瞬間だった──。
☆⑤⑨☆ ★★★ ☆⑥⓪☆
060 十三日目 夕前 ~初登場~
ちとせの自宅。
あけぼのが掃除をしていた。
もくもくと台を拭き、床を雑巾がけし、はたきで壁のほこりを取っている。
そして、洗濯機を使って洗濯物を洗濯していた。
ふと、洗濯機を置いている場所からリビングを見てみた。
(この家にバスルームとかあったんだ……)
とあけぼのは思った。そう、今まで普段の話に上がっていなかったのであけぼのは特に意識していなかったのである。
(もしや他にもまだ隠し扉が……!?)
ありません。
そうして、あけぼのにとって初登場となったバスルームの話が幕を開けたのである。
☆⑥⓪☆ ★★★ ☆☆☆
~七部に続く……~
「今日のお弁当……」
夜になり、夕食を囲むちとせとあけぼの。食事をつつく中でちとせが口を開く。
緊張した面持ちであけぼのが「あ、はい……」と返す。
「嬉しかったわ。ありがとう」
「いえ……」
少し安堵した表情であけぼのが再び食事をつつき始めた。
「私ね、最近前より学校が楽しいの」
ちとせが食事を口に運びながら告げる。
「それはよかったです」
あけぼのはその言葉に少し嬉しそうにした。
ちとせはジッとあけぼのに視線を向ける。
「アナタが来てからよ」
ちとせは続ける。
「アナタが来てから楽しくなったの」
あけぼのは更に嬉しそうに頬をほころばせながら、それでいて何か言うでもなく、食事を続けた。
☆⑤①☆ ★★★ ☆⑤②☆
052 十二日目 深夜 ~夜這い~
夜も更け、二人は布団に入っていた。
そんな中、あけぼのが起き上がり、フッとちとせを見つめる。
そして、ちとせの頭をなでながら一言。
「大きくなったね、ちとせ」
中腰の体育座りをしながらあけぼのは続ける。
「明日も学校楽しんでね」
少し考えこんであけぼのは少し俯く。
「本当は大人になっても、ずっと守ってあげたいけど……」
そして、あけぼのはちとせが横向きに寝ているその後ろに手を置きそのまま首下に手を入れる形で抱きこんだ。
「僕と一緒にいられるのはもう少しだからね」
そして、あけぼのはそのまま寝落ちした。
☆⑤②☆ ★★★ ☆⑤③☆
053 十三日目 早朝 ~事件~
(──何事なの)
目を覚ましたちとせは、今自分が置かれている状況に困惑した。
横になる自分と、その自分を抱き込間れている感覚。
その状況を理解することは、ちとせには難しかった。
(これはどういう事?)
後ろを振り向き、寝ているあけぼのの姿を捉えたちとせ。
(まぁでも気持ちいいし、もう少しこのまま……)
眠気が再び襲ってきたちとせはその眠気に従う形で二度寝をしたのだった──。
しばらくして、ちとせが穏やかな寝息を立てたころ、あけぼのは薄ら目を開けて様子を伺った。
眠っただろうか、まだ起きているのだろうか。
(まずい……あのまま寝てしまった……)
そう、ちとせが先ほど目を覚ました時にあけぼのも起きていたのである。
☆⑤③☆ ★★★ ☆⑤④☆
054 十三日目 朝 ~バレませんようにバレませんように~
しばらくして、あけぼのは素早く体をちとせから抜き、出来るだけ音を立てずにキッチンへと移動する。
ササっとエプロンをつけるあけぼの。
そして、コンロの火をつけ、フライパンで調理を進める。
内心(うおおぉぉ!!)と力強く。
しばらく調理を進めている中で、あけぼのの調理音で改めて目を覚ましたちとせが起きてきた。
「……おはよう」
内心(あれ、夢だったのかしら)と、一度目の起床時に見た光景を思い浮かべながら思っていた。
「あ、おおお、おはようございます」
あけぼのは内心(バレませんようにバレませんように)と冷や汗をかきながら思っていた。
そして、出来上がった朝食とお弁当を盛り付け、二人は朝食を取ったのだった──。
☆⑤④☆ ★★★ ☆⑤⑤☆
055 十三日目 午前 ~変わらない~
学校に行き、いつものように池上と話をしているちとせ。
「ねぇねぇ池上くん」
「ん? なんだい?」
ちとせの声掛けに池上は本を読みながら返事をする。
「池上くんて、誰かと寝た事ある?」
「誰かと寝た事……?」
ちとせの言葉を復唱した池上は手に持っていた本を思わず落としてしまう。
「さっ、さっさ、さっだ、だれ、だれ……寝っ!?」
「前回と同じ反応よ池上くん」
半ば呆れ気味にちとせは指摘する。そして、彼女は続けた。
「ペットならセーフよね」
「あぁ、ペット……」
ペットという言葉に安堵した表情を浮かべる池上。
ふと疑問に思った池上は彼女に問う。
「ていうか佐々木さん、ペット何飼ってるの?」
☆⑤⑤☆ ★★★ ☆⑤⑥☆
056 十三日目 昼前 ~ペット~
「ペットっていうか……男……? オス……?」
ちとせの答えに、池上は心が融ける感覚を覚えた。
「お、男の人と……住んでるの……?」
「いや、人……ではないかな……?」
池上の問いにちとせは不明瞭ながら答える。
「猫……に分類されるのかしら?」
「なんだ、猫か」
池上は再び安堵した表情を浮かべた。しかし──
「多分」
と言うちとせの締めの言葉に、池上は
(猫……でいいんだよな? 男じゃないんだよな? オス猫って事なのかな……。じゃあ素直にオス猫飼ってるって言えばいいのに、何かがあるような)
と、穏やかではいられなかったのだった。
☆⑤⑥☆ ★★★ ☆⑤⑦☆
057 十三日目 昼 ~お昼ごはん~
「いっただっきま~す!」
昼になり、いつもの四人組が集まった。
お昼ごはん……コンビニのホットフードなどを前に手を合わせる吉沢。
「佐々木さんってさ、あんま喋らないよね~」
「そんな事は……」
吉沢の言葉を否定しようとしたちとせは、少し考えこんで「あるかも……」と返した。しかし、そこへ池上が声を上げた。
「いや、意外と喋るよ」
はたから話を聞いていた空乃は、内心(俺はよくわからない……すまんな佐々木さん……)と、ホットドッグをモグモグと頬張りながら思っていた。
「でもおっぱい好きだよね」
「そ、そんな事は……」
ちとせは痛いところを突かれたかのように冷や汗をかきつつ、否定しようとしたちとせの声をさえぎるように、吉沢は続けた。
「女の子いいよね。いつもめっちゃ見てるよね」
☆⑤⑦☆ ★★★ ☆⑤⑧☆
058 十三日目 昼下がり ~不良~
昼休みになり、空乃と吉沢が学校の裏側にある草むらで涼んでいた。
「最近仲間が増えたなー」
「そうだナ~」
二人はそう言い、微笑み合う。
ふと空乃がおもむろに一本の白棒を取り出し、ライターで着火する。数瞬し、その棒から煙が立ち上がる。
「俺にも一本ちょうだい」
それを見た吉沢が手を差し出す。「ん」と言いながら、新しい一本を差し出す。
差し出されたそれを「センキュー」と受け取る吉沢。火をつけ、咥える。
「「とりあえず……」」
ふたりがハモる。続けて「「頑張れ一夜!」」と叫んだ。
池上のフルネームは池上一夜。一つの夜と書いて一夜である。
☆⑤⑧☆ ★★★ ☆⑤⑨☆
059 十三日目 午後 ~それぞれの~
午後になり、それぞれが授業に戻った。
教室でちとせと一夜は国語の授業を受けていた。教諭の説明を黙々と聞く二人。
一夜は板書を転記する一方、ちとせは腕組みの形で机に突っ伏している。
体育館ではバレーボールが教諭によってトスされ高く飛んでいた。それを吉沢が強くスパイクで返した。
運動場のグラウンドではサッカーボールがゴールに入り、休憩に入った。汗を体育着で拭う空乃。
((((アイツ今何してるかなー))))
それは、それぞれの思いが交錯し合う瞬間だった──。
☆⑤⑨☆ ★★★ ☆⑥⓪☆
060 十三日目 夕前 ~初登場~
ちとせの自宅。
あけぼのが掃除をしていた。
もくもくと台を拭き、床を雑巾がけし、はたきで壁のほこりを取っている。
そして、洗濯機を使って洗濯物を洗濯していた。
ふと、洗濯機を置いている場所からリビングを見てみた。
(この家にバスルームとかあったんだ……)
とあけぼのは思った。そう、今まで普段の話に上がっていなかったのであけぼのは特に意識していなかったのである。
(もしや他にもまだ隠し扉が……!?)
ありません。
そうして、あけぼのにとって初登場となったバスルームの話が幕を開けたのである。
☆⑥⓪☆ ★★★ ☆☆☆
~七部に続く……~
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