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第2節: 昔と今の違い
しおりを挟む「でさ、あの時のお前、すっげぇ驚いてたよな!」
瑛太は笑いながら、大地の昔話を持ち出してくる。
昔みたいに軽口を叩き合って、何も変わっていない感じがする。でも――。
「おいおい、そんな話、今するなよ!」
大地も笑いながら返すが、心の中は何だか違和感だらけだ。
瑛太、昔と変わらないようで、何かが違う。
背が高くなったし、声も少し低くなった。それに、距離が近い。
いや、昔から瑛太はスキンシップが多めだったけど、今されると何かが引っかかる。
「お前、相変わらず細いよな。ほら、ちょっとは筋トレしろよ!」
そう言って、瑛太が大地の肩に軽く触れる。
その瞬間、大地の心臓が妙にバクバクする。
昔はこんなことなかったのに。なぜ今さら…。
「お、おい、やめろよ。変な感じになるだろ!」
「変な感じって何だよ?」瑛太が首をかしげる。
いや、何って…。大地自身が一番分かっていない。
「なんだ、この感覚?」と戸惑っているのは、まさに自分だ。
昔と同じなのに、どうしてこんなに違って感じるんだろう。
まさか…これって、友情じゃなくて、別の感情?
でも、それを認めたくない気持ちが、大地の心をさらに混乱させる。
「お前、ほんと変わんねぇな。こっちに戻ってきて不安だったから、安心するわ」
瑛太は笑いながら言うけれど、こちらの心は複雑だ。
昔と同じはずなのに、何かが違う。
友情以上の何かが、確実に心の中で動き始めている――そんな気がして、
ますます大地は戸惑うばかりだった。
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