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新しい仲間
新しい仲間 ➂
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そう言いシャリングは行ってしまった。カナリヤは止めようとしたが声がでなかった。
ダメ。そしたら、あんたまでもがあいつに…お願いだから…
心のなかで必死に叫んでもシャリングには届かなかった。
カナリヤはしょうがないと思い、今自分にできることをやろうと考えた。
まずはサンザリカから話を聞かないと。あれはお前がやったのかって。けれど、絶対に否定する。そして、理由を教えろと言うだろう。
そう言われたらどう対処する?お前が今まてやってきたことから見たら、お前だと言わざるおえないだろ、というか?
けれど、だからと言ってあいつがやったとは限らない。まず、よく考えれば本当にあいつがやったことか?
この辺りは荒れ地がちらほらある。そこにあの植物が生えてもおかしくない。そして、お腹が空いていたあいつらが美味しそうだと思い、積んで食べた可能性もある。
それにあそこにいた男の一人が植物をかごいっぱいに積んでいたと言っている。じゃあ偶然か?
いや、意図的に反抗に及んだ可能性もある。
しゃがみ込んで頭を抱える。
何が本当で何が嘘なのか分からなくなってきた。ここまでくるのに、決して周りを信じたりはしなかった。
例え仲が良くていつも一緒にいる人でも笑顔の奥には必ず何か隠していると思い信じようとは思わなかった。
あいつが犯人だと思ったらすぐさま行動に出る。それなのに、今の自分は自分を疑っている。
何なんだろう。
昔の自分は誰にも頼ろうとは思わなかった。頼ったところで結局はうまくいかない。だったら一人でやったほうなマシだと思ってきた。
それなのに…
最近の自分はどうかしている。周りを頼ってしまう。信じてしまう。…気のせいだろうか。
サンザリカの部屋の前に立ち深呼吸をしてから優しくドアを叩く。しかし、返事がなかった。
不在なのかと思いドアを少しづつ開けていく。そこには広い部屋が広がっていた。よく見ると奥の方でサンザリカが向かい合って誰かと喋っている。
話している内容は聞こえないが、サンザリカと話しているのは女の子だった。見たことのない子だった。
二人ともこちらには気づかずずっと話していた。その時のサンザリカがどうにも幼く見えた。
ダメ。そしたら、あんたまでもがあいつに…お願いだから…
心のなかで必死に叫んでもシャリングには届かなかった。
カナリヤはしょうがないと思い、今自分にできることをやろうと考えた。
まずはサンザリカから話を聞かないと。あれはお前がやったのかって。けれど、絶対に否定する。そして、理由を教えろと言うだろう。
そう言われたらどう対処する?お前が今まてやってきたことから見たら、お前だと言わざるおえないだろ、というか?
けれど、だからと言ってあいつがやったとは限らない。まず、よく考えれば本当にあいつがやったことか?
この辺りは荒れ地がちらほらある。そこにあの植物が生えてもおかしくない。そして、お腹が空いていたあいつらが美味しそうだと思い、積んで食べた可能性もある。
それにあそこにいた男の一人が植物をかごいっぱいに積んでいたと言っている。じゃあ偶然か?
いや、意図的に反抗に及んだ可能性もある。
しゃがみ込んで頭を抱える。
何が本当で何が嘘なのか分からなくなってきた。ここまでくるのに、決して周りを信じたりはしなかった。
例え仲が良くていつも一緒にいる人でも笑顔の奥には必ず何か隠していると思い信じようとは思わなかった。
あいつが犯人だと思ったらすぐさま行動に出る。それなのに、今の自分は自分を疑っている。
何なんだろう。
昔の自分は誰にも頼ろうとは思わなかった。頼ったところで結局はうまくいかない。だったら一人でやったほうなマシだと思ってきた。
それなのに…
最近の自分はどうかしている。周りを頼ってしまう。信じてしまう。…気のせいだろうか。
サンザリカの部屋の前に立ち深呼吸をしてから優しくドアを叩く。しかし、返事がなかった。
不在なのかと思いドアを少しづつ開けていく。そこには広い部屋が広がっていた。よく見ると奥の方でサンザリカが向かい合って誰かと喋っている。
話している内容は聞こえないが、サンザリカと話しているのは女の子だった。見たことのない子だった。
二人ともこちらには気づかずずっと話していた。その時のサンザリカがどうにも幼く見えた。
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