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「タケル。椎名達がカラオケ行こうって」
放課後になり、一宮が声を掛けて来た。
「悪い。俺、玲奈に呼び出されてるから無理だ。多分時間かかるだろうし、俺抜きで行って」
「玲奈? 別れたんじゃねーの?」
「別れたよ。でも何か頼みたい事があるから軽音部まで来いって。断ると、アイツうるさそうだし行くしか無い」
別れてやったのだから元カノの頼みくらい聞けと、散々電話口で喚かれた。別れたのだから、もう自分達は無関係だろうと思ったが、文句を言うと教室まで押し掛けてきて瀬芽谷の前で様々な話をされそうなので請島は嫌々了承した。
請島はスクールバッグを肩に掛けると、帰り自宅をしている瀬芽谷の後ろを通り過ぎて廊下に出た。
あれから数日が経った。
請島も瀬芽谷も今まで通り、お互いを認識していなかった頃の様に過ごしている。
当日は帰ってから散々泣いた。自業自得だと後悔し、何度も死んでしまおうかと考えては、瀬芽谷の姿を思い出した。
(どうせなら死ぬ前に瀬芽谷の顔がみたい)
元々死ぬ気など無いのだろうと言われてしまいそうだが、登校して隣の席に座る瀬芽谷を目にする度に、明日もその顔が見たいと思ってしまう。瀬芽谷の瞳が再び自分を映す事は、もう無いのだと分かり切っていても、何かを期待してチラチラと盗み見てしまう。
毎日、そうやって生きている。
卒業してもきっと何か言い訳を考えて生きていくのだろうと請島は思い始めていた。
軽音部の部室は西校舎の地下に作られた防音スタジオの隣にあった。
「玲奈って軽音部だったっけ?」
知り合った頃からカラオケには一緒によく行っていた。歌が上手かった記憶はあるが、体型維持のため運動部に入っているという話をした記憶があった。
(いや……あれって玲奈じゃなくて美紀だったかも……)
思い出そうとすればするほど、記憶の中の元カノ達の顔が別人へと変化していく。請島は深く考えず、自分の勘違いだと思う事にした。
地下への階段を下りていく途中、ギターケースを背負った男子生徒と擦れ違った。
まだ放課後になったばかりだ。部活動は今から始まるのではないだろうか、と請島が違和感を覚えて振り返るとその生徒も請島を振り返っていて、目が合った。
地下には軽音部の部室以外には、行事で使う飾りつけなどが保管されている倉庫しかない。すぐに目は逸らされてしまったが、見覚えのない派手な髪色の生徒が自分達の部室へと向かうのを、不思議に思ったのだろう。
ギターケースを背負った生徒は絡まれるとでも思ったのだろうか。足早に階段を駆け上って行ってしまった。
「玲奈ー? 来てやったぞー」
軽音部の部室の中を覗いて見ても、誰もいない。
スタジオの方だろうかと、ドアの前に立った請島は首を捻った。
スタジオのドアの一部分にはガラスが嵌め込まれており、中が見える様になっている。しかし何故か今日は中からカーテンの様に布が取り付けられていた。防音になっている事もあり、事故が無い様にとスタジオのドアには中から鍵が出来ない仕組みになっている。
その為、録音中などで入室を禁止したい時には、中から文字の書かれた紙が貼り付けられている事があった。その類の何かだろう。
(何も書いてないし、入っていいんだよな?)
請島は深く考えず、そのままドアを開いて中に入ってしまった。
「あれ……、田中…先輩………?」
バンド用の機材が並ぶ10畳ほどのスタジオの中には、玲奈の姿は見当たらない。そこに居たのは上級生の田中だった。
請島は田中とは何かと気が合わず、殴り合いの喧嘩になる事が度々あった。田中は、軽音部の部員ではなかったはずだ。思わず請島は眉を寄せた。
「よぉ請島。お前、玲奈に手を出してたんだってな?」
「は……?」
請島は首を傾げた。
玲奈からは田中にしつこく付き纏われているという愚痴を聞かされた事があった。
田中が玲奈を狙っていたのだとしても、請島が玲奈と別れた今は文句など無いはずだ。
「手を出してたってなんスか? もしかして玲奈と別れろって話してんなら俺、玲奈とはちょっと前に――――うわっ!」
突然、後ろから体当たりされた請島はスタジオ内に倒れ込んだ。
後ろを振り返ると、田中と常に行動を共にしている満田と横川が立っていた。その後ろに、細身の生徒がドアを閉めながら外に出るのが見えた。スタジオは中から鍵がかからない為、外に見張りとして立つのだろう。
「何す……っアグッ!」
身を起こそうとしたところを田中に鳩尾を蹴り上げられ、請島はその場に蹲った。
田中達はニヤニヤとした笑みを浮かべながら請島を囲んだ。
「人の女に手ェ出すとか、さすが校内一のヤリチン君。手癖が悪すぎねーか?」
鳩尾の痛みに涎と空気を吐き出しながら請島が顔を上げると、怒りに血管を浮かせた田中と目が合った。
(ハメられた! 玲奈の奴……さては田中なんかと二股かけてやがったな!?)
玲奈は請島に捨てられた腹いせで、請島に付き纏われているとでも嘯いて田中に報復をけしかけたのだろう。
(校内で玲奈の方からほとんど絡んでこなかったのは、田中に見られるとヤバイからかよ……。二股かけてるつもりが実は掛けられてたとか、マヌケすぎるだろ俺)
先手を取られた状態での3対1は不利だった。
しかも外にはもう1人いるので実質4対1な上、この部屋は防音だ。ちょっとくらい叫んでも誰も気付かないし、助けにも来ないだろう。
(さっきのギター君、おかしいと思って先生を呼びに走ってくれてねーかな……)
そんな淡い奇跡に縋る程、請島はひ弱ではなかった。
「ちょ、ちょっと田中先輩……それ勘違いッスよ」
話を聞いてくださいよと苦笑いを浮かべた請島はよろめきつつ、身を起こしかけた体勢から田中の両足に飛びついた。
「ギャッ! 請島テメェ!」
中途半端な体勢から向かって来るとは思っていなかった田中は、そのままドスンと勢いよく後ろに倒れた。
田中が身を起こす前に、請島は隣に立っていた満田の顎を目掛けて頭突きを入れた。この中で一番体格の良い満田は早めに動けなくしておきたかったので脳震盪を狙った。
「痛っでぇ!!」
頭頂部に顎の骨が当たり、請島の方が痛みに声を上げる。
しかし痛がっている暇などなく、請島は飛び掛かってきた横川から身をかわすと、ドアに向かって走り出した。
すぐに腕を伸ばして来た満田によって請島はフードを掴まれた。頭突きでは満田の脳を揺らす事は出来なかったらしい。
「ングッ!」
フードを思い切り後ろに引っ張られ、喉が絞まった。
足が止まった請島の肩を掴んだ満田は、自分の方を向かせた勢いで顔に拳を叩き込んだ。
鼻血を吹きながら再び床に崩れた請島の体を、田中達は三人がかりで蹴り上げた。
暫く三人による暴力が続き、始めは腹部や顔を庇っていた請島も抵抗する気力を失くしたのか、ぐったりと力なくその場に転がるだけになっていた。
馬乗りになった満田がなおも請島の顔を殴ろうとするのを田中が止めた。
「おい満田。あんまり顔は殴るな。誰か分からなくなっちまうと写真撮る意味ねーからな」
田中はスマホを取り出すと、満田に顎で指示を出した。
仰向けの請島に乗っていた満田は後ろ向きに乗り直すと、請島のベルトに手をかけた。
「……やめろっ!」
請島は満田の背中に腕を伸ばして抵抗を試みるが、腹部を押さえつけられている為に思ったようには動かせなかった。いとも簡単にスラックスからベルトが引き抜かれ、ファスナーが下ろされる。
「請島ぁ、これからお前の全裸写真、撮ってやるからな~。全校生徒に見てもらおうな」
「やめろ……っ田中! うぐ……っ」
三人の笑い声が上から落ちて来るのを聞きながら、請島は全身の痛みに呻いた。
足元にしゃがみ込んだ横川が請島のスラックスと下着を一気に引き抜いた。寒さに鳥肌が立つ。
「ちんこ普通すぎねぇか? 俺のがデカいぞ? なんでこんな奴がモテるんだ」
「むかつくけど顔だろ」
首を傾げる横川を一瞥した満田は、請島の腹から下りると背後に回り込み上半身を起こさせた。逃げようとする請島の腕を後ろ手に捉えると、首に片手を回して請島の動きを封じる。
「おい、横川。お前、満田の隣にいって足持ち上げろ。ちんこだけじゃなくて尻の穴まで晒してやろうぜ」
田中がカメラを起動させながら、立って見ているだけだった横川に声を掛けた。
「寝取られたからって容赦ねーなー、田中」
「うるせー、早くやれ!」
「はいはい。……あ」
横川はギターアンプの上に置かれている物に手を伸ばすと、にやついた笑みを浮かべながら田中を振り返った。
「なぁ、田中。どうせならそのヤリチン君、二度と人の女に手ェ出す気が起こらない様に、女の子にしちゃおうぜ」
そう言った横川の手にはドラム用の木製スティックが握られていた。
放課後になり、一宮が声を掛けて来た。
「悪い。俺、玲奈に呼び出されてるから無理だ。多分時間かかるだろうし、俺抜きで行って」
「玲奈? 別れたんじゃねーの?」
「別れたよ。でも何か頼みたい事があるから軽音部まで来いって。断ると、アイツうるさそうだし行くしか無い」
別れてやったのだから元カノの頼みくらい聞けと、散々電話口で喚かれた。別れたのだから、もう自分達は無関係だろうと思ったが、文句を言うと教室まで押し掛けてきて瀬芽谷の前で様々な話をされそうなので請島は嫌々了承した。
請島はスクールバッグを肩に掛けると、帰り自宅をしている瀬芽谷の後ろを通り過ぎて廊下に出た。
あれから数日が経った。
請島も瀬芽谷も今まで通り、お互いを認識していなかった頃の様に過ごしている。
当日は帰ってから散々泣いた。自業自得だと後悔し、何度も死んでしまおうかと考えては、瀬芽谷の姿を思い出した。
(どうせなら死ぬ前に瀬芽谷の顔がみたい)
元々死ぬ気など無いのだろうと言われてしまいそうだが、登校して隣の席に座る瀬芽谷を目にする度に、明日もその顔が見たいと思ってしまう。瀬芽谷の瞳が再び自分を映す事は、もう無いのだと分かり切っていても、何かを期待してチラチラと盗み見てしまう。
毎日、そうやって生きている。
卒業してもきっと何か言い訳を考えて生きていくのだろうと請島は思い始めていた。
軽音部の部室は西校舎の地下に作られた防音スタジオの隣にあった。
「玲奈って軽音部だったっけ?」
知り合った頃からカラオケには一緒によく行っていた。歌が上手かった記憶はあるが、体型維持のため運動部に入っているという話をした記憶があった。
(いや……あれって玲奈じゃなくて美紀だったかも……)
思い出そうとすればするほど、記憶の中の元カノ達の顔が別人へと変化していく。請島は深く考えず、自分の勘違いだと思う事にした。
地下への階段を下りていく途中、ギターケースを背負った男子生徒と擦れ違った。
まだ放課後になったばかりだ。部活動は今から始まるのではないだろうか、と請島が違和感を覚えて振り返るとその生徒も請島を振り返っていて、目が合った。
地下には軽音部の部室以外には、行事で使う飾りつけなどが保管されている倉庫しかない。すぐに目は逸らされてしまったが、見覚えのない派手な髪色の生徒が自分達の部室へと向かうのを、不思議に思ったのだろう。
ギターケースを背負った生徒は絡まれるとでも思ったのだろうか。足早に階段を駆け上って行ってしまった。
「玲奈ー? 来てやったぞー」
軽音部の部室の中を覗いて見ても、誰もいない。
スタジオの方だろうかと、ドアの前に立った請島は首を捻った。
スタジオのドアの一部分にはガラスが嵌め込まれており、中が見える様になっている。しかし何故か今日は中からカーテンの様に布が取り付けられていた。防音になっている事もあり、事故が無い様にとスタジオのドアには中から鍵が出来ない仕組みになっている。
その為、録音中などで入室を禁止したい時には、中から文字の書かれた紙が貼り付けられている事があった。その類の何かだろう。
(何も書いてないし、入っていいんだよな?)
請島は深く考えず、そのままドアを開いて中に入ってしまった。
「あれ……、田中…先輩………?」
バンド用の機材が並ぶ10畳ほどのスタジオの中には、玲奈の姿は見当たらない。そこに居たのは上級生の田中だった。
請島は田中とは何かと気が合わず、殴り合いの喧嘩になる事が度々あった。田中は、軽音部の部員ではなかったはずだ。思わず請島は眉を寄せた。
「よぉ請島。お前、玲奈に手を出してたんだってな?」
「は……?」
請島は首を傾げた。
玲奈からは田中にしつこく付き纏われているという愚痴を聞かされた事があった。
田中が玲奈を狙っていたのだとしても、請島が玲奈と別れた今は文句など無いはずだ。
「手を出してたってなんスか? もしかして玲奈と別れろって話してんなら俺、玲奈とはちょっと前に――――うわっ!」
突然、後ろから体当たりされた請島はスタジオ内に倒れ込んだ。
後ろを振り返ると、田中と常に行動を共にしている満田と横川が立っていた。その後ろに、細身の生徒がドアを閉めながら外に出るのが見えた。スタジオは中から鍵がかからない為、外に見張りとして立つのだろう。
「何す……っアグッ!」
身を起こそうとしたところを田中に鳩尾を蹴り上げられ、請島はその場に蹲った。
田中達はニヤニヤとした笑みを浮かべながら請島を囲んだ。
「人の女に手ェ出すとか、さすが校内一のヤリチン君。手癖が悪すぎねーか?」
鳩尾の痛みに涎と空気を吐き出しながら請島が顔を上げると、怒りに血管を浮かせた田中と目が合った。
(ハメられた! 玲奈の奴……さては田中なんかと二股かけてやがったな!?)
玲奈は請島に捨てられた腹いせで、請島に付き纏われているとでも嘯いて田中に報復をけしかけたのだろう。
(校内で玲奈の方からほとんど絡んでこなかったのは、田中に見られるとヤバイからかよ……。二股かけてるつもりが実は掛けられてたとか、マヌケすぎるだろ俺)
先手を取られた状態での3対1は不利だった。
しかも外にはもう1人いるので実質4対1な上、この部屋は防音だ。ちょっとくらい叫んでも誰も気付かないし、助けにも来ないだろう。
(さっきのギター君、おかしいと思って先生を呼びに走ってくれてねーかな……)
そんな淡い奇跡に縋る程、請島はひ弱ではなかった。
「ちょ、ちょっと田中先輩……それ勘違いッスよ」
話を聞いてくださいよと苦笑いを浮かべた請島はよろめきつつ、身を起こしかけた体勢から田中の両足に飛びついた。
「ギャッ! 請島テメェ!」
中途半端な体勢から向かって来るとは思っていなかった田中は、そのままドスンと勢いよく後ろに倒れた。
田中が身を起こす前に、請島は隣に立っていた満田の顎を目掛けて頭突きを入れた。この中で一番体格の良い満田は早めに動けなくしておきたかったので脳震盪を狙った。
「痛っでぇ!!」
頭頂部に顎の骨が当たり、請島の方が痛みに声を上げる。
しかし痛がっている暇などなく、請島は飛び掛かってきた横川から身をかわすと、ドアに向かって走り出した。
すぐに腕を伸ばして来た満田によって請島はフードを掴まれた。頭突きでは満田の脳を揺らす事は出来なかったらしい。
「ングッ!」
フードを思い切り後ろに引っ張られ、喉が絞まった。
足が止まった請島の肩を掴んだ満田は、自分の方を向かせた勢いで顔に拳を叩き込んだ。
鼻血を吹きながら再び床に崩れた請島の体を、田中達は三人がかりで蹴り上げた。
暫く三人による暴力が続き、始めは腹部や顔を庇っていた請島も抵抗する気力を失くしたのか、ぐったりと力なくその場に転がるだけになっていた。
馬乗りになった満田がなおも請島の顔を殴ろうとするのを田中が止めた。
「おい満田。あんまり顔は殴るな。誰か分からなくなっちまうと写真撮る意味ねーからな」
田中はスマホを取り出すと、満田に顎で指示を出した。
仰向けの請島に乗っていた満田は後ろ向きに乗り直すと、請島のベルトに手をかけた。
「……やめろっ!」
請島は満田の背中に腕を伸ばして抵抗を試みるが、腹部を押さえつけられている為に思ったようには動かせなかった。いとも簡単にスラックスからベルトが引き抜かれ、ファスナーが下ろされる。
「請島ぁ、これからお前の全裸写真、撮ってやるからな~。全校生徒に見てもらおうな」
「やめろ……っ田中! うぐ……っ」
三人の笑い声が上から落ちて来るのを聞きながら、請島は全身の痛みに呻いた。
足元にしゃがみ込んだ横川が請島のスラックスと下着を一気に引き抜いた。寒さに鳥肌が立つ。
「ちんこ普通すぎねぇか? 俺のがデカいぞ? なんでこんな奴がモテるんだ」
「むかつくけど顔だろ」
首を傾げる横川を一瞥した満田は、請島の腹から下りると背後に回り込み上半身を起こさせた。逃げようとする請島の腕を後ろ手に捉えると、首に片手を回して請島の動きを封じる。
「おい、横川。お前、満田の隣にいって足持ち上げろ。ちんこだけじゃなくて尻の穴まで晒してやろうぜ」
田中がカメラを起動させながら、立って見ているだけだった横川に声を掛けた。
「寝取られたからって容赦ねーなー、田中」
「うるせー、早くやれ!」
「はいはい。……あ」
横川はギターアンプの上に置かれている物に手を伸ばすと、にやついた笑みを浮かべながら田中を振り返った。
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