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披露宴パーティー
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結婚して初めての夜が明けた。結婚といっても結婚したいですと言ってOKをしただけなので正式な結婚とは言えないだろう。昔の、この国の結婚の作法がわからないので、ペンシルに聞いてみることにした。
「結婚した相手と杯を交わします。とりあえずは」
ということなので、ロイド、ペンシル、ルームと杯を交わすことになった。
その杯の味は、複雑な味がした。
***************************************
「みんな、今日はパーティーを開こう。おいしい料理を作って一生の思い出に残る思い出にしよう!」
するとルームは、
「ご主人様、よかったら3人で協力して料理を作りませんか?」
続けてペンシルが、
「ご主人様との思い出で記憶に残らないものは何一つ存在しませんが。パーティーは楽しそうです!」
「よし、じゃあ七面鳥の照り焼きと、ケーキ、ステーキ、ピザ、サラダといったところかな。ほかに何か提案はある?」
「ケーキ?ピザ?……なんですかそれは?」
「あれ?今まで作ったことないから知らないか。よし、とてもおいしいから、作ってあげるよ」
「いつもの料理がとてもおいしいのに。もっとおいしい料理を作るなんてさすがですご主人様!」
という調子で、パーティーの準備は始まった。
金庫から一万円札を取り出し、今回のパーティーに必要な材料を作り出す。
「七面鳥、醤油、和風ソース、牛肉、小麦粉、卵、砂糖、チョコレート、トマト、ピーマン、ベーコン、レタス、コーンっと……とりあえずこれだけあれば作れるかな」
次々と一万円札が料理の材料に代わるのを見て、ペンシルとロイドとルームは目を丸くさせる。
「ご主人様ぁ、この材料をどう料理するんですか?」
ルームは好奇心を持った子供のように俺に尋ねた。
「まあちょっと待ってな」
俺は昨日ミツマタで作った電子レンジとガスオーブン、ガスストーブを使い先ほどのメニューを完成させた。
「すごいです!ご主人様。こんな料理見たことがありません。見ているだけでも楽しいです」
ロイドと、ペンシルとルームは驚いた表情で目をキラキラと輝かせた。
「でもちょっとこれだけじゃ足りないな」
そうだ!
「プリンを作ろう!」
「プリン? なんですかそれ」
ペンシルは不思議そうに聞いてくるのであった。
「作ってみるね……あ、作り方がわからないのと料理が覚めてはいけないからミツマタで作ることにするよ」
そして俺は、ミツマタで、ホイップクリームがのったプリンを作った。
「見たこともない物体ですね」
ロイドは不思議そうに見つめる。
「とてもおいしいよ」
すると三人はプリンを一口ほおばるのであった。
「すごいです! ご主人様! 普段の料理でさすらおいしくて仕方ありませんのに。こんなに甘くて、濃厚で、おいしい食べ物初めて食べました」
ペンシルはプリンを食べながら幸せそうに感想を述べた。
「ごっ、ご主人しゃまぁー。おいしすぎて、ほっぺがおっこちてしまいしょうでおいしいです」
ルームがキャラ崩壊、もとい、おいしさのあまり感情を正常に保てずにいる。確かにこっちの世界の料理は、あまり優れているものではなかった。
結婚のパーティーは盛大に行い、疲れ果ててその場に寝落ちしてしまうのであった。
「結婚した相手と杯を交わします。とりあえずは」
ということなので、ロイド、ペンシル、ルームと杯を交わすことになった。
その杯の味は、複雑な味がした。
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「みんな、今日はパーティーを開こう。おいしい料理を作って一生の思い出に残る思い出にしよう!」
するとルームは、
「ご主人様、よかったら3人で協力して料理を作りませんか?」
続けてペンシルが、
「ご主人様との思い出で記憶に残らないものは何一つ存在しませんが。パーティーは楽しそうです!」
「よし、じゃあ七面鳥の照り焼きと、ケーキ、ステーキ、ピザ、サラダといったところかな。ほかに何か提案はある?」
「ケーキ?ピザ?……なんですかそれは?」
「あれ?今まで作ったことないから知らないか。よし、とてもおいしいから、作ってあげるよ」
「いつもの料理がとてもおいしいのに。もっとおいしい料理を作るなんてさすがですご主人様!」
という調子で、パーティーの準備は始まった。
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「七面鳥、醤油、和風ソース、牛肉、小麦粉、卵、砂糖、チョコレート、トマト、ピーマン、ベーコン、レタス、コーンっと……とりあえずこれだけあれば作れるかな」
次々と一万円札が料理の材料に代わるのを見て、ペンシルとロイドとルームは目を丸くさせる。
「ご主人様ぁ、この材料をどう料理するんですか?」
ルームは好奇心を持った子供のように俺に尋ねた。
「まあちょっと待ってな」
俺は昨日ミツマタで作った電子レンジとガスオーブン、ガスストーブを使い先ほどのメニューを完成させた。
「すごいです!ご主人様。こんな料理見たことがありません。見ているだけでも楽しいです」
ロイドと、ペンシルとルームは驚いた表情で目をキラキラと輝かせた。
「でもちょっとこれだけじゃ足りないな」
そうだ!
「プリンを作ろう!」
「プリン? なんですかそれ」
ペンシルは不思議そうに聞いてくるのであった。
「作ってみるね……あ、作り方がわからないのと料理が覚めてはいけないからミツマタで作ることにするよ」
そして俺は、ミツマタで、ホイップクリームがのったプリンを作った。
「見たこともない物体ですね」
ロイドは不思議そうに見つめる。
「とてもおいしいよ」
すると三人はプリンを一口ほおばるのであった。
「すごいです! ご主人様! 普段の料理でさすらおいしくて仕方ありませんのに。こんなに甘くて、濃厚で、おいしい食べ物初めて食べました」
ペンシルはプリンを食べながら幸せそうに感想を述べた。
「ごっ、ご主人しゃまぁー。おいしすぎて、ほっぺがおっこちてしまいしょうでおいしいです」
ルームがキャラ崩壊、もとい、おいしさのあまり感情を正常に保てずにいる。確かにこっちの世界の料理は、あまり優れているものではなかった。
結婚のパーティーは盛大に行い、疲れ果ててその場に寝落ちしてしまうのであった。
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