賢二と宙

雨宮大智

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2 星について

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 帰り路のことでした。満天の星が空に輝いていました。弟の賢二が星のひとつを指さしました。

「あの星すごくキレイだね」
 兄の宙が答えました。

「あれは北極星だよ。あの星を中心にして世界がまわるんだ」
「星って不思議だね」賢二が歌うようにつぶやきました。
「星にも命があるのかな」兄の宙も賢二と同じようにつぶやきました。

 その時です。一筋の流れ星が空を駆けました。二人は目をうばわれました。

 「願い事を三回なんて言えないよ」
 「いつも『そうなりたい』って準備しておけってことだよ」宙がおかしそうにウィンクしました。
 弟の賢二が深くうなずきました。
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