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幼少期編
11 お出かけ
しおりを挟む「リラン準備できた?」
「行くよ!」
「あい!」
到着してから1週間。屋敷の中を探検したり庭を散歩したりして領地の家に慣れてきた頃ようやく領地の街に降りれることになった。領地は基本春くらいの気候なんだけど、山の上は今、冬みたいなんだとか。山周辺だけちゃんと四季があるみたい。前世持ちとしては季節感覚が変になってたからありがたい。
今日行くのは屋敷のすぐ下にある街。馬車に揺られて10分もしないうちに到着した。歩きだと30分くらい掛かるって言ってたけど、それくらいなら歩きたいと思うのは僕だけかな?
「レイナード様、トリルビィ様、リュサリネラ様、到着いたしました」
ウィチタが知らせてくれた。僕は兄と姉に手を繋いでもらって降りる。馬車を出た瞬間に桜の花がぶわっと舞った。桜がこの世界にあったのは驚きだ。桜はこの時期になると咲くらしい。気候は変わらないのによく咲くな。なんて考えながら大通りを歩く。
壁が白と木で屋根や道は赤煉瓦が使われてる。統一感があって、でも単調じゃない好きな景色だ。道には桜の木が植えられてるからかもしれない。
「リラン、どこか行きたいところはある?」
「うー?」
「食べたいものはないか?!」
「うー?」
首をコテンとして考える。兄たちの目が少し細くなった気がした。
「ん!ん!」
と桜の木を指す。桜のケーキとか食べ物、飲み物があったら食べたいって感じで。
「桜を食べたいのか?リラン」
「桜の形をした物ならあるけど…」
「たべりゅ!」
そういうと兄と姉が「そうかそうか」と頭を撫でてくれた。撫でられるとにこにこするのが定番になってきている気がする。気持ちいいから仕方ないよね。
そんなこんなで連れて行ってくれたのは桜の形の看板がかかった可愛らしいお店だった。ここは桜専門店らしく桜のブローチとか桜の木を使った小物だとか桜を使った食べ物だとかそういうのを売っているらしい。カフェにもなっているみたい。店のカフェに行って、兄は桜のケーキ、姉は桜の特大パフェ、僕は桜のゼリーを頼んだ。僕も食べれるものがあってよかった。僕のゼリーは中に桜の花が入ってて、形も桜だった。味はチェリー味に近い味だった。兄のケーキも桜の形で薄ピンク色。サンドされているクリームに桜が使われてるみたい。姉の特大パフェはお鍋くらい大きくてピンク色のクリームがたっぷり入っていた。他は観察する前に食べられたからわからないけど……姉の食い意地がやばい。兄もウィチタも若干引き気味だった。
その後もお店を回ったりして僕の体力がなくなったところでお出かけはおしまい。もっと大きくなったら屋台回りをしようと姉が目をキラキラさせながら言ってた。父に桜のお酒、母には紅茶をお土産に買った。渡したらすごく喜んでくれた。
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初めての投稿です。
結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。
※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。
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