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物語の始まり
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俺の名前は三宅 とうや、どこにでもいる中学3年生だ。趣味などはない。あるとすれば暇な時、本を読むか寝ているか、音楽を聴いているかのどれかだ。人と話すのはあまり好きではない。相手からなにか聞かれれば答える。自分からは何も話さない。
相手との最低限の会話が出来れば十分だ。
もちろん恋愛経験もない。彼女いない歴=年齢だ。
クラスの女子と仲は悪くない。喧嘩などしたことすらない。この長い髪の毛切らないの?などと聞かれた事はあるが正直どうでもいい。そう、仲が悪いんじゃない。仲が無いんだ。縁が無い。それでも俺はそんな事を気にした事は無い。今気づくと人と話すのが好きでは無いのではなく、ただ単に人と話すのが面倒くさいだけなのかもしれ無い。
両親が科学者で「時空を超えるマシンを作る。」などと非現実的な事を口にし、毎日研究所に寝泊まりしていてたまにしか帰ってこない。自分自身はごく普通の男子中学生だと思ってる。そう、ごく普通、毎日変わらずにただ平和に暮らしている。いくら面倒くさがりだと言っても、さすがに何もやる事がなさ過ぎて生きているのが飽きてくる。つまらない。みんなだっていくらステーキが大好きで毎日食べたいと言っても、本当に毎日食べていたら必ず飽きる日は来る。何か一つでもいいから、変わってほしい。そうすれば退屈せずに済むだろうに。
「あぁ、今日も1日退屈な日を送るのか。」
とうやは起きてすぐに今日1日全てを諦めた。
両親が家にいない為、朝食はほとんどとうやが作る。
「作るの面倒くせぇな。ま、一食くらい抜いても死には死ねぇよな。」
とうやは朝食を食べずに制服に着替え、学校に行く。
1時間目、2時間目と可も不可もなくとうやは授業を受ける。6時間目後期の委員会を決める事になった。
(寝てればいいか...zzz)
とうやは面倒だと考え、深い眠りに落ちていった。
何事もなく6時間目が終わり、帰りのホームルームも終わった。
「さてと、帰って寝るか...」
とうやが帰ろうとすると、後ろから女子の声。
「三宅、おい!三宅ってば!」
後ろを向くとそこには茶髪が短く、とうやと同じくらいの背丈の女子が立っていた。
「誰?そして何か用?」
とうやはさらっとひどい一言をかまし、その後返答した。
「だ..誰って....私よ私!荒川 凪沙!あんた6ヶ月も一緒のクラスでそんな事も覚えてないの?」
「あらか....わ.....なぎ..さ?うん、わかった。それでなんの用?」
わかったなんて言うのはまっぴらな嘘だ。
「何の用って...。まぁ寝てたから仕方ないか。三宅と私、後期の図書委員なのよ?で、これから委員会ごとの集まりがあるから、これから図書室に行くのよ。」
とうやにとってとても嫌な方向に日常が傾いた。
(いや、神様さ?ね?違くないかい?確かに日常の何か一つが変わればって前々から思ってたけどさ?やっぱなんか違うんじゃ無いのかな?)
そんな事を思っているとうやの手を引っ張り図書室に連れ込んでいく。
「何で俺が図書委員になんか....」
「何言ってんの?自分でやるって言ったんじゃん」
「は?俺が言うわけ無いだろ?お前どうかしてんのか?」
急に口調が激しくなるとうや。イライラを凪沙にぶつけた。
「あんたが自分で言ったんだよ。ね、ご、と、で!」
(最悪だ。最悪だよ神様。これは全部あんたの仕業か?なら俺は俺の中のあんたを殺して2度とあんたを信じねぇ)
「ったく。わかった、わかったよ。やりゃいんだろやりゃ」
図書室に入ると、とうやはすぐさま漫画を手に取り読み始めた。図書室の隅に自分の気配を消すかのように座り、委員会が終わった。もちろん人の話なんて聞いてい無い。
(夜7時まで続く委員会なんて聞いたこと無いぜ)
そう思い、ふてくされながら夜道を歩いていると、
「あんたがDr.三宅の子供だな?」
と、いかにもマフィアっぽい二人組に絡まれた。
「だったらなんだよ。」
「付いて来い。」
ただそれだけ言うと二人は歩き出した。どうせ家に誰もい無い。退屈しのぎに付いていくことにした。喧嘩になるならわざと2~3発受けて賠償金を取ろうと考えた。
しばらくするとパーキングエリアについた。黒いトラックの荷台に乗れと言われたとうやはドアを開け、中に乗ろうとすると、中には同年代と思われる少年少女が9人乗っていた。
すると、中の1人の少年が何かを諦めたような目をしてこちらを向くと、呟いた。
「君が...そうか、君が未来への10人目か。」
相手との最低限の会話が出来れば十分だ。
もちろん恋愛経験もない。彼女いない歴=年齢だ。
クラスの女子と仲は悪くない。喧嘩などしたことすらない。この長い髪の毛切らないの?などと聞かれた事はあるが正直どうでもいい。そう、仲が悪いんじゃない。仲が無いんだ。縁が無い。それでも俺はそんな事を気にした事は無い。今気づくと人と話すのが好きでは無いのではなく、ただ単に人と話すのが面倒くさいだけなのかもしれ無い。
両親が科学者で「時空を超えるマシンを作る。」などと非現実的な事を口にし、毎日研究所に寝泊まりしていてたまにしか帰ってこない。自分自身はごく普通の男子中学生だと思ってる。そう、ごく普通、毎日変わらずにただ平和に暮らしている。いくら面倒くさがりだと言っても、さすがに何もやる事がなさ過ぎて生きているのが飽きてくる。つまらない。みんなだっていくらステーキが大好きで毎日食べたいと言っても、本当に毎日食べていたら必ず飽きる日は来る。何か一つでもいいから、変わってほしい。そうすれば退屈せずに済むだろうに。
「あぁ、今日も1日退屈な日を送るのか。」
とうやは起きてすぐに今日1日全てを諦めた。
両親が家にいない為、朝食はほとんどとうやが作る。
「作るの面倒くせぇな。ま、一食くらい抜いても死には死ねぇよな。」
とうやは朝食を食べずに制服に着替え、学校に行く。
1時間目、2時間目と可も不可もなくとうやは授業を受ける。6時間目後期の委員会を決める事になった。
(寝てればいいか...zzz)
とうやは面倒だと考え、深い眠りに落ちていった。
何事もなく6時間目が終わり、帰りのホームルームも終わった。
「さてと、帰って寝るか...」
とうやが帰ろうとすると、後ろから女子の声。
「三宅、おい!三宅ってば!」
後ろを向くとそこには茶髪が短く、とうやと同じくらいの背丈の女子が立っていた。
「誰?そして何か用?」
とうやはさらっとひどい一言をかまし、その後返答した。
「だ..誰って....私よ私!荒川 凪沙!あんた6ヶ月も一緒のクラスでそんな事も覚えてないの?」
「あらか....わ.....なぎ..さ?うん、わかった。それでなんの用?」
わかったなんて言うのはまっぴらな嘘だ。
「何の用って...。まぁ寝てたから仕方ないか。三宅と私、後期の図書委員なのよ?で、これから委員会ごとの集まりがあるから、これから図書室に行くのよ。」
とうやにとってとても嫌な方向に日常が傾いた。
(いや、神様さ?ね?違くないかい?確かに日常の何か一つが変わればって前々から思ってたけどさ?やっぱなんか違うんじゃ無いのかな?)
そんな事を思っているとうやの手を引っ張り図書室に連れ込んでいく。
「何で俺が図書委員になんか....」
「何言ってんの?自分でやるって言ったんじゃん」
「は?俺が言うわけ無いだろ?お前どうかしてんのか?」
急に口調が激しくなるとうや。イライラを凪沙にぶつけた。
「あんたが自分で言ったんだよ。ね、ご、と、で!」
(最悪だ。最悪だよ神様。これは全部あんたの仕業か?なら俺は俺の中のあんたを殺して2度とあんたを信じねぇ)
「ったく。わかった、わかったよ。やりゃいんだろやりゃ」
図書室に入ると、とうやはすぐさま漫画を手に取り読み始めた。図書室の隅に自分の気配を消すかのように座り、委員会が終わった。もちろん人の話なんて聞いてい無い。
(夜7時まで続く委員会なんて聞いたこと無いぜ)
そう思い、ふてくされながら夜道を歩いていると、
「あんたがDr.三宅の子供だな?」
と、いかにもマフィアっぽい二人組に絡まれた。
「だったらなんだよ。」
「付いて来い。」
ただそれだけ言うと二人は歩き出した。どうせ家に誰もい無い。退屈しのぎに付いていくことにした。喧嘩になるならわざと2~3発受けて賠償金を取ろうと考えた。
しばらくするとパーキングエリアについた。黒いトラックの荷台に乗れと言われたとうやはドアを開け、中に乗ろうとすると、中には同年代と思われる少年少女が9人乗っていた。
すると、中の1人の少年が何かを諦めたような目をしてこちらを向くと、呟いた。
「君が...そうか、君が未来への10人目か。」
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