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2日め
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また、今日も頭が痛い。なんだろう、この痛さは。同じように、スマホの時計を見れば、朝の7時。俺は、ネットで【頭が痛い 続く】など検索してみると、季節的な片頭痛や、ストレスから来るもの、病気など出てきたが、この数ヶ月の激務を考えると、ストレスなのかも知れない。
また、病欠でお願いしたいと、会社のチャットに送った。
すると、チャイムが鳴った。『もう、なんだよ』私は、昨日と同じように、無造作に玄関のドアを開けると、また同じ女が立っていた。
「あの、お礼が…その何でもよいんで、お願いします!」
「いや、だから、お礼されるようなことしてないので。すみません、体調悪くて…」
ドアを閉めようとすると、その子は、ドアに手をかけて、
「あの、ほんとに、何でもしますので、お願いします!」
あまりの必死さと、朝方から、アパートの玄関で、騒がれてもと思い、
「まあ、じゃあ、とりあえず、入って」
俺は、ベットの端に座りながら、部屋に入ってきたその子へと視線を向けた。身長は150cmそこそこくらいか?昨日と全く同じ服を着ているような気がするが、まあ、10代?なんて、似たような服装なんだろうと、気にもかけなかった。ただ、Tシャツを押し上げる胸の膨らみは、小柄で華奢そうな体型からすれば、少し目立つくらいで、膝上丈の白いスカートからは、同じくらい白い足がすらっと伸びており、異性の目を引くタイプではあった。
「あの、ほんとうに、ありがとうございました」
「うん。まあ、わかんないけど、俺、何かした?」
「…はい」
「何を?」
「えっと、その…えっと…」
口籠る雰囲気から、言いにくそうなことらしいことはわかった。痴漢からでも助けたか?ただ、記憶にはないので、もしかしたら、たまたま、そういう状況になって、この子は、俺に助けられたと勘違いしたのかも知れない。それにしても、後をつけたのか、俺のアパートを知ってるとは、それはそれで、少し怖い気もする。
「で、お礼って何?」
「いや、その…ほんと、何でもします!」
もう数年彼女もいない俺は、そんな事を言われると、その子の見た目からも、少し卑猥な妄想をしてしまうが、そうだとしても、頭が痛いし、そんな元気も出そうにもない。
「とりあえず、昨日から何も食べてないんで、なんか買ってくるか作ってくれる?」
「はい!もちろんです!」
ベットに寄り掛かるようにして、カーペットの上に座り直せば、タバコに火をつけた。ヘビースモーカーという訳ではないが、この数ヶ月で、本数は増えた気もする。『これのせいか?』と頭痛のたねを思うが、まあ、そんなこともないだろう。
「できました。冷凍のご飯があったので、雑炊ですけど、良いですか?」
「あ、ありがと」
母親以外の女性に朝飯を作ってもらうなんて、何年ぶりだろうか?土日だけは、自炊していた俺の冷蔵庫から見つけた、白飯と卵だけのシンプルな雑炊だったが、エアコンの温度を低めに設定して、部屋で、下着姿で寝ている俺には、身体の芯まで温まるようだった。
「ん?あぁ、お礼は、これで良いよ。ありがとう。」
「あ、でも、まだ…全然足りないっていうか…」
「ほんと、大丈夫。とりあえず、飯食べたら寝るから。ほんと、ありがとうね?」
その子は、食べている俺を見下ろすようにしており、見上げるようにすると、スカートの中を覗き込むようにもなるので、何となく居心地が悪く、帰宅か、通学かわからないが、部屋をあとにするように案内した。
「でも、でも…」
「いいから、いいから」
割れるくらい痛い頭を支えながら、困惑しているその子の肩に手を触れて、回れ右をさせれば、背中を押すように玄関へと向かった。久しぶりにちゃんと触れる異性の身体。暖かく、そして柔らかい。無駄な肉があるほうではないが、それでも、女性らしい柔らかさを感じると、どこか、頭の痛みが取れるようでもあった。
そうして、何か言いたそうな、その子を送り出せば、また倒れ込むようにベットに横になったのだった。
また、病欠でお願いしたいと、会社のチャットに送った。
すると、チャイムが鳴った。『もう、なんだよ』私は、昨日と同じように、無造作に玄関のドアを開けると、また同じ女が立っていた。
「あの、お礼が…その何でもよいんで、お願いします!」
「いや、だから、お礼されるようなことしてないので。すみません、体調悪くて…」
ドアを閉めようとすると、その子は、ドアに手をかけて、
「あの、ほんとに、何でもしますので、お願いします!」
あまりの必死さと、朝方から、アパートの玄関で、騒がれてもと思い、
「まあ、じゃあ、とりあえず、入って」
俺は、ベットの端に座りながら、部屋に入ってきたその子へと視線を向けた。身長は150cmそこそこくらいか?昨日と全く同じ服を着ているような気がするが、まあ、10代?なんて、似たような服装なんだろうと、気にもかけなかった。ただ、Tシャツを押し上げる胸の膨らみは、小柄で華奢そうな体型からすれば、少し目立つくらいで、膝上丈の白いスカートからは、同じくらい白い足がすらっと伸びており、異性の目を引くタイプではあった。
「あの、ほんとうに、ありがとうございました」
「うん。まあ、わかんないけど、俺、何かした?」
「…はい」
「何を?」
「えっと、その…えっと…」
口籠る雰囲気から、言いにくそうなことらしいことはわかった。痴漢からでも助けたか?ただ、記憶にはないので、もしかしたら、たまたま、そういう状況になって、この子は、俺に助けられたと勘違いしたのかも知れない。それにしても、後をつけたのか、俺のアパートを知ってるとは、それはそれで、少し怖い気もする。
「で、お礼って何?」
「いや、その…ほんと、何でもします!」
もう数年彼女もいない俺は、そんな事を言われると、その子の見た目からも、少し卑猥な妄想をしてしまうが、そうだとしても、頭が痛いし、そんな元気も出そうにもない。
「とりあえず、昨日から何も食べてないんで、なんか買ってくるか作ってくれる?」
「はい!もちろんです!」
ベットに寄り掛かるようにして、カーペットの上に座り直せば、タバコに火をつけた。ヘビースモーカーという訳ではないが、この数ヶ月で、本数は増えた気もする。『これのせいか?』と頭痛のたねを思うが、まあ、そんなこともないだろう。
「できました。冷凍のご飯があったので、雑炊ですけど、良いですか?」
「あ、ありがと」
母親以外の女性に朝飯を作ってもらうなんて、何年ぶりだろうか?土日だけは、自炊していた俺の冷蔵庫から見つけた、白飯と卵だけのシンプルな雑炊だったが、エアコンの温度を低めに設定して、部屋で、下着姿で寝ている俺には、身体の芯まで温まるようだった。
「ん?あぁ、お礼は、これで良いよ。ありがとう。」
「あ、でも、まだ…全然足りないっていうか…」
「ほんと、大丈夫。とりあえず、飯食べたら寝るから。ほんと、ありがとうね?」
その子は、食べている俺を見下ろすようにしており、見上げるようにすると、スカートの中を覗き込むようにもなるので、何となく居心地が悪く、帰宅か、通学かわからないが、部屋をあとにするように案内した。
「でも、でも…」
「いいから、いいから」
割れるくらい痛い頭を支えながら、困惑しているその子の肩に手を触れて、回れ右をさせれば、背中を押すように玄関へと向かった。久しぶりにちゃんと触れる異性の身体。暖かく、そして柔らかい。無駄な肉があるほうではないが、それでも、女性らしい柔らかさを感じると、どこか、頭の痛みが取れるようでもあった。
そうして、何か言いたそうな、その子を送り出せば、また倒れ込むようにベットに横になったのだった。
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