婚活のサラリーマン

NAOTA

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私は理想の人生を夢描いていた

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私は理想の人生を夢描いていた。


優しい妻がいて、できるならば子供を授かり、両親にも孫の顔を見せてあげたい。

気がつけば、私は36才になり、彼女もいなかった。

婚活という言葉は知ってはいたが、特段動いたことも、調べたこともなかった。

まぁ、本音としては、婚活というものに抵抗があったし、いわゆるプライドのようなものもあったのも事実だが、何一つ秀でたものを持っていない自分に、なかなかそのようなチャンスが無い事も、今まで生きてきて、なんとなくわかってはいた。

男の36才というのは、世間ではまだ若いのかもしれないが、当の本人としては、一大事である。

ほぼ絶望の中、私は婚活というジャングルに、踏み入っていった
…。



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