6 / 144
ベッドでおやすみー
しおりを挟む
私は誰かに身体を揺すられて目を覚ます。誰だ私の安眠を妨害するのは。
「おい、嬢ちゃん起きろよ」
「うにゅ?」
目を覚ました私は寝ぼけ眼で周囲を見渡す。開いた門には門番二人、そして私を起こしている昨夜の親切な門番さん達。どうやら私はぐっすり眠ってしまっていたらしい。
よく眠れた事は喜ばしいのだが、今までは物音や魔物の声で目を覚ますことが多々あったのだ。そんな環境下で過ごしていたにも関わらず、昨夜は少し良くしてもらっただけで警戒を解いて爆睡してしまうなんて、実は私チョロいんじゃないのだろうか、と心配になってしまうが、昨夜は心身共に疲れていただけだということにしておこう。
「おはようございます門番さん。見張りありがとうございました」
おかげでぐっすり眠れたのでお礼は伝えておく。
「なぁに気にするな。それより俺達は交代の時間だけど嬢ちゃんの通行手続きは俺達がやる事になってるから、一緒に詰所に来てくれ」
「なんかスミマセン」
私の所為で勤務外労働をさせてしまったようなので、申し訳なく思い謝ってみたが、どうも自分達の勤務時間中に訪れた人は後で対応する決まりらしい。それを聞いて安心して詰所までついて行くと、詰所の中には机と椅子に奥に竃があるくらいだった。私がキョロキョロと見ていると、門番さんが紙を取り出した。
「嬢ちゃん字は書けるか?」
「書けないですし、読めないですね」
「そうなのか? 言葉遣いなんか丁寧だし読み書きはできるのかと思ったよ」
「私が居た村では読み書きする必要がなかったので」
「成る程、田舎だって言ってたもんな。まだそういう所もあるんだな」
私は自分が居た村の事も碌に知りはしないのだが、読み書きができないのは珍しいようだ。これは文字の勉強をしなければいけない。閉じ込められていた期間が恨めしい。
「それじゃあ、嬢ちゃんの名前とここに来た理由は?」
質問に答えつつ私も門番さんに話を聞いていく。此処はアルクーレという街らしい。知らずにやって来たのかと呆れられたが、情報源がどこにもなかったので仕方がない。それと年齢のことを突っ込まれた、私は12歳くらいだと主張したのだが、どうも私は小柄らしく精々が10歳だと言われた。村での食事事情がここで影響してくるとは!
なので私は今、門番さん達に連れられて冒険者ギルドへと向かっている。何故、冒険者ギルドなのかと言うと、冒険者登録をする時に登録者の名前と年齢が表記されるらしい。これは特殊な道具を使って行われるため誤魔化すことができないらしく、私みたいな身元が怪しい人物の情報を引き出すのに使ったりするようだ。
冒険者ギルドでなくても、商業ギルドや市民権の発行でもできるのだが、商業ギルドは市民権が発行されてから三年経っていないと駄目で、市民権の方は発行出来るが親元から離れた子供を雇ってくれる所はないと説明を受けたので、冒険者を選んでみた。
冒険者ギルドへとやって来ると、門番二人に挟まれた女の子という組み合わせで目立っているようだった。
(ああぁ……テンプレが起こりませんように……あぁ……でも何か起こって欲しいような……)
私も異世界ものの小説などは読んでいたので、冒険者ギルドで絡まれるイベントが起こるのでは、と絡まれたいような絡まれたくないような複雑な気持ちだった。
そのまま受付に行くと門番さんが受付嬢さんに話しかける。
「エレナちゃん、この子を冒険者登録して欲しいんだけど」
「ガイズさん、いらっしゃい。この子ですか? 随分と幼いですけど……」
やはり私は幼く見えるらしい、数年後に期待しよう。それとご飯をくれた門番さんはガイズさんって名前なのか、と心の中にメモしておく。ガイズさんは受付嬢のエレナさんに私の事を説明してくれて、登録の準備が進められる。
「じゃあ、シラハちゃん。この魔道具の上に手を乗せてもらえる?」
「はい」
エレナさんは受付のカウンターに水晶玉を用意する、どうもその水晶玉が魔道具のようだ。私は魔道具へと手を伸ばすが背伸びをしても魔道具の上には手が届かない。苦戦している私を見兼ねてか、もう一人の門番さんが私を両脇から手を入れて持ち上げてくれた。
「ナッシュさん優しいですね。シラハちゃんもう良いですよ」
私を持ち上げてくれたのはナッシュさんというらしい、メモメモ。魔道具に手を乗せると光を放ち、光が収まるとそこからカードが出てきた。それをエレナさんが取り、ガイズさんとナッシュさんが覗いて驚いた顔をしながら、私とカードを見比べている。
「ほんとに12歳だったのか」
「だから言ったじゃないですか」
どうやら私の年齢は12歳で合っていたようだ。正確に把握していた訳ではないので内心ホッとしている。
「それじゃ、あとは通行料を払ってもらえれば、街に入っても問題ないってことだな」
ガイズさんが良かったなと言いながら私の頭を撫でくりまわしてくるので、髪の毛がボサボサだ。通行料を手渡すと、これで門番である二人の仕事は終わりになるので、ここでお別れになる。
「お二人とも昨夜から色々とありがとうございました」
「おぅ、いいってことよ」
「頑張ってな」
本当になんでもないように言いながら二人は冒険者ギルドから出て行った。二人にとっては当たり前の事なのだろうが、私はそれで救われたのだ、感謝しかない。ありがたやー
「それでは冒険者ギルドについて説明しますね」
「はい。お願いします」
エレナさんが説明を始めてくれる。まずは冒険者ランクについてで、ランクはGから始まりF、E、D、C、B、A、Sとなるらしい。そして依頼はソロの場合は自分のランクと同じランクのものしか受けられない。パーティーを組んだ場合は同ランクの冒険者が四人以上いれば、一つ上のランクの依頼を受けられるようになるらしい。冒険者の実績と依頼によっては受理されない場合もあるみたいだけど。
そうでもしないと一攫千金を狙って無理な依頼を受けた冒険者が帰って来なくなるらしい。過去にそんなこともあったから今の制度があるんだとか。残りの説明は冒険者同士で争ってもギルドは関わらない、依頼が達成できなかった場合は違約金が発生するとか二階に書庫があるとか、そんな話だった。
一通りの説明を受け、私はエレナさんに、この街で安心して泊まれそうな宿の場所を聞き、冒険者ギルドをあとにした。
エレナさんに教えてもらった宿、日向亭に辿り着き私はその中へと入って行く。宿に入ると私と同じくらいの背丈の女の子が出迎えてくれる。
「いらっしゃい! 食事ですか?」
「あ、食事もですけど。今日の宿もお願いします」
「はい! 一泊3000コールで、食事は一食500コールになります」
「とりあえず一泊で、お腹減ってるので今ご飯貰って良いですか?」
「はーい! お母さーん、注文入ったよー」
女の子は元気な声で注文を奥の厨房へと届けている。あの歳で親の仕事の手伝いとか偉いなぁ、と感心する。私は女の子にお代を払い、渡された鍵を持って部屋へと行くと荷物を置いて食事を摂りにいった。
お腹一杯になった私は再度、冒険者ギルドにやって来ると、二階にあるという書庫に行き、そこに居る係の人に薬草や魔物の情報が載っている本を教えてもらい、ついでに読んでももらった。凄く仕事の邪魔をしている自覚はあるが、字が読めないのでは依頼を受けるための依頼票を取るにしても内容が読めなくて困るのだ。
幸い本を読んでくれている人は、おっとりとしたおばあちゃんでニコニコしながら教えてくれる。なんでも最近お孫さんが結婚してしまった為、あまり会えていないらしく私と話していると懐かしい気待ちになるそうだ。若干気恥ずかしくはあるが、私も楽しかった。
日が暮れるまで本を読み、今晩の宿である日向亭へと戻ると愛想のいい笑顔の女性が私を出迎える。
「いらっしゃい! 宿泊かい? ってお嬢ちゃんが一人で泊まるって事はないか! ご飯でも食べていくのかい?」
「ご飯は頂きます。あと今日の宿はもうとってありますよ」
「そうなのかい?」
宿屋の女将さんだろうか。私の顔を見て少し難しい顔をする。顔を見られて反応されると嫌でも忌み子判定された時の事を思い出すから、ドキリとして困る。
「一応、確認の為に聞くけど家出じゃないんだよね?」
「違います」
「なら、なんでお嬢ちゃんみたいな子が一人で宿泊を?」
「帰る場所がないからです。ちなみにこれでも12歳です」
帰る場所がないと答えたら女将さんは表情を曇らせた。誤魔化しても良かったのだが、変に詮索されるよりは聞き辛くした方があとが楽だと思ったので、そのまま口にした。
「そうかい、そいつはすまなかったね。お詫びに夕食はタダで良いよ。ゆっくり食べとくれ」
「ありがとうございます」
女将さんは私の年齢についてはスルーして、お詫びとして夕食をご馳走してくれた。食べてる途中で女の子がやってきて、頭を撫でていった。たぶん女将さんから話を聞いたのだろうが、子供に子供扱いされたことに釈然としない。
部屋へと戻ると少し固めではあるが、私にとっては前世ぶりのベッドでゆったりと眠ることができたのだった。
//////////////////////////////////////////////////////
後書き
門番s「そのナリで12歳とかないわー」
シラハ「しょ食料事情が悪かっただけだもん!」
受付嬢「背伸びしたいお年頃なんですね(生温かい視線)」
シラハ「数年後にはボンッキュッボンッのナイスバデーになるもん!」
三人「ないない……」
シラハ「酷い!」
「おい、嬢ちゃん起きろよ」
「うにゅ?」
目を覚ました私は寝ぼけ眼で周囲を見渡す。開いた門には門番二人、そして私を起こしている昨夜の親切な門番さん達。どうやら私はぐっすり眠ってしまっていたらしい。
よく眠れた事は喜ばしいのだが、今までは物音や魔物の声で目を覚ますことが多々あったのだ。そんな環境下で過ごしていたにも関わらず、昨夜は少し良くしてもらっただけで警戒を解いて爆睡してしまうなんて、実は私チョロいんじゃないのだろうか、と心配になってしまうが、昨夜は心身共に疲れていただけだということにしておこう。
「おはようございます門番さん。見張りありがとうございました」
おかげでぐっすり眠れたのでお礼は伝えておく。
「なぁに気にするな。それより俺達は交代の時間だけど嬢ちゃんの通行手続きは俺達がやる事になってるから、一緒に詰所に来てくれ」
「なんかスミマセン」
私の所為で勤務外労働をさせてしまったようなので、申し訳なく思い謝ってみたが、どうも自分達の勤務時間中に訪れた人は後で対応する決まりらしい。それを聞いて安心して詰所までついて行くと、詰所の中には机と椅子に奥に竃があるくらいだった。私がキョロキョロと見ていると、門番さんが紙を取り出した。
「嬢ちゃん字は書けるか?」
「書けないですし、読めないですね」
「そうなのか? 言葉遣いなんか丁寧だし読み書きはできるのかと思ったよ」
「私が居た村では読み書きする必要がなかったので」
「成る程、田舎だって言ってたもんな。まだそういう所もあるんだな」
私は自分が居た村の事も碌に知りはしないのだが、読み書きができないのは珍しいようだ。これは文字の勉強をしなければいけない。閉じ込められていた期間が恨めしい。
「それじゃあ、嬢ちゃんの名前とここに来た理由は?」
質問に答えつつ私も門番さんに話を聞いていく。此処はアルクーレという街らしい。知らずにやって来たのかと呆れられたが、情報源がどこにもなかったので仕方がない。それと年齢のことを突っ込まれた、私は12歳くらいだと主張したのだが、どうも私は小柄らしく精々が10歳だと言われた。村での食事事情がここで影響してくるとは!
なので私は今、門番さん達に連れられて冒険者ギルドへと向かっている。何故、冒険者ギルドなのかと言うと、冒険者登録をする時に登録者の名前と年齢が表記されるらしい。これは特殊な道具を使って行われるため誤魔化すことができないらしく、私みたいな身元が怪しい人物の情報を引き出すのに使ったりするようだ。
冒険者ギルドでなくても、商業ギルドや市民権の発行でもできるのだが、商業ギルドは市民権が発行されてから三年経っていないと駄目で、市民権の方は発行出来るが親元から離れた子供を雇ってくれる所はないと説明を受けたので、冒険者を選んでみた。
冒険者ギルドへとやって来ると、門番二人に挟まれた女の子という組み合わせで目立っているようだった。
(ああぁ……テンプレが起こりませんように……あぁ……でも何か起こって欲しいような……)
私も異世界ものの小説などは読んでいたので、冒険者ギルドで絡まれるイベントが起こるのでは、と絡まれたいような絡まれたくないような複雑な気持ちだった。
そのまま受付に行くと門番さんが受付嬢さんに話しかける。
「エレナちゃん、この子を冒険者登録して欲しいんだけど」
「ガイズさん、いらっしゃい。この子ですか? 随分と幼いですけど……」
やはり私は幼く見えるらしい、数年後に期待しよう。それとご飯をくれた門番さんはガイズさんって名前なのか、と心の中にメモしておく。ガイズさんは受付嬢のエレナさんに私の事を説明してくれて、登録の準備が進められる。
「じゃあ、シラハちゃん。この魔道具の上に手を乗せてもらえる?」
「はい」
エレナさんは受付のカウンターに水晶玉を用意する、どうもその水晶玉が魔道具のようだ。私は魔道具へと手を伸ばすが背伸びをしても魔道具の上には手が届かない。苦戦している私を見兼ねてか、もう一人の門番さんが私を両脇から手を入れて持ち上げてくれた。
「ナッシュさん優しいですね。シラハちゃんもう良いですよ」
私を持ち上げてくれたのはナッシュさんというらしい、メモメモ。魔道具に手を乗せると光を放ち、光が収まるとそこからカードが出てきた。それをエレナさんが取り、ガイズさんとナッシュさんが覗いて驚いた顔をしながら、私とカードを見比べている。
「ほんとに12歳だったのか」
「だから言ったじゃないですか」
どうやら私の年齢は12歳で合っていたようだ。正確に把握していた訳ではないので内心ホッとしている。
「それじゃ、あとは通行料を払ってもらえれば、街に入っても問題ないってことだな」
ガイズさんが良かったなと言いながら私の頭を撫でくりまわしてくるので、髪の毛がボサボサだ。通行料を手渡すと、これで門番である二人の仕事は終わりになるので、ここでお別れになる。
「お二人とも昨夜から色々とありがとうございました」
「おぅ、いいってことよ」
「頑張ってな」
本当になんでもないように言いながら二人は冒険者ギルドから出て行った。二人にとっては当たり前の事なのだろうが、私はそれで救われたのだ、感謝しかない。ありがたやー
「それでは冒険者ギルドについて説明しますね」
「はい。お願いします」
エレナさんが説明を始めてくれる。まずは冒険者ランクについてで、ランクはGから始まりF、E、D、C、B、A、Sとなるらしい。そして依頼はソロの場合は自分のランクと同じランクのものしか受けられない。パーティーを組んだ場合は同ランクの冒険者が四人以上いれば、一つ上のランクの依頼を受けられるようになるらしい。冒険者の実績と依頼によっては受理されない場合もあるみたいだけど。
そうでもしないと一攫千金を狙って無理な依頼を受けた冒険者が帰って来なくなるらしい。過去にそんなこともあったから今の制度があるんだとか。残りの説明は冒険者同士で争ってもギルドは関わらない、依頼が達成できなかった場合は違約金が発生するとか二階に書庫があるとか、そんな話だった。
一通りの説明を受け、私はエレナさんに、この街で安心して泊まれそうな宿の場所を聞き、冒険者ギルドをあとにした。
エレナさんに教えてもらった宿、日向亭に辿り着き私はその中へと入って行く。宿に入ると私と同じくらいの背丈の女の子が出迎えてくれる。
「いらっしゃい! 食事ですか?」
「あ、食事もですけど。今日の宿もお願いします」
「はい! 一泊3000コールで、食事は一食500コールになります」
「とりあえず一泊で、お腹減ってるので今ご飯貰って良いですか?」
「はーい! お母さーん、注文入ったよー」
女の子は元気な声で注文を奥の厨房へと届けている。あの歳で親の仕事の手伝いとか偉いなぁ、と感心する。私は女の子にお代を払い、渡された鍵を持って部屋へと行くと荷物を置いて食事を摂りにいった。
お腹一杯になった私は再度、冒険者ギルドにやって来ると、二階にあるという書庫に行き、そこに居る係の人に薬草や魔物の情報が載っている本を教えてもらい、ついでに読んでももらった。凄く仕事の邪魔をしている自覚はあるが、字が読めないのでは依頼を受けるための依頼票を取るにしても内容が読めなくて困るのだ。
幸い本を読んでくれている人は、おっとりとしたおばあちゃんでニコニコしながら教えてくれる。なんでも最近お孫さんが結婚してしまった為、あまり会えていないらしく私と話していると懐かしい気待ちになるそうだ。若干気恥ずかしくはあるが、私も楽しかった。
日が暮れるまで本を読み、今晩の宿である日向亭へと戻ると愛想のいい笑顔の女性が私を出迎える。
「いらっしゃい! 宿泊かい? ってお嬢ちゃんが一人で泊まるって事はないか! ご飯でも食べていくのかい?」
「ご飯は頂きます。あと今日の宿はもうとってありますよ」
「そうなのかい?」
宿屋の女将さんだろうか。私の顔を見て少し難しい顔をする。顔を見られて反応されると嫌でも忌み子判定された時の事を思い出すから、ドキリとして困る。
「一応、確認の為に聞くけど家出じゃないんだよね?」
「違います」
「なら、なんでお嬢ちゃんみたいな子が一人で宿泊を?」
「帰る場所がないからです。ちなみにこれでも12歳です」
帰る場所がないと答えたら女将さんは表情を曇らせた。誤魔化しても良かったのだが、変に詮索されるよりは聞き辛くした方があとが楽だと思ったので、そのまま口にした。
「そうかい、そいつはすまなかったね。お詫びに夕食はタダで良いよ。ゆっくり食べとくれ」
「ありがとうございます」
女将さんは私の年齢についてはスルーして、お詫びとして夕食をご馳走してくれた。食べてる途中で女の子がやってきて、頭を撫でていった。たぶん女将さんから話を聞いたのだろうが、子供に子供扱いされたことに釈然としない。
部屋へと戻ると少し固めではあるが、私にとっては前世ぶりのベッドでゆったりと眠ることができたのだった。
//////////////////////////////////////////////////////
後書き
門番s「そのナリで12歳とかないわー」
シラハ「しょ食料事情が悪かっただけだもん!」
受付嬢「背伸びしたいお年頃なんですね(生温かい視線)」
シラハ「数年後にはボンッキュッボンッのナイスバデーになるもん!」
三人「ないない……」
シラハ「酷い!」
192
あなたにおすすめの小説
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
悪役令嬢の慟哭
浜柔
ファンタジー
前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。
だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。
※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。
※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。
「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。
「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。
コンバット
サクラ近衛将監
ファンタジー
藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。
ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。
忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。
担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。
その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。
その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。
かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。
この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。
しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。
この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。
一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる